北国の大家です。

いつもコラムをお読み頂き、ありがとうございます。

皆様から頂いた「コメント」「いいね」が執筆の励みになっています。

本当にありがとうございます!

<焼き芋テラス>

今年初のイベントが多いです。今回は中島公園です。

凄い行列だったので芋を買わずに帰りました(汗)。

 

じゅんじゅんさんへのアンサーコラムです。

<アジェンダ>

1-実業家(社長)ってどうだった?

2-創業者と二代目

3-中締め

4-じゅんじゅんさんへのアンサー

5-まとめ

少し長いですが、お付き合い頂けると嬉しいです!

4.じゅんじゅんさんへのアンサー

Q1専業大家になる前に悩んだことはなんですか?

・銀行の融資

悩んだというよりは失敗談です(汗)。

会社を辞める前に銀行に融資できるか聞いてOKだったので脱サラしました。

しかしながら、融資で購入したアパートの収益が生活費に回るのを嫌われて、融資NGでした(涙)。

・失敗時のリカバリー

私の父親は農家の分家です。

父からの相続地があったので、全部売れば1億円の損失にも耐えられました。

しかしながら、祖父から受け継いだ土地を手放すのは最悪の場合です。

手前でリカバリーできるか、目標値にキャッチアップする手が打てるのか?を複数考えました。

一棟目は小さく始めて失敗しないことが重要だと考えました。

Q2専業大家になる前に何を捨てましたか?

(捨てたのではなく選んだという場合は何を天秤にかけましたか?)

・社会的な身分

いい意味でも悪い意味でも「北国さんって何してる人?」となります(笑)。

大家さんは、持っている人であっても、何かしている人ではないのです。

私は町内会(自治会)、後援会、民生委員、そのたボランティアなど、地元の活動に溶け込み、一般の方と触れ合う機会も多いですが、周囲に認知してもらうには時間が掛かりました。

未だに私に得体の知れないものを感じる方もいます(笑)。

不動産をやっていると言えば、町の賃貸仲介店だと思われて、選挙事務所を探して欲しいと言われたことがあります(汗)。

・割増退職金(セカンドキャリア制度など)

1年退職時期を遅らせると、退職金が1千万円多くもらえました。

しかしながら、肌感覚で合理的に考えたことは、良い結果を産まない気がして、マイナス1千万円からのスタートと思えば、少し気合も入るかな?といった感じで退職時期は遅らせない、即退職しました(笑)。

結果は封じられる前の消費税還付・コロナ禍の支援金などで、1千万円以上を取り戻しました。

退職を1年遅らせると、両方が受け取れず、相場の上昇で利回りが下がり物件探しも難しくなった気がします。

この判断はサラリーマン経験が役に立ちました。

プロジェクトでは、よっぽど簡単なものを除き、計画通りに行くものはありません。

むしろ、計画の阻害要因をどう避けて、トラブった状態からどうキャッチアップするかが管理職の仕事でした。

少し難しい仕事は絶対に計画通りに行かない。

軽い失敗を重ねる前提なら、長い目で見ると早めの脱サラがプラスだろうと直感しました。

結果は、直感が正しかったです(^^♪

Q3専業大家となった後で、何かを始められた方はどうしてですか?

・鬼から仏(自己肯定感を上げる)

サラリーマン時代は自分を大切にしていなかった気がします。

仕事を大切にするあまり自己犠牲が大きい。

自己肯定感が下がっている状態です。

自己肯定感の低い人は、尊敬もされず、舐められる場合が多い。

そんな背景で劣等感が顔を出します。

劣等感を打ち消すように、権力で他者を支配して、鬼の北国の完成です(笑)

変えたいなら逆をやればいい!

