基礎ができあがりました
配筋とアンカーボルトの設置
今回の建物は鉄骨造のため、鉄骨躯体と基礎をガッチリと接続するために、基礎に精度良くアンカーボルトを設置する必要があります
このため、墨出しをした捨てコンの丈夫にまずは、アンカーボルトの設置を行い、その後で配筋を設置します
こんな感じです
ちょっと見にくいですが、垂直に立っている銀色の棒が建物と接続されるアンカーボルトです。精度を出すために、独自に設置した鉄製の枠組みに取り付けられています
アンカーボルトとは別にコンクリート基礎の強度を出すために配筋を設置します
この後、このアンカーボルトと配筋に周りにコンクリート用の型枠設置され、コンクリートが流し込まれて、固まるまで1週間ぐらいの養生をしで基礎の完成です
この基礎はいわゆる布基礎です
この後、写真の基礎の中の土の部分にコンクリートを流し込みますが、配筋はしないので強度のためというよりは、地面からの湿気などを防ぐこと、基礎の重量を増やすことが目的です
基礎には、布基礎以外にも基礎全体に配筋を入れて強度を増すベタ基礎もあります。一般的にベタ基礎のほうが強度は高いですが、基礎の強度は建物の強度にもとづいて必要な強さがあればいいものであり、今回は建物強度が強い構造なので、コストの安い布基礎を選びました。建物+基礎+地盤の強度は十分な値が確保されています
基礎の構造(配筋とアンカーボルト)
基礎の構造をもう少し詳しく見てみましょう
鉄骨造の場合、鉄骨の躯体にはあらかじめアンカーをナットで固定するための穴が精度良く開けられているので基礎に設置するためのアンカーボルトも精度良く基礎に設置しないといけません
結構、これが大変な作業で、基礎が完成するまでに何度も何度も測定をやり直すことを繰り返していました
ということで基礎の完成です!
この後、建物躯体の組み立てが始まります
次回以降、少しこの建物の構造についてご紹介したいと思います
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