不動産価格が動く気配がないでしょうか?

最近ちょっと感じているのですがどうでしょう
私の身の回りで感じている変化で言いますと

(23区)
・検討に値する物件の情報数が増加している
・販売価格こそ変わっていないが、高値でチャレンジしている物件の成約期間が長くなっている気がする(要はなかなか売れない)
・統計では価格昨対比がやや下がっている(特に区分は顕著)

という所を確認しております
また、地方都市で投資されている友人(築浅6-7%位のエリアです)の話では、

・販売スタート額こそ変わっていないが、交渉価格を含めて、やや価格目線が軟化している
・利回りが低下し続けてきたが、ここにきて、低下に落ち着きを感じる。恐らく、これ以上の利回り低下は銀行融資との兼ね合いで、自己資金の割合的に厳しい水準になってきているのが、自分も含めた事情だと考えている。銀行からそういう意見は聞く

という話を聞きました(まぁ地方都市って言っても広いので場所によって違うと思いますが)

■業者さんのコメント

開発・販売をされている業者さんの話を聞くには、

・売出価格自体を下げられる状況にはないので、現状新規売出価格を動かせる余地がない

という話、
仲介会社に聞いた話では

・築浅利回りが低すぎるので、築年数がある物件でも35年とれる範囲であれば、そちらを物色して足元のCFを確保する動きを感じており、結果、中古物件の価格が強くなる雰囲気を感じている(引き合いが強い)

とのこと
賃貸市況で言えば、まだ統計はありませんが、どの業者さんに聞いても、(23区の)今年の繁忙期は2021年・2022年と比較にならないほど快調で、コロナ前に戻った、というほどではないにせよ、かなりの復調感を実感として感じている、というようです

■少し慎重になるべきタイミングか??

・新築売出価格は下がらない
・利回りは低すぎると投資家の自己資金がきつい

今の状態で価格の落としどころが見つかっていくとすると、やはり賃貸市況の復活です

賃貸については、私の感覚としては、(23区の話)コロナ渦に入ってから賃貸増額トレンドが停止して今日にいたるわけですが、今年は反響があがっても賃料は余り上昇せず、来年以降が本番かなとは思っています

コロナ渦においては、賃貸が弱く賃料上昇がしない中で、価格のみが上昇した結果、利回りが低下しました。不動産価格は外需要因(外国人投資家)もありますが、本質的には「収益性に応じて資産価格が上がるべきフェーズ」だと思っているので、賃貸の強さの動向が全体を左右すると考えています

いずれとしても、
いたずらに価格上昇を許容するフェーズではなくなってきている実感があります
※もちろん一口に言えないので場所によるとは断っておきますが。。。

のと、

何となく今年は良い買い物が出来そうな予感がしています…