みなさん、こんにちは
週末から東京出張中のものぐさ大家です
先週に続いて娘と飲みに行ってました
あまりに暑いのでビールのうまい店からの、イタリアンへのはしご酒でヘロヘロでした
今週もサラリーマン業頑張ります
さて、大家の会などに顔を出すと、不動産投資をこれから始めようという方や始めたばかりという方に質問を受けることがちょくちょくあります
その中で結構聞かれるのが「不動産投資する上でとっておいたほうが良い資格ありますか?」といったものです
私の不動産投資再開話はちょっとお休みして、資格取得についての個人的見解を書こうと思います
不動産の資格といえば・・・
誰もが最初に思い浮かぶのは国家資格である「宅地建物取引士」(宅建)でしょう
不動産屋さん(宅建業)を営むには専従の宅建士を業務従事者の5人に1人はおかなければならないとなっており、不動産屋さんには欠かせない資格です
合格率15~18%と言われ、マークシート50問中、7割にあたる35問程度の正答が必要とされています
国家資格の中では簡単なものとされていますが、実務経験があれば勉強しなくても通るほどには簡単ではなく、それなりに勉強が必要とされています
宅建に次いで不動産投資に関係しそうなのが2年前から国家資格となった「賃貸不動産経営管理士」(賃管)です
賃貸住宅管理業を行う事業者の営業所または事務所ごとに1人以上の設置が義務づけられている「業務管理者」になるには、賃管か宅建を取得しておく必要があります
宅建と共通の部分も多く、宅建よりは簡単なので、どうせ勉強するなら同時に取得することも良いかと思います
以前は管理の実務経験があればちょっとテキストを読むぐらいで簡単に受かると言われていましたが、国家試験になってからは難易度が上がっているようです
宅建も賃管も取りはしたけど・・・
私は宅建も賃管も取得しています(宅建は宅建士登録までしていますが、賃管は合格しただけで登録はしていませんので、賃管士ではありませんが)
宅建は数年前、賃管は昨年とりましたが、これまでに不動産投資に役だったことがあったでしょうか?
勉強する中で知識が身についたという点では役だった面はあったと思いますが、率直に言うと、直接的に役立ったことはまったくありません(苦笑)
実は「資格とっても大して役立たないよ」というのは、先輩大家さんから聞かされていました
それじゃなんでとったのかとなりますが、正直言うと「自己満足」に尽きます
宅建とった時は本業も比較的時間に余裕のある時期で、なんとなく取ってみるかとなっただけです
資格とると勤務先から報奨金的なものをくれるってのもありました(宅建なんて業務に関係ないんですがww)
賃管は国家試験化されてどんどん難しくなっていくと聞き、簡単なうちに、そして宅建の知識が多少頭に残っているうちに取っておこうと思いました
宅建も適当にしか勉強していなかったので、賃管は自己採点で合格点ぎりぎりでした<正直、これは落ちたなと思っていましたww
不動産投資するには資格をとったほうがいいのか
ここで、冒頭に書いた「不動産投資のために資格をとったほうが良いのか」との質問への私の答えは以下の通りです
「取りたければ取ってもいいけど、単に大家さんするだけなら別に不要。勉強する時間を物件検索や銀行開拓、不動産投資についての本を読む時間なんかに充てたほうがよいのでは」
これから頑張って勉強しようという人には申し訳ないですが、実際に資格とってみての実感です
たとえ取るにしても、勉強に時間やお金を費やすのはもったいないので、ウェブで無料提供されている解説付き一問一答や、ユーチューブで無料でアップされている解説動画なんかをうまく使って最小限の労力でとるのがお薦めです
宅建の時は、テキストにさっと目を通した後、上記の二つの無料ツールを2か月ほど通勤電車内で使いまくりました
本番直前数日は、よく間違えるややこしいあたりをテキストで見返し、ひたすらノートに書き殴っての一夜漬けでなんとか切り抜けました
宅建、賃管よりもきっと役立つ資格!!
実はこの二つの資格よりよっぽどお薦めの資格があります
それは「第二種電気工事士」です
コンセントやスイッチの交換、配電盤をいじって100ボルトを200ボルトにするといった作業をDIYでできるようになります
これらの作業はたいして難しいものでありませんが、資格なく電気工事をするのは違法です(コンセントやスイッチの表面のプラスチックカバーを交換する作業や、電源が差し込み式コンセントの換気扇やIHヒーター、インターホンなんかを付け外しするのは資格不要です)
配線ミスはショートからの発火といった危険性もあり、無資格での工事が原因による火災なんかを起こしたら目も当てられません
ちょっとコンセントを増設するとか、埋め込みシーリングライトをつけるといった作業を自分でできるとかなりのコストカットにつながります
試験は筆記と実技の二段階になっており、筆記はとても簡単ですが、実技は多少慣れが必要です
それでも大して難しい試験ではなく、少し練習すれば誰でもとれる資格なので、少しでもDIYする方には宅建や賃管よりよほどお薦めです
余談ですが、FPなる資格もヒマだったので気の迷いでとってしまいましたが、これこそまったく必要なかったなと思っています
ただ、それは私がオッサンだったからかもしれず、学生さんや就職したばかりの新社会人には、網羅的にお金の知識が身につけられて良いかもしれません
私に勧められて学生時代にFP2級とった娘は、それなりに就活などで役だったと話していました
そんなこんなで、「宅建はほぼ不要」と持論をつづってきましたが、ある投資手法をとるのであれば宅建をとっておいたほうが良い場合がありそうおです
長くなったので、続きは次回
本日も駄文、長文にお付き合い頂きありがとうございました
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