先日、引き渡しを終えた新築アパート(以下、たけアパ)は、不動産会社と管理委託契約を交わしています。
僕が管理会社に対して最も求めるものは、ズバリ『客付け力』です。
当然、たけアパの管理会社(以下、A社)は客付け力に優れていて、だからこそ管理委託しているわけですが、たけアパが満室になる過程で「さすがA社!」と思わされたエピソードがありました。
ぜひ、ご覧ください。
できる営業マンには提案力がある
ちょっとだけ脱線しますが、できる営業マンには提案力があります。
お客様の欲しいものをそのまま売るのではなく、入念なヒアリングを行った上で「こちらの商品の方がよりお役に立てますよ」と提案し、最適なものを売る力があるのです。
以前、大手中古車センターの人から聞いた話をご紹介します。
「うちのダントツのトップセールスは、お客様が欲しいと思っていた車種と違う車種を売るのが抜群に上手いんですよ。ヒアリングしてお客様のニーズを深掘りし、最適な車種を提案しているんです。」
…このように、できる営業マンには、お客様に気付きを与え決断を促す力があるのです。
3LDK希望のお客様
ここで、たけアパの客付けで「さすがA社!」と思わされたエピソードに戻ります。
当初、3LDKを探しているお客様がいました。
そのお客様は、僕が前々回のコラムで紹介した、たけアパのライバルとなる大手アパートメーカーの新築3LDK目当てで来店予約していたそうです。
※参考:『大手アパートメーカーとの戦い』(前々回のコラム)
この新築3LDKですが、広さは約62㎡と、3LDKとしてはそんなに広くはありません。しかしながら、オール電化という強みがあり、見た目もかなりオシャレです。
お客様の目当ての、この新築3LDK押しで営業すれば、恐らくこのまま決まったでしょう。
しかし、ここからです。管理会社営業担当の、たけアパ提案が炸裂するのは…。
たけアパ2LDKを提案
このときの営業担当は、女性(以下、女性営業)でした。
すかさず、たけアパ2LDKの間取りを大手メーカー3LDKの間取りの隣に並べ、「こちらの部屋は2LDKですが、ほとんど同じ広さなんですよ」と切り出したそうです。
ちなみに、このたけアパ2LDKですが、前回のコラムで紹介した2号タイプになります。コラムでは約60㎡と、かなりざっくり紹介していましたが、実際には約62㎡あります。
※参考:『これが僕の新築アパートだ!』(前回のコラム)
だから、大手メーカー3LDKと、広さはほとんど互角なんです。同じ広さであれば、各居室の広さや収納スペースなどは、たけアパ2LDKの方がゆとりがあることは、容易に想像できると思います。
このあたり、女性営業がカウンターでバリバリ提案し内見に繋げたことを、管理会社店長が教えてくれたのです。
プレゼント
この日は、日曜日でした。僕は休日で電話に出やすい状態だったこともあり、女性営業がたけアパを提案し内見に行っていることは、逐一連絡を受けていたため把握していました。
しかしながら、3LDK希望のお客様だということも把握していたため、「決まらないんじゃないかなぁ…」なんて思っていました。
…が、結果はお分かりですよね。そうです、入居申し込みしていただけたのですよ!
しかもこの日は、ただの日曜日ではありません。
12月25日(日)…何と、クリスマスだったのです!
管理会社という名のサンタさんが、入居申し込みという名のクリスマスプレゼントを僕に届けてくれたのです。
ちなみに、この入居申し込みは、たけアパ全6部屋中2部屋目の申し込みでした。
だから、この時点ではまだ4部屋残っていたのですが、これらは全て年明けにバッタバッタと決まっていくことになります。
当然、全ての部屋がA社の自社客付けによるものです。
僕は新年早々、A社の底力に酔いしれたのでした。
そして、お酒にも。笑
あとは皆さま、このエピソードの入居者さんが…
「やっぱ3LDKの方が良かった…引っ越そう!」
…とならないことを祈っていてください。笑
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