みなさん、こんにちは

大家仲間からめちゃくちゃ美味しそうなマンゴーが届いたものぐさ大家です

いや、これ、まじで高いヤツでしょ~~

まだ送ってくれたご本人と話していませんが、この場を借りてお礼申し上げます

Sさん、ありがとうございます!!

 

そんなこんなで(どんなだ?!)、昨日の大家仲間を作る話の続きです

向いている向いていないもあるので、大家の会などに入るのが必ずしも正解とは限りませんが、個人的には試しに一度やってみて、信用できる大家仲間を作るのもいいのではと思っています

 私自身、右も左もわからない最初期に飛び込みました

 

そして・・・

 

ボロカス言われました(苦笑)

 

何年か前のことをちょっと振り返ってみます

 

 

不動産投資を始めて1か月で飛び込んだ大家旅行

 

プロフィールにも少し書いていますが、私が不動産投資を始めたのは本業のサラリーマン業務で不動産の知識が必要になったからでした

大慌てで不動産投資の本を読みあさり、業者さん主催のセミナーに行くなどし、勉強を始めて3か月足らずで区分マンションを購入しました

当然ながら楽待を含めたウェブ情報も見まくっていましたが、そんな中、同じ関西で600室といったすごい規模で自主管理大家をやっている「必殺さん」のブログを毎日のように読んでいました(大昔、楽待コラムも書いていた先輩コラムニストでもありますが、今はコラムもブログも書かれていないようです)

ある程度の規模になると自主管理でもヒマになるのか「大家同士で旅行行きましょう。1泊2日でJRの特急乗って、ひたすら不動産談議するだけ!!」といった企画をちょいちょいされていました

自分で旅行会社にパックツアー作りを申し込み、交通費、宿泊費、食事など込みで1万円とか1万5000円といった、まったく儲ける気なんてない価格設定でした(むしろ手間かかって大変だと思います)

 

ブログを読んでいるだけで必殺さんとお会いしたことはなく、ブログにちょくちょく書き込んでいる常連さんらしき方々ともまったく面識はありませんでしたが、物件を購入して1か月ぐらいの時期に企画された旅行企画があり、「ええぃ、ままよ」とばかりに1人で申し込んでしまいました

我ながら勇気あるなと思います(笑)

 

 

いきなり飲み始める人たち

 

丁寧なメールでのやりとりを経て、JR大阪駅の所定の集合場所に緊張して出向くと、ほとんどおっさんばかりの十数人の集団の中に、ひときわガタイがでかくてオールバックのイカツイおっさん=必殺さんが立っていました

昼前集合で「昼飯の弁当は特急の車内で食べるので持ってきて下さい」とのことでしたが、特急に乗り込むなり、参加者名簿とともに缶ビールが配られました

そういえば必殺さんの手元には、キャリーカートに載せた大きなクーラーボックスと24本入りの缶ビールの箱2箱(もっとあったかも?)がありました

「このお酒代も参加費に含まれてるから安心して。ソフトドリンクもあるよ」

嬉しそうに話す必殺さんに勧められるままに飲み進め、2、3時間ほどで目的地に着く頃にはすっかり良い気分になり、参加された方々ともかなり打ち解けていました

 

 

濃い~メンバーが勢揃い

 

温泉宿に入り、くじ引きで男女別相部屋の部屋割りをした後、温泉→夕食まではなんとなく普通の団体旅行でしたが、夕食後、一番広い部屋に全員集合

ここから熱く長い不動産談議が、明け方までエンドレスに続くのでした

「あれほど大量の酒を持ち込んでいたのはこのためか!!」とここまできてようやく納得しました(笑)

 

この頃、必殺さんは数か月に1度、こういった大家旅行を企画されていましたが、このときの旅行は、たまたま非常に手練れな方々が集まったタイミングでした

必殺さんは関西の投資家ならばご存じの方は多いでしょうし、それ以外にも大阪南部の主となっているYさんや、今や宅建業者としてガンガン仕事されているOさん、岡山のドン・Mさん、滋賀のDさんら、今から振り返ってもそうそうたるメンバーでした

 

 

諸先輩から厳しい突っ込みを入れられる・・・

 

その頃の私といえば、ちょうど区分2戸を買ったのに続いて、最初の1棟物件の売買契約を結んだところでした

勉強し始めて4か月で区分二つと一棟一つは相当無茶なハイペースだったのですが、さらに次の1棟物件を物色していました

ハイ、買いたい病に罹患してイケイケ状態でした(今更ながら大反省・・・)

そして、たまたま旅行の前日に物件情報を得て、旅行に行く直前に現地を妻と一緒に見に行って、買い付けを出したばかりでした

当然、旅行にはその物件資料を持ってきており、それを諸先輩方に見てもらいました

 