自己肯定案を上げて、劣等感を打ち消すことを目標にしました。

この時、他者との比較を止めるのが難しいが大事なポイントでした。

ということで、仏はこの過程で作られました(作られてない大汗?)。

脱サラすると会社の看板がないので・・といった理由もありますが、本当の理由は不安を打ち消すためです。

人が正規雇用や各種保険などを望むのは、安心・安全・安定が欲しいからです。

裏を返せば人は不安が怖いのです。

不安を打ち消すために仏になったのが本音です。

副次的な効果として、子供たちを含め家族の関係性も改善されて、人脈形成にも役立ちました。

このため、心理学・哲学・宗教などを少し勉強しました。

・コミュニティ探し

サラリーマンが自動的に与えられて、専業大家には自動的には与えられないものを所属感、連帯感としました。

これを得るためにコミュニティ探しに腐心しました。

その結果今は学生時代より、サラリーマン時代より、一番知人が多いです。

サラリーマン時代は価値観の同じ人とだけ付き合っていましたが、今は自己犠牲も劣等感もないので、本当に多種多様な価値観の人とお付き合いできます。

貢献する相手が増えるのは幸福度が上がるなーという感想です。

Q4専業大家になった後の夢はありましたか?

・信号機から次の信号機まで物件を買う

分かりやすい指標として資産〇〇億円を目標とする方が多いですが、私の一つの目標は自宅から信号機一つ分の土地を買う事です。

この信号機から次の信号機までは、北国さんの土地で、そこには倉庫、ファミレス、アパート、商業ビルがあるって感じです。

・冬は暖かいエリアでDIYして過ごす(経費でね)

ウィンタースポーツをやらなくなって久しいので、たまには冬の北海道を経費で脱出したいです。

先輩を見習い、暖かいエリアに物件を持ちたいなと思っています。

やればできそうですが、優先順位は下げています。

Q5専業大家となった後の心配事はありましたか?

・浪費家を卒業できるか?

サラリーマン時代は全力で消費して浪費家気味でした。

浪費家は卒業する必要があると思っていました。

脱サラ後は、私と妻の自動車を売却して生活をミニマムにしました。

割と良い車を乗り継いで来たので、親戚や近所の噂になりました(汗)。

この時期は、スーパー銭湯に行くにも、施設の無料送迎バスの停留所まで1km歩きました。

・目標のCFに到達できるか?

アパート2棟買えれば良いと思っていましたが、なかなかうまくは行きませんでした。

結果はゼロイチができれば、その後は割と順調に買い進められました。

サラリーマンでは味わえない、事業者ならではのリターンを得たこともありました。

アパートを右から左に売却して8か月間で2,500万円のキャッシュフローを得て、その後の購入物件でご縁が繋がった事や、税務でも1千万円以上のリターン(!?)がありました。

Q6最後に、専業大家になってよかったですか?

年齢的にも目標のイメージとしてもよかったです!

但し、自動的に居場所・目的まで与えられるサラリーマンとは違い、全てを再設計する必要がありました。

逆算して、良かったと言える自分(ありたい姿)を設計して行動すれば、良かったと思える。

とりあえず時間と金があればオッケー的な感じだと、暇すぎて辛いと思います(笑)

5.まとめ

私の場合は三段階で考えました。

レベル1 不安を取り除く

サラリーマンのような安定を自分で作る感じです。

レベル2 コミュニティの再設計

サラリーマンだと社内・取引先の人々と価値観を共有して過ごしますが、脱サラすると自分の価値観を見つめ直して、それにあう人を探してコミュニティに参加する。

大家会、草野球、社長会、ヨガ、心理学研究会、地元の自治会・民生委員・ボランティア・後援会などのコミュニティに参加しました。

楽待コラムニストも大きなコミュニティです。

レベル3 ありたい姿を目指す

家族関係はありたい姿を再定義しました。

事業は短期の1~2年の目標を設定する。

そこから先はサラリーマンと一緒で、目標の達成度を評価して、目標を見直す。

やりたいことや会いたい人が増えたら、有り余る時間とお金を使い我慢せずに実行に移す。

後は金銭的な我慢を極力減らしたかな。

価値観の再定義、我慢による損失(幸福度の低下)などを常に考えるようにして、自動思考で安いものを買わないなど。

こんな感じで、私の場合は三段階で幸福度を上げる事を追求しました!

 

今回のコラムは如何だったでしょうか?

私達夫婦はコラムを通じて初心者の方に、不動産投資に取り組む際の「情報」と「勇気」を届ける事をテーマとしています。

我々の実践行動が、少しでも皆様のお役に立つ事を願っています。

―以上です―