~このコラムはサラリーマン兼業大家が58歳で退職後、専業大家として法人化9期目を迎えた、私の今を綴ったコラムです。~

 

 こんにちは、kazu21599です。

 

【実践大家コラム】№96・№97、相続人のいない不動産はどうなるの前編・後編でコラムにした相続財産清算人選任申し立てにより、ついに相続財産清算人が決まりました。

 家庭裁判所の相続人や債権者・債務者への広告はまだですが、手続はしているようなので、近いうちに広告され、相続財産清算人の元へお知らせがくるそうです。

 先日相続財産清算人の方と詳しい話をしたので、流れや内容をシェアしたいと思います。

 

構成は
1、相続財産清算人はどうやって選任されるの?
2、新しく施行された相続財産清算人と相続財産管理人の違いは?
3、このケースでは不動産はどうするのだろう?
4、特別縁故者の取り分は裁判官次第?
5、借家人(飲食店経営)と貸地人(高齢女性)に連絡した?

 

となります。

 

 

1、相続財産清算人はどうやって選任されるの?

 私の相続財産清算人選任申し立てが受理された後、家庭裁判所から地域の弁護士会や司法書士会の方へ推薦依頼書が行くとのことです。(私の県では、弁護士さんは相続財産清算人になる方は少ないようです。都会では弁護士さんがなることも多いとのことで、多分都会の方が対応できる弁護士さんが多いのだと思います。)

 推薦依頼書が届いたら、前もって希望者を登録している名簿から順番に会の方から声を掛け、そのとき忙しい方はパスして次の順番の方に声を掛けて、引き受け手がいればその方を推薦するという事でした。

⇒今回たまたま現在の相続財産清算人の方に順番がきて引き受けたとのことでした。私と同年代もしくは少し若い方で、書類など私がかなり詳しく書いてあったので、とても助かるとおっしゃっていました。

 

 相続財産清算人が決ってすぐにお電話いただいたのですが、その時決定通知書はまだ到着しておらず、近いうちに届くだろう、一度お会いして話しをしたいということで、私の白内障の手術が6/20日だったので、少し日をおいて6/28日にお会いすることになりました。

 

※決定通知書です

「…相続財産清算人選任事件について…次のように審判する」、事件と書くんだと裁判所用語って違和感ありまくりです

こちらはお知らせなので、余り違和感はないですが、タイトルは「…相続財産清算人選任事件」です

 

 

2、新しく施行された相続財産清算人と相続財産管理人の違いは?

 聞いてみると、内容としてはやることは同じだが、改正前は相続財産管理人がやっていたことを時間を短縮する方向で改正になって、今も相続財産管理人と言う名称は残っているが改正前の相続財産管理人がやっていた仕事が①相続財産清算人と②相続財産管理人という2つの仕事に分けられたようである。

●期間は昔は申し立て⇒相続財産管理人選任⇒債権者・債務者・相続人申し立て受付の広告6ヵ月⇒相続財産管理人が再度債権者・債務者・相続人を申し立て受付け広告を並行してやっていく、⇒特別縁故者の広告2ヵ月⇒裁判所の許可を絵ながら財産の処理ということで、1年半くらいかかっていたのが、
 裁判所の広告6ヵ月に並行して相続財産清算人の広告2ヵ月、⇒並行して財産の処分の処理⇒6か月後特別縁故者の広告2ヵ月ということで約1年、早ければ10か月くらいで清算完了になるということらしいです。

●また新しい相続財産管理人は、相続人がいるかいないかわからない(戸籍を調べても相続人に連絡がつかない、失踪している等の時)土地や建物の不動産の管理を(他の財産と分けて)行う業務をすることになります。

ということで今回1年くらいで結果がわかりそうです。

 

 

3、このケースでは不動産はどうするのだろう?

①まず他に漏れている財産はないか…また動産は残ってないか、一応建物内部を見に行って書類など残ってないかチェックし財産を把握し、金銭は相続財産清算人名義の通帳に全部移して(電気代・水道代・家賃の振込・固定資産税の引落・地代の支払いなど)、その口座で全て決済するようになるとのことでした。

②動産は売れるものは売却…捨てるものは廃棄、不動産は(国は不動産は受け取らないので)売却して現金に買えてから処理するようです(前に作成してもらっていた不動産屋の査定書も構わなければ欲しいとのことで渡しました)
 印鑑・通帳・不動産識別情報・シャッターの鍵など、管理していたものは全て引き渡したので、これで完全に私の手からは離れました。

 動産で何か形見分けで欲しいものがあったら(あげますよみたいな感じで)と聞かれましたが、使おうと思えば使えるものはそれなりにありますが、探すのも大変なので特にないです、とお答えしました。

③ついでに建物と土地を購入する…もしくは財産分けして欲しいという希望はないか聞かれましたが、(多分私が買い取ればそれなりに安く裁判所の許可を得て渡すことができる⇒第3者に売却するより手間がかからず簡単という事だと思う)

⇒底地権を持つ高齢女性の底地の所有者が一緒に売却してもいいというのであれば(安ければ)購入してもいいですけど、いまさら地代で争そいたくないので受け継ぐことは考えていませんと答えました。
(土地や建物の売却代金は裁判所の許可が必要ですが、高く売っても最後は国に渡すだけなので、売り易い金額で処分することが多いそうです。原則は競売にかけるということですが、裁判所の許可が得られれば任意売却もできるようです)

 

 一瞬安ければ買ってもいいかなと思ったのですが、私もこの土地・建物がどうしても欲しいわけでなく、底地所有者の高齢の女性とはどうも話が噛み合わないし、今更お互い地代の減額交渉で争うのも嫌だし、手にしてハズレくじになるような気もするしで、きっぱりとお別れです。(つづく)

 

 

それでは、実践コラム読者様

引受て頂いた
相続財産清算人さんに感謝を