みなさん、こんにちは

 

ようやく今月10本目のコラムにとりかかったものぐさ大家です

これをアップできれば某コラムニストさんから突きつけられたノルマ達成です

5、6年前は月30本などとほぼ毎日書いていた時期もあったのですが、いったん書く習慣がなくなるとダメですね

しかし、書き始めてみると、不動産投資でのちょっとしたトラブルが起きても「おっ、コラムのネタになる。ラッキー」などと思える自分がいます

いや、トラブルいらないんですけどね。。。

現在進行形で直面しているトラブルについては、落ち着いたら書きます(凹)

 

さて、昨日のコラムでは、私が日頃色々な学びや気付きを頂いている“師匠”にあたる方々のSNSをご紹介しました

ご紹介した方々の多くから「楽待デビューできた~」などとSNS上で反応頂けたのでよかったです

実のところ「楽待嫌いなのになんで載せるんだ」などと怒られたらどうしようと思っていました

 

 

無料で情報を得られることに心から感謝

 

ご紹介したSNSを見て頂いた方にはわかると思いますが、それぞれの知識や知見を無料で披露してくださっています

無料で知見を知らしめているという意味では楽待コラムも同様でしょう

多少の報酬が運営会社さんからコラムニストさんに支払われますが、書いている方々の賃料収入を考えると、報酬に釣られて必死に書いているとは思えません(一部いらっしゃるかもですが)

 

SNSでは、新たな補助制度や有用なイベントの開催といった貴重な情報を、いち早く頂くことがこれまでに多々ありました

楽待コラムも、不動産投資に対する普遍的な考え方や、取るべき手法、はまりやすい落とし穴についてわかりやすくまとめて情報発信してくれている人が地主の婿養子さんはじめ多数いらっしゃいます

SNSの師匠たちにしろ、日々書き続けているコラムニストの皆さんにしろ、これまでに時間をかけて身につけたものを、これから同じ道をたどろうという人に惜しみなく発信してくださっていることには感謝しかありません

 

 

利益のための発信はダメなのか

 

無料での発信には感謝するばかりですが、では対価を得ての発信についてはどうでしょう

そう、高額不動産投資塾や会費制オンラインサロンといったもののことです

年間会費100万円とか月会費数万円といったものから、月額数千円程度のサブスク的なもの、はたまた成功報酬的なものまで、今や雨後のタケノコのように乱立していると仄聞します

 

これらの是非については、不動産投資家同士の飲み会などでも良く話題になります

ある程度経験を積んでいる大家さんほど、高額塾を批判的にとらえておられるように感じます

私自身はいわゆる“高額塾”や“高額セミナー”といったものに参加したことはなく、心情としては懐疑的に見ていますが、だからといって全否定する気はありません

 

 

高額塾に感謝する声も

 

全否定しない最大の理由は、「参加して良かった」といった感謝の声も聞こえてくるからです

感謝する声の主な内容は以下のようなものです。

 

▽短期間で集中的にノウハウや考え方を教えてもらえた。時間を金で買えた

▽講師や先輩投資家にあたる方に継続的に相談にのってもらえた

▽本気で取り組もうというレベルの高い人が集まっていて仲間の輪ができた

 

それぞれ「なるほどな」と思えるものです

一番良く聞く「短期間に知識が得られた」というのは、忙しい方、結果を早く得たい方からすると十分にメリットがあるのかもしれません

本を買ったり参加費数千円の勉強会に参加したりぐらいしか知識習得にコストをかけなかった私からするとちょっと真似しようと思わないのですが、支出するお金と得られるものとの差をどう評価するかは、人それぞれでしょう

 

フィーを支払っているからこそ遠慮なく相談できる、それだけのお金を払っているメンバーばかりだから本気でやろうというモチベーションがみんな高いといったこともよくわかります

たしかにそのほうが効果は大きいだろうと思います

 

ただ、やはりというか、実際に高額塾などに入った経験のある方の中からは、「入らなければよかった」という声を聞くこともあります

「だまされたとまでは言わないものの、支払ったことに値するほどのものは得られなかった」という人が多い印象です

 

このあたりの「支払った対価に見合うかどうか」というのは、本当に個々の価値観なのかなと思います

 

 

無料だけではダメなのか、有料だからいいのか

 

私自身は、勉強会や懇親会の費用を都度支払うようなものにだいたい行っていました

もちろん、徴収される勉強会や懇親会の費用は、実際にかかった額よりも多少多くなっていて、会や会主催者の収益になっている面はあるかもしれません

ただ、そこは手間暇がかかっていることなので「有料」との認識は持っていません

私が参加しているような会は、安いところならば勉強会1000~2000円、懇親会5000円といったとこが多く、一番多いのが勉強会+懇親会で計1万円ぐらいでしょうか

高いところでも勉強会5000円、懇親会1万円といったぐらいかと思います

 

