こんにちは。

ベトナム大家です。

 

賢明な読者の皆様はご存じだと思いますが

2018年に仲介手数料のルールが捻じ曲げられ

不透明な調査費用を請求できるようになり

ありとあらゆる宅地建物の仲介手数料は

必ず18万円以上という運用がされています。

 

例えば、100万円の物件を売却しようとすると

正規の手数料5万+謎の調査費用13万です。

しかし、不動産業者はどこまでも強欲なため

それでも飽き足らないようです。

 

取る→獲る→盗る

最近、こんな内容のツイートを見かけました。

「売主から18万円獲るだけでは少ないから

 買主からも18万円盗れるようにすればいい」

「そうすれば低廉な空き家の流通が促される」

 

これに対する私の意見としては

もう強欲な仲介業者なんて間に挟まずに

個人間で直接取引できればいいと思いました。

 

そうすると、このような反論がありました。

「業者が間に入ることで安心して売買できる」

私の経験からはまったくそう思いません。

 

こないだ購入した物件にしてもそうですが

内覧のときには何も言わなかったくせに

決済前日、もう引き返せない段になって

雨漏りがある「かも」しれないと言い出し

決済当日に渡された重要事項説明書には

雨漏り「あり」と明記されていました。

 

実際には、前月まで売主が住んでいたし

雨漏りなんて発生していなかったのですが

とにかく責任を逃れることしか考えてない

というのがひしひしと伝わってきました。

 

登山にはこんな名言があります。

 とっていいのは写真だけ

 残していいのは足跡だけ

不動産業者はこんなところでしょうか。

 取れるだけ取るのが手数料

 取らないようにするのが責任

 

いつもフルスイング一発狙い

100万円の物件を両手仲介した場合

売主から18万+買主から5万=23万円です。

これでも十分な収入になりそうですが

不動産業者から見るとハシタ金だそうです。

 

なぜそういう考えになるかというと

ときどき異常に儲かる物件が出るからです。

例えば、3000万円の区分所有なんかがそうです。

 

100万円の築古オンボロ戸建てを仲介するには

境界や接道や雨漏りなど調べることが多いのに

マンションの場合はすべて整備されています。

ほとんど説明の手間がないにも関わらず

売主から96万+買主から96万=192万円です。

 

こういう甘い汁を一度でも吸ってしまうと

低廉な空き家は手間の割に儲けにならない

だから仲介を受けたくない、となるようです。

 

じゃあ、下限だとか3%だというのはヤメて

どんな高い物件でも、どんな安い物件でも

一律の仲介手数料にすればよくないですか?

 

そうすれば、高いから受ける、安いから断る

とかいう選り好みをする必要もなくなり

低廉な空き家の流通も促されると思います。