◆あらすじ
自堕落な生活を送る会社員(タカボンのパパ)が、行動力はあるが情弱ゆえ様々なトラブルに巻き込まれながらも困難に立ち向かい”不動産王”を目指していく不動産投資リアリティショー。実体験に基づいたストーリーはもちろん、クセがすごい不動産仲介担当者やキラキラ眩しすぎる兼業大家といった個性豊かなキャラクターたちが発する迷言(名言)は楽待読者の心をつかんで離しません。
◆忘れたころに届いたアレとは
「グガッ……ガッ……なんで…なんで忘れたころに届くんだ……⁉︎いつか来ることは分かっていたが…なぜ…なぜ2件まとめて……! この不動産取得税ってヤツは……! この小さな封筒が……ただただ……俺の心と身銭を削っていきやがる……!」
ちなみに不動産取得税とは土地や家屋を購入したり、新築するなどして新たに不動産を取得したときに100%かかる税金のこと。
震える手で封筒の端をちぎり、中身を確認すると薄いオレンジ色の納税通知書兼領収証書・不動産取得税課税物件明細書・不動産取得税のご案内・不動産取得税の軽減制度について(お知らせ)が入っていた。
取得年月日は古いほうが令和4年8月6日、新しいもので令和5年3月19日と記載されている。よりによって1年以上前のものと半年前のものがまとめて届くとは、私が資金繰りに苦しんでいるのを知ってか知らずか、千葉県県税事務所がさらに追い討ちをかけようとしているのかと疑ってしまいそうになる。
肝心の納税額も不動産取得税としては廉価だが、自堕落な生活を送る会社員にとっては2ヶ月分のお小遣いに相当する大金である。
去年購入している千葉県千葉市稲毛区の物件が課税標準1,949,000円×税率3%=税額58,300円。
一方、今年購入した千葉県山武市の物件は課税標準417,000円×税率3%=税額12,500円。
合計税額は70,800円…痛い…痛すぎる。
とはいえ、不動産王を目指す以上、不動産取得税も避けては通れないので、納付期限(令和5年10月31日)までに耳をそろえて納めてきますが…あゝ…やっぱり痛い。
「ざわざわ…ざわざわ…この納税は言うなら必然 これまでの俺の不動産投資人生のツケ……!…ざわざわ…」
つづく
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