ちなみに、先月、仲間内で30人ほど集まって不動産投資へのインボイスの影響についての勉強会を主催しましたが、勉強会費2000円、懇親会5000円の会費設定にしました

安い公的な会議室を使いましたが、この金額だと講師(友達なのでほぼボランティアですが)に3万円の謝礼を支払い、会場費を支払ったらほぼ使いきってしまいます

 

上記のようなことを考えると、安い大家会で学ぶのか、年間数十万円の会費が必要かつ懇親会費は別途(しかも高い店が多いと聞きますw)ということが多いと高額塾で学ぶのかでは、相当コストは違ってくるでしょう

 

私見を言うと、時間をかけてじっくり学ぶのであれば、高額塾などにいかずとも、ある程度のレベルまでは知識を得られると思います

実際、私の周りにいる「すごいな」と思わされる人の中で、高額塾出身者はそれほど多いわけでもありません

 

私自身は、知識習得にそこまでコストをかける必要があるのかという部分では高額塾に懐疑的ですが、「本気で取り組んでいるレベルの高い人が集まっている(可能性が高い)」という点については良いかなとも思います

大家会でも、初心者向けのもの、地主さんが主流のもの、かなりやりこんでいる人が多いものなど、会によってメンバーの雰囲気は様々ですが、自分よりレベルの高い人たちと交わることのできる会のほうが自身の成長につながるように感じています

不動産投資再始動にあたって、いくつかの大家会に新たに入れていただきましたが、その一方で、昔から入っている大家会には足を運ばなくなったり、退会したりしています

自分自身が不動産投資を始めたばかりのころには勉強にもなっていましたし周囲との話もあっていたのですが、勉強会に業者さんを呼んできたり、同じような人が登壇したりと十年一日のようである上、人の入れ替わりもあまりないため、年数を重ねるうちに物足りなくなったというのが本音です

 

有料組織であるだけに「コストがかかってでもやってやろう」という本気度の高い人が集まり、勉強会などを提供する側もコストに見合うだけのものを用意するということであれば、費用がかかる意味はあるかもしれません

 

 

いずれにしても下調べは十分に

 

高額塾、有料サロンを手放しで礼賛する気はさらさらありませんが、中にはコストを払うだけの意味がある組織もあるようです

とはいえ、中には初心者を食い物にしてやろうとか、ほんの少しノウハウを持ったのでコンサルの真似事で小遣い稼ぎしてやろうといった、コストを払う価値のまったくない組織もあるのが現実です

そういった「クソみたい」なものにひっかからないためには、十分に情報収集した上で加入するしかありません

学ぶ時間を短縮したいからといって、その組織が開いているウェブ上の情報だけを見て申し込むというのは絶対にやめたほうがいいです

そのサービスを受けたことのある人の声を、最低でもSNS上で、できればリアルに会う形で聞き取りたいところです

受けたことのある人の声といっても、サービス提供者が用意する人物では意味がありません

そうなると、やはりSNSなり無料か低額の大家会なりを使って情報を集める必要はあると思います

 

高額塾へ支払うお金を「うまくいかなくてドブに捨てたようになっても勉強料だと思えばかまわない」と言えるような方ならばいいですが、不動産投資でなんとか収益を出したいと思っているのであれば、支払うフィーに見合うサービスが提供されているのかどうかはしっかり調べる必要があると思います

 

最近は毎月定額の会費制といったサブスク的なコミュニティーもあるので、そういったものに入ってみて、合わないと思えば数か月ですぐ抜けるといったやり方もいいのではないでしょうか

気に入れば続ければいいですし、より高いけれどより意味のある会がないか情報を集める場として活用する手もありです

私自身、お付き合いの意味もあって有料サブスクの大家グループに入っていたことがあります(もうやめちゃいましたが)

 

 

あえて高額塾に肯定的なことも書いてみました

 

ウェブで高額塾について調べると、否定的な意見が目立ちます

ただ、実際にサービスを利用してうまくいっている人は、ライバルを増やさないためにもあまり発信したがらないですし、どうしてもウェブ上では批判的、否定的な意見が目立つ傾向があるので、あえてこれまで耳にした高額塾に肯定的な意見もご紹介しました

いずれにしても、自分に向いているのか、それだけ支払う価値はあるのかをよくよく見極めてもらいたいと思います

 

ちなみに、私自身はたぶん今後も高額塾には入らないんじゃないかなと思います(笑)

 

本日も駄文、長文にお付き合いいただきありがとうございました