私は不動産のスタートが民泊なので、民泊の話題があったら気になります。最近、全然買える気がしないこともあり、インバウンドも少しづつ戻っているし、民泊にカムバックするのもアリかなぁと考えていたところに、条件緩和の情報が入ってきて、取得が容易なら取っとこうかなと思い、調べてみました。

 

結論から言うと、あまり旨味は感じませんでした。初回登録9万、5年に1度更新料で約2万を持っていかれるとのこと。資格の維持のみでも取られるようで、空室対策等でたまにという気軽な感じで民泊やりたかったのですが、これだと素直に管理会社に頼んだ方が良いですね。もともと管理は頼む前提ではあったので、田舎の管理会社がないところや超低単価といった特殊なことをやらなければ良いだけかなと。

 

私が民泊プレーヤーだった時にも、自主管理を検討したことはあります。airbnbなどのプラットフォームの問合せ対応や清掃は自分でも出来るのですが、リネンのローテーションが難しかったので、お願いしていました。当時、一律掃除代×回数+プラットフォームの手数料抜いた利益の20%が管理費で、電気代やWi-fi、諸々の雑費でざっくり売上の40%前後が持っていかれる感覚でした。

 

2部屋分でダブルベット6つで稼働率が80%程度あったので、チェックアウト日が重なると、敷布団、掛け布団のシーツ全部洗濯で12枚になり、その他タオルなどもありますので、予備含めてフル稼働で洗っても乾かせなかったです。乾燥機使えばシワシワになるし、そもそも干す場所がない!クリーニング店に問合せても、逆にロットが小さすぎるので、こんな程度では定期の料金にはできないと言われるという状況で、頑張って自分でやるより頼んだ方が安かったです。

 

~~民泊の管理会社について~~

民泊が法整備された際に、ホテル等の許可基準となっていた旅館業法よりも、要件が緩和された住宅宿泊事業法いわゆる民泊新法が施行され、旅館業では許可の取れなかった部屋でも

一部許可が取れるようになりました。

 

ただし、宿泊日数は180日/年以内に抑えて、自分たちがおもてなしをする家主居住型ではなく、家主が別の場所に住んでいますという場合は、許可を受けた民泊の管理会社【住宅宿泊管理事業者】を置いてくださいねとなったわけです。

 

で、この住宅宿泊管理事業者ですが、登録に宅地建物取引士、マンションの管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士のいずれかの資格、もしくは住宅の契約や取引の実務経験2年以上が必要で不動産業者以外からの参入のハードルが高かったのです。あれ?書いてて思ったのですが、私、実務経験あると言えばあるのでもしかして今でもイケるのかな?

 

業として不動産業をやっているところはそもそも本業がありますし、民泊のノウハウもないですよね。そのため、この管理事業者の登録自体が伸びていないという状況があり、今年度中に数日程度の講習+修了試験合格で、住宅宿泊管理事業者の登録を認めるという方向のようです。

 

田舎で管理会社がないばかりに民泊参入できなかったトコが入ってきたり、管理費抑えられたりするとボロ部屋参戦できたりするので面白いですけどね~。管理費自体は私が頼んでた頃よりは下がってはいるみたいですけど。

 

今回の緩和で大きく変わりそうな感じはないですがリフームとか原状回復、ルームクリーニング系の事業者が参戦してきそうな気はしますね。引き続き、何かあればウォッチしていこうと思います。