こんにちは。でこひろしです。

 

今回は、前回コラムから引続き「北海道」で購入した物件のお話しの続きです。

 

こちらの物件、入居が3割ほどなのでまずは入居を付けなければならない。

 早期満室の工夫として、やることは大体決まっている。

 「ホームステージング」

 「ウェルカムバスケット」

 「家具・家電の設置」

 「スリッパ」

 「照明器具」

 「募集チラシ」

 「賃貸仲介の不動産会社への営業」

まずはこれらを愚直にこなしていく。

 

ホームステージングの材料購入で愛用してる「IKEA」が北海道には無かったので、代わりに近くにあった「ニトリ」で購入することに。

現地でレンタカーを調達し、ホームステージングで必要なものや照明器具などを「ニトリ」で、ウェルカムバスケットの品物やスリッパといった各種小物を「100均ショップ」で購入。

家具・家電の設置や募集チラシの作成は管理会社にお願いした。

 

あとは、自分の物件を周辺の不動産業者に知ってもらうための営業活動だが、なんと、物件の管理をお願いした不動産会社の担当者が「一緒に回りましょう!」と言ってくれたのだ。

 

不動産会社の営業回り、大抵は自分一人で行なっている。

意外と真剣に聞いてもらえるケースもあるが、相手によっては「けんもほろろ」な事も多い。それが、今回のように現地の担当者が一緒にいてくれると訪問先の反応が異なってくる。

田舎だからかもしれないが、同行してくれた担当者は、それぞれの不動産会社とも面識があり、どの会社が強くて、どの人に営業力があって、あの人は知り合いで、といった情報を持っており、また相手からも知れられており、自分一人で回る時とは対応が明らかに異なり驚いた。

結果として、非常に心強い営業活動が出来たように思う。

可能であれば是非、管理会社の担当者と一緒に営業訪問することを皆様にもおススメしたい!

 

だがしかし・・そんな努力も空しく、その後1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月・・・なんと、5ヵ月が経過するも、全く入居が付かない・・。

 「おかしい・・・」

更に、広告費などのインセンティブでの工夫をするも効果が表れない。

 「うーん・・」

ある程度は覚悟していたが、やはりこの物件は強敵だった。

こうなると、あとは学生入居の繁忙期に期待するしかない。

秋からは推薦入試が始まり、その後は繁忙期に入るとのことだった。

 

入居付け以外では、プロパンガスに関しても想定通りいかずに戸惑った。

 

兼ねてより関東圏でお世話になっているプロパンガス会社の担当者に、

 「今回、北海道で物件購入を予定しているんですよね」

と電話をしてみたものの、

 「すみません。北海道は営業エリア外でして・・・」

と残念な返事が返ってきた。

 

購入段階では「まぁ、仕方がない」くらいに捉えていたが、実際に物件を購入して、現在のプロパンガス会社に電話をしたところ、

 

 「無償貸与はどこまでやっていただけますか?」

とのこちらの問いに対して、しばらくの沈黙があった後・・・

 (ん?・・何か嫌な予感が・・)

 

 「給湯器くらいでしたら・・まぁ、何とかなるかもしれません」

 (え?!それだけ)

 予想に反してそっけない返事が返ってきた。

 (うーん、まぁ、北海道で新しくプロパンガス会社を発掘して切り替えようかな)

と思い。

 

 「分かりました。いくつかお付き合いのあるプロパンガス屋さんがいるので、そちらともお話ししてまたご連絡しますね。」

 

 「そうですか。分かりました。」

 (全然、食いついてこない・・)

 

ただ、でこひろし、実際には北海道にプロパンガス会社のツテはなく・・

管理会社にプロパンガス業者の紹介をお願いすることにした。

 

だがしかし、しばらくすると管理会社の担当者から連絡があった。

  「すみません。弊社と付き合いのあるプロパンガスのA社とB社に声を掛けてみたのですが、入居率が低いということで断られちゃいました・・」

 

 「えっ、そんなことあるんですか??」

思わずそう答えてしまった。

(うーん、仕方がない)

 

ということで、反応が微妙なプロパンガス会社さんにて継続を余儀なくされることに。

 

北海道での不動産賃貸経営、

暗中模索、前途多難な滑り出しだが、困難はまだまだ続くのであった。

 

次回につづく。