上手く指値で買えた歴伝

物件価格高騰が続いてげんなりします
最近はやや価格幅も出てきたか、ポロポロ買いたいと思えるものが増えてきたと思っていますが、まだまだかなぁと言う感じです

さて、
私は以前からお伝えしている通り、23区の割と人気目のところでやっています。ですから、それなりに競争も激しい形でして、普通にしていると価格のボラってあんまりなくて、利回りが5%だよっていう場所でいったら、中々7％とかで買えるってことはないんです。ちょっとでも条件が良い形で売り出されれば、あっという間に誰か買ってしまいますからね

■そんな中でも頑張って安く買ったパターン

過去にあった事例を言いますと、、、

・本業がコケて資金化しなくちゃいけなくなったヒト。最短でお金を作らなきゃいけないとかで、１ヶ月以内の決済で～という話の流れから、結構な指値でまとめた物件
・個人投資家。詳細不明でしたが生活面でけっこう大きなお金の用意が必要な状況になっているらしく、こちらも短期決済mustでの話の流れから、結構な指値でまとめた物件
・元付けの担当がめちゃくちゃ。やる気もなくて情報も全然出てこない。挙げ句けっこう確認事項が多い物件で、目をつぶってエイヤって行かないと進まなかった物件。価格交渉にもやる気の無さを発揮していただけて、価格だけは希望通りにまとまった物件、たぶん、他の検討者は途中で挫折したんじゃなかろうか…
・相続で受けた二代目大家、東京の物件ですがご本人は地方に住まわれていて、相場もよくわかっていない？、その方の住まわれている地方の地場の不動産屋と思われる不動産屋が元付けで、そのまま私が最初の検討者になったまま、やる気が無いのか他の顧客を入れることなく、最後までいってしまって、想定より安い指値でまとまってしまった
・業者売主案件、不慮の事故でまとまる予定の話がまとまらず、事業ローンの借り入れ期限も近いことから、それ以前の売却を目指して、という話。個人的には別にリファイナンスすればいいじゃん？と思いましたが、業績創るとか別の理由もあったのかも

思い出した限り
いずれも全部共通しているのは水面下物件であり、大体短期決戦
並行検討者の数が少ない、又は、私しかその瞬間検討していないので、短期で相対で上手く決めるタイプです

特に早期売却事由を抱えてしまった物件…というのは、短期決済ができるヒトが限られるので、仲介も「あの人ならこの時間軸でもまとめらそう」というところにリソースを集中する傾向があるように思います。この点、普段からの即決での回答、進める場合には短い時間で契約と決済日を設定できてきた実績、が、紹介のリピートにつながっているような気はしています

■特別な機会は特別だけど普通の機会

むかしは、なんらかの特殊な機会にあたって、ミラクルな感じで相場より安く拾う、という感覚だったのですが、ここ数年のスタンスとしては、そういった事は必ず定期的に拾うべきものであって、普通にやっていかなきゃいけないこと、と感じるようになりました。冷静に考えれば、世の中には短期転売を業としている不動産業者が無数にあるわけですから、買って即転売して利益が出るだけ、安く拾えるチャンスというのは本当は沢山あるんだと思います。もっとも、転売業者様と広くいえば競合するという考え方もありますが、不動産は縁とタイミングがゆえ、今その場で検討している私だけが全て、ということはやはり発生する、という感覚です

東京23区で価格幅が狭い場所で、通常相場（時間軸に切迫がなく値引きせず行ける状態）の１０％２０％と安く入れれば、これほど安全なことはありません！

単なるエンドからプロエンドへ笑