「これ、どこがいいと思って買うの?積算なの?利回りなの?」

 

「何年所有して、いくらで売れると考えている?どんな人に、どんなふうに売るの?」

 

「空室がこれだけあるけど、埋めるための戦略は?」

 

「リフォームはどれぐらいのコストかけてどこまでやるの?その場合の家賃設定は??」

 

「取り壊すとしたらどれぐらいの土地値が残りそう? 1種単価いくら??」

 

数々の質問が猛然と飛んできましたが、お尻に卵の殻がついているレベルの初心者だった私が答えられようはずもありません

 

さんざん突っ込まれ、言葉に詰まり、脂汗をかいていたら、黙って検索していたYさんがあるページを示してこう言いました

 

「今ちょっと探しただけやけど、ぶっちゃけ、この物件のほうがその物件よりも良くない? この部分は●●だからこっちのほうがいいし、この面でもこっちのほうが●%ぐらい数字がいいでしょ」

 

えぇ、おっしゃる通りでした(T_T)

 

 

耳に痛いことを言ってもらえて良かった

 

買おうかなと思っていた物件をボロカスに言われ、気分が良かったわけではないのですが、手練れな皆さんの言われることは一つ一つごもっともでした

泊まりがけで時間があったこともあり、なぜそうなのかといったことも丁寧に教えてもらい、この一晩だけで知識レベルが爆上がりした気がしました(実際はそこまで上がっていませんww)

 

自分では、一生懸命業者さんを回って「良い物件が出ればいち早く連絡を下さいね」とお願いし、夜にメールで「何人かの方限定で送ります」と届いた物件情報に飛びつき、朝一で現地を見に行き、速攻で一番買い付けを入れられたーー という一連の流れにどこか自己満足していました

今から改めて振り返ると、先輩大家さんも言うとおり、「悪くはなく、まぁまぁいいけど、ものすごく良いというほどじゃない」というレベルの物件でした

サラリーマンとしての属性が多少なりともあったのと、今よりも融資がずっと緩かったため、物件がそれほど良くなくても融資を引いて買えてしまいそうだったというのも背景にはあります

旅行を終えて大阪駅に戻った後、何人かで一緒に夕食をとりましたが、最後に別れる際にあるベテラン大家さんから「せっかく見つけたし、買い付け一番とれたしで買いたい気持ちはすごく分かるけど、悪いこと言わないからやめといたら。買い付け何本も入っているから2番手に譲っても全然業者さん怒らないから」と優しく言ってもらえたのは、今から考えると本当にありがたかったです

 

 

結局、購入を見送る・・・

 

当時の私も含め、初心者目線には「そこそこ良い物件」だったのですが、ある程度経験を積んでいる方々から見ると「ごく普通の物件」だったのでしょう

結局、業者さんに連絡して素直に事情を話して謝罪した上で、買い付け取り下げを了承してもらいました

その頃、すでに不動産投資ブームは始まっていて、ちょっと良い物件はすぐに消えていくというのは今とちっとも変わらず、2番手で買い付けを入れていた方が大喜びで満額で買われたそうです

そう聞くと「やっぱり買うべきだったかな」と少し思いましたが、結局、この物件を見送ったおかげで、それから間もなく、もう少し良い物件を、もっと良い条件で買うことができたのでした

先輩大家さんたちの見立ては、やはり正しかったなと痛感しました

 

 

買いたい病を抑えてくれる存在は貴重

 

不動産投資を始めたばかりで、とにかく物件が欲しいとなっている人に対して「それ、いまいちだからやめといたら」と言うのは、なかなか勇気のいる行為です

よかれと思って言っても、不快に思われる可能性もあります

ただ、我が身を振り返ると、あのときに口をそろえて「やめとけ」と言ってもらえたのはありがたかったですし、そこで変に意地にならずに素直に従って良かったと思っています

 

このときのご縁で、必殺さんからは「なんかわからんことあったらいつでも電話してきぃやぁ」と言われ、実際にお言葉に甘えて何度か電話で相談させてもらったこともありました

今でも仲良くさせてもらっており、昨年末は私主催の忘年会に来てもらいましたし、今月もとある大家会の集まりにお誘いして、山の中のコテージで一緒に飲んだくれていました(相変わらずお酒を山ほど持ってきてくれましたww)

必殺さん以外の方々にもその後もいろいろとお世話になり、中には個別にお願いしてサシ飲みで不動産投資のコツを教えてもらったこともありました

これまでなんとか破綻せずにやってこられたのは、こういった先輩大家さんの助言のおかげだなと思っています

 

これから不動産投資を始めようという方、始めたばかりの方にも、そんな良い出会いがあればいいなと思います

 

本日も駄文、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました

(今日は久々に長かったんちゃう??>タカボン)