北国の大家です。

いつもコラムをお読み頂き、ありがとうございます。

皆様から頂いた「コメント」「いいね」が執筆の励みになっています。

本当にありがとうございます!

 

<月島流で土手を作ってみました>

もんじゃ焼きは、楽待村に住む天才不動産ルポライターから頂いたお土産がきっかけでした。

 

脱サラを志す方にエールを贈るコラムです!

全2話でお送りしています。

構成はこんな感じです。

<第1話>

1.雇用形態

2.ジョブ型

3.メンバーシップ型

4.50代で給与カット

5.50代以降の「4つの崖」

6.中締め

<第2話>

7.人間は保守的な動物

8.サンクコスト

9.仕事が苦しみなら人生は地獄

10.最後に背中を一押し

11.まとめ

前回は序章として、私の価値観などを綴ってみました。

前回からシリーズとしてお読み頂けると幸いです。

では第2話、早速参ります。

7.人間は保守的な動物

脱サラとは人生で最も大きなイベントの一つです。

簡単に出来るものではありません。

人間は保守的で変化を好まないという性質も影響しています。

これに関しては以前のコラムで書きました。

興味がある方はお読み頂ければと思います。

【実践大家コラム】「チャンスを掴む本質とは!?~桃太郎理論とコンフォートゾーン~」

言語化するのに2年以上掛かりました(汗)

このコラムを要約すると、人間にはコンフォートゾーンという居心地の良い領域がある。これは安心/安全で予測可能な領域と言い換える事もできる。

心理学的には、心理的ホメオスタシス(恒常性)が影響していると考えられている。

コンフォートゾーンから脱出するには、次の4つの方法がある。

①目標を達成した将来のイメージを持つ

②スモールステップにする(いきなり大きくは無理)

③人を頼る

④逃げ道をふさぐ

私の場合で解説します。

①目標を達成した将来のイメージを持つ

このためにイメトレを活用しました。「できる」と思う事で、自然と目標達成に良い影響のある学習を選び・行動をするようになりました。

【実践大家コラム】不動産投資 ~私達の勉強法(3/3回目 その2:最終回)~

不動産投資にも、想像力が必要かもしれません!

②スモールステップにする(いきなり大きくは無理)

スモールステップの必達は、まずは2棟買うと決めて、潜在意識を書き換えました。

【実践大家コラム】鬼に会えば鬼を斬り、仏に会えば仏を斬る① ~期限は5ヶ月間~

心理学サークルで語った決意とは・・・

③人を頼る

妻、アドラー心理学研究会、自宅併設RCの管理担当者(宅建士)を頼りました。

【実践大家コラム】FIRE奮闘記 ~5.打つべし!打つべし!~

救世主現わる

逃げ道をふさぐ

アパートを買う前に脱サラしてしまいました・・。

ここだけはマネしてはいけません(汗)!

 

その他、コラムが重複しますが、ここでも期限を切る事で逃げ道をふさいでいました。

【実践大家コラム】鬼に会えば鬼を斬り、仏に会えば仏を斬る① ~期限は5ヶ月間~

心理学サークルで語った決意とは・・・

私はこんな感じで、コンフォートゾーンから脱出しました!

8.サンクコスト

サンクコストとは埋没費用の事です。

サンクコスト効果とは、投じたコストに意識が向き合理的な判断ができない心理効果です。

「せっかくだから」「もったいないから」といった理由で物事を決める事はないでしょうか?これがサンクコスト効果です。

早い話が「もったいない」という心理的バイアスです。

正社員のサラリーマンが既得権者とすると、これを手放すなんてもったいない!といった感じです。

私で言えば、こんな感じで大企業の管理職の身分を捨てる事でした。

・大企業の管理職という「ポジション」「高い基本給」を捨てる

 → 転職で半分以下、脱サラで保証されるものはゼロ。

・割増退職金「9か月待つと2倍」だが、早く起業した方が良い

 → それが数千万円でも、27年間で積み上げたものは捨てる。第二の人生はイチから積み上げるから(と決意した)。

【実践大家コラム】屈折した心理状態からのスタート ~有言実行~

ときには、手放すことで強くなれる

捨てる事で流れ込むものもあるのです。

私達の場合は、青天の霹靂の協力金、売却、税効果など、わずか1年半で捨てた額の2倍以上が流れ込んできました(結果論です)。

神を感じずにはいられない時期でした。

社会に対する感謝が足りないと感じて、恩返しのために楽待相談室で回答を始めた時期でもあります。

コラムニストのkazuさんには「現代のわらしべ長者」と言われました。

今でもサラリーマンに説明する時は、この言葉で締めるようにしています(この言葉でしか伝わらない)。

9.仕事が苦しみなら人生は地獄

色々言いましたが、人生は楽しい事探しです。

仕事と環境が楽しめればグッジョブです!

