みなさん、こんにちは
先週に続いてこの土日も東京に行く予定のものぐさ大家です
先週は大家仲間と会うなど私用でしたが、今週はサラリーマン業による出張です
ヤスミ ガ マタ トンダヨ ( ノД`)シクシク…
さて、不動産投資を本格再開するにあたり、業者さんや大家仲間との接点を増やすことから始めたところまで前回書きました
仲介さん、大家仲間からかなり情報が集まってきましたから、いよいよ物件を買い進めていきます・・・
と言いたいところですが、そう簡単にはいきませんでした
不動産投資に時間を回すと・・・
不動産投資をしばらくお休みしていた一番の理由は、本業のサラリーマン稼業が非常に忙しくなったからでした(リアルにお会いしたことのある方はご存じかもですが、ワタクシ、ものぐさなくせにそこそこ忙しい仕事をしております)
思わぬ売却により物件購入を迫られることになり、再び不動産投資に力を入れることにしましたが、かといって本業の負荷が減ったわけではありません
本業のことは詳しく書きませんが、仕事の合間に不動産に時間を割くような余裕はまったくありませんでした
終電後にタクシーで帰るようなことも頻繁にある状況なので、なかなか時間が確保できませんでした
土日祝日はフルに不動産に時間を突っ込みましたが、それでも時間はまったく足りません
さらに、不動産のために土日出勤を減らすと、今度はサラリーマン仕事が積み上がってしまいます
2か月もしないうちに「これはまずいな」と思い始めました
不動産投資を始めた当初との違いに愕然とする
考えてみると、不動産投資を始めた当初数年間は、比較的仕事が楽で、時間的にも余裕のあるポジションにいました
時期にもよりますが、手持無沙汰気味になることもあったぐらいで、休日はもちろん、帰宅後や出勤前の時間も物件検索や投資の勉強に時間を使うことができました
当時は管理職といっても部下数人の大した立場ではなく、気楽でもありました
それから何年もたち、周囲の状況が変わっていることはわかっていましたが、「以前よりは不動産のスキルがちょっとは上がっているのでなんとかなるかな」などと楽観的に考えていました
しか~し、いかんせん、なんともなりませんでした・・・
とはいえ、そんなことを言っていると何も進みません
朝、30分早く起きて検索する時間を作る、ランチに行くのをやめて業者さんへの問い合わせなどの時間に充てるーーなどとすることでなんとか時間を捻出しました
立場的に個室にこもっていても構わないというのは助かりましたし、もともと飲みに行く日は食べ過ぎないように1日1食にしていたので、ランチ抜きはさほど苦になりませんでした
それでもやはり困ったのは、ちょっといいなという物件が出てきても内覧に行く時間がとれないことです
以前であれば明け方に車を飛ばしてといったこともやっていましたが、日々の仕事でヘロヘロのため、なかなかそこまでやることはできませんでした
「これは!!」と思うような良い物件は、土日を待って見に行っていているようでは間違いなく競り負けます
かといって現地に足を運ばずノールックで買うのはさすがにリスクが高すぎてはばかられます
ちょこちょこ良い物件を紹介されたものの、動きの遅さでちっとも買えず、へこむ日々が続きました
二足の草鞋を両方真剣にやるのは難しい
それまで「サラリーマン大家って大変でしょう」と言われても、「いや全然大丈夫ですよ~」と返していました
巷の業者さんのホームページや投資ノウハウ本がうたっている「不動産投資はサラリーマンの副業にピッタリ」というのも「その通り」と思っていました
しかし、今から思うと、サラリーマン業がちょっとヒマだったのと、不動産のほうも初心者でよくわかっていないから甘々でやっていたのとが相まって、そんな余裕をもってやっていられていたのかなと思います
サラリーマン業のほうも立場が上がって責任も業務負担も重くなり、そうそうサボリーマンをかまして不動産投資に時間を使うわけにはいかないーー
その一方で不動産を見る目はなまじ肥えてきているものだから、絶対的な行動量の少なさから物件を見つけ出せず、たまに見つけても競争率の高い物件のため迅速性で負け続けるーー
構造的な問題を抱え、袋小路に入り込んだ気分でした
サラリーマン大家としてうまくやっていくには
袋小路に入り込んだ立場で過去を振り返ってみると、甘々でやっていた不動産投資スタート後の数年間は、サラリーマン業も不動産投資もどちらも中途半端にしかできていなかったのだろうなと反省しています
こんなことを書くと「サラリーマンをやりながら不動産投資は無理か」と思う人もいると思いますが、必ずしもそうとは限りません
サラリーマン大家としてやっていくにはどうすべきか
一つの答えは、サラリーマン業と不動産業のどちらかだけでもハードルを下げる=求めるレベルを一段落とすことではないでしょうか(かつての私は、両方のハードルを下げていましたが・・・)
それができるのであれば、何とかなる可能性は一気に高まります
・サラリーマン仕事にやりがいを感じないので、社内評価は気にせず、とことんサボって時間や労力といった自身のリソースを不動産にすべて振り向けるーー
・一気に規模拡大したり、がつがつ大きく稼いだりすることは目指さず、「ちょっとお小遣いが入ればいいな」ぐらいの感覚で不動産投資に取り組み、サラリーマン業はまじめに続けるーー
こういったスタンスであれば、結構なんとかなりそうな気がします
実際、私はなんとかなっていました
ただ、甘々なくせに、最初の3、4年で100室近くへとけっこうなペースで規模拡大していたので、よく大やけどしなかったものだと今から怖くなっています<単に運が良かっただけ
さらにいうと、大切なのは、サラリーマン業と不動産業とのどちらに重きを置くかを、自分の中でしっかり決めることだと思います
「どちらも大事」とやっていては、結局どっちつかずになり、どちらもうまくいかなくなる可能性が高いように感じています
「不動産投資はサラリーマンの副業にピッタリ」という言葉が正しいかどうかについては、今はこう思っています
「サラリーマン業をサボるか、不動産投資をそこそこで良しとするならば正解。どちらも満額得ようということならば不正解」
明日からの休日もサラリーマン仕事が待ち構えており、「サラリーマン大家は気楽じゃないよ・・・」としみじみ思うものぐさ大家でした
本日も駄文、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました
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