会社などの組織でよく言われるのが、2:6:2の法則です

どんな人を集めても、2割は優秀、6割は普通、2割はヤバイ感じになります。

この時、2割のヤバイ人を切って替わりに優秀な人を入れると、4割は優秀、6割が普通となるかといえば、なりません(汗)。

新たなヤバイ2割が誕生して、2割は優秀、6割は普通、2割はヤバイ感じに落ち着きます。

つまり、どんな組織でもモチベーションや評価などの歪みで、2:6:2の比率となります。

6割の普通にも濃淡がありますから、どんな組織でも嫌々仕事をしている人は一定数いると言えるのです。

ロシアの作家ゴーリキーの言葉にこんなのがあります。

仕事が楽しみならば人生は極楽だ。苦しみならばそれは地獄だ

私はゴーリキーが言う仕事を、環境を含めた仕事だと考えました。

仕事は勤務地(単身赴任か否かなど)と仕事そのものが、楽しめなければ地獄という事になります。

サラリーマンとしての既得権(ポジション、報酬)だけを見れば、失うのはバカかと思うほどに、大きな損失に見えます。

最近私に相談される方は、環境としての勤務地を含めて、仕事が楽しめないという方も多いのです。

そんな相談者に私は、脱サラを応援する言葉を並べます。

北国の大家への相談ですから、もちろん手段は不動産投資です。

10.最後に背中を一押し(価値観)

ここで知らず知らずに私達に染みついている価値観を確認します。

前回のコラムから抜粋します。

―――――

社会の空気(価値観)です。

一般的にはこんな感じの人生を目指すようになっている自分がいませんでしたか?

人生行路の成功者とは、いい大学に入って、いい会社に入って管理職(部長)を目指す。

生活基盤が出来たら、結婚して子供を作る。

定年後は子供も巣立ち夫婦二人になるので、贅沢しなければ年金で老後も安心。

―――――

この社会が作り上げた幻想にも似た空気、実は色々な意見があると思うのです。

 ・そもそも間違っている(共感しない)

 ・昭和の高度成長期モデルではマッチしたが現代ではアンマッチ

 ・単に裸の王様なんじゃないの?

最近はYoutubeで、今まで言葉に出せなかった・出すとヤバかった事を平気で言うインフルエンサーの人気が高いですよね。

裸の王様にズケズケ言う系だと、私はYoutubeのひろ○き、成田○介を思い浮かべます。

最後の価値観は、インフルエンサーでも空気でもなく、自分で定義します。

私は逆転の発想で、自身の価値観を再定義しました。

私のキャッチ「鬼から仏」を目指しました。

具体例で見て行きます。

①人は利用するもの(鬼)→ 人は感謝するもの(仏)

現代は競争を勝ち抜いて、自分一人で幸せになろうとする。しかし実際は自分一人で幸せになる事は出来ない。

周囲が幸せになって初めて、自分も幸せになることが出来る。

②自分の成功(出世)が家族を幸せにする → 家族の幸せが自分の成功

最初は後者の目標があり手段として自身の成功を目指した。

それがどこかで手段としての成功が自己目的化して、自分が成功を目指すようになった。

③私は(大きな仕事をするなどして)社会を支えている → 私は社会に支えられている。

私のようにフル・アウトソーシングでアパート経営をすればすぐに分かる事です。

特に楽してアパート経営をしている人は、社会に支えられている。

もっと言うと投資家に出来る事は少なく運営は他人任せでいける。

自分は投資家と経営者の最終判断だけで良く、その他の経営課題は圧倒的に少ない。

実業系と比べると簡単に過ぎるようにも感じ、私のパイセンの「不動産投資なんて運転免許を取るよりカンタン」を思い出します。

パイセンがこんな呑気なことを言っていられるのも、社会が支えて下さっているからだと強く感じます。

私達を支えて下さる社会へ、感謝せずにはいられません。

11.まとめ

まとめると、脱サラを目指す方へ贈るエールとしてはこんな感じです。

変わる勇気:コンフォートゾーンから脱出する(ゆでがえるにならない)

捨てる勇気:サンクコストのバイアスを外す(捨てるから流れ込む物もある)

重視する環境:仕事の環境も大切にしよう(環境が一番重要)

価値感の再定義:世間の空気は裸の王様(時代はとっくに変わっている)

長々と書きましたが、脱サラが良いなと感じたら、追求して欲しい点です!

環境を変えるには、勉強などの準備も必要です。

ドイツ初代宰相のビスマルクは

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

と言いました。勉強の重要さを説いています。

楽待実践大家コラムで自分のステージやエリアに近い方を5人程度選んで、それぞれ1年間のアーカイブを読んでみましょう!

貴方には、きっと今までと違った世界が広がっているはずです。

そして質問できるようになったら、楽待相談室で個別の疑問点について質問してみましょう。

しげお@さん、kazuさん、melmさん、虫さん、おやじぃさん他、多くの先輩大家さんや士業の方が回答して下さることでしょう。

実は無料で楽待遊びをするだけで勉強ができる!そんな環境に簡単にアクセスできる。

つまり楽待実践大家コラム楽待相談室で勉強して成功する。

これもグレーな不動産の世界で騙されず、成功する一つの近道だというのが私の感想です。

私の周囲では、そういう方が数か月単位で現れそうです。

楽しみにしています!

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

今回のコラムは如何だったでしょうか?

私達夫婦はコラムを通じて初心者の方に、不動産投資に取り組む際の「情報」と「勇気」を届ける事をテーマとしています。

我々の実践行動が、少しでも皆様のお役に立つ事を願っています。

―以上です―