こんにちは!地主の婿養子大家です!
原点回帰
敢えて買う必要はないシリーズ3日目になります。
【1日目】
1.敢えて買う必要はない
2.避けるべき物件①
【2日目】
3.避けるべき物件②
4.避けるべき物件③
【3日目】
5.避けるべき物件④
6.忘れてはいけない事
早速、参ります。
5.避けるべき物件④
1日目は、
①テラスハウス
2日目は、
②擁壁物件
③狭小物件
を例に挙げました。
そして、第4の避けるべき物件は、予想者の皆さんお待たせしました。
④事故物件
です。笑
やっぱりそうか。と思われる方も多いですが、私からすればこれぞ敢えて買う必要のない代表格です。
次章で、本シリーズのまとめを書くことになりますが、そこに繋がっていくことになりますので読み進めていただけますと幸いです。
事故物件は安く買える。
割安な事故物件を買う。
これは似て非なる場合があります。
前者は、
安く買えるから
事故物件を買う。という消費行動。
それに対して、
後者は、
割安だから
敢えて購入する感じでしょうか。
もともと、不動産投資という行動には、常に保有リスクを負います。
その中で、
事故物件ほど長く不動産価値を下げ続ける事象は私は知りません。
敢えて、
それを買うという行動は、
良い物件を安くという理想をはなから諦めている行動のように感じます。
私が考える一つの歪みは、
まわりが見たら凹んで(へこんで)いるものが、自分ならば正せるものを言うと思いますが、最初から歪んでいるものは単なる凹み(へこみ)でしはありません。
ただ、
不動産でも私はよく言いますが、立地というものは動かせません。
それと同様、
事故の事実は基本的には一生消えない
と私は考えていて、それを抱え続ける事が確定しているのに敢えて購入はどうなのかと考えます。もちろん、購入者には売却という選択肢もありますが、それは基本から外れたものとして除外しての考察ですが。汗
もう一つ、
注意点と言うか、私が気にかけている事として、
事故物件には、心理的瑕疵という言い方がありますが、
心理的瑕疵というものは、そもそも土地そのものに付いて回ります。私が基本一生消えないと捉えているのはその為です。
不動産を見て、診て検討しているか、
お金を見ているだけの違い
とでも言えばよいでしょうか。汗
理解して実践している人を否定する意図は1ミリもなく、あくまでも初心者というか、不動産を志す上での一つの捉え方としてお伝えしています。
そうでなくとも、
将来あなたが金の卵と思っていた物件に、救いようのない事故が起きてしまって、それがあなたの人生においては一生続くくらいの心理的瑕疵を背負う可能性があるのが不動産の保有リスクなので
6.忘れてはいけない事
言葉で表す事の難しさを痛感していますが、本シリーズ通して、忘れてはいけないと思っている私の方針の中核には、
不動産を買う
という事は、基本的には土地を購入するという行為であり、それ以外、建物が生み出す収益もあくまで装置でしかありません。
故に、
価値のある不動産を出来る限り安く買う努力をする事
と、
はなから、
金額だけが一人歩きしているかのように、価値の無い不動産を安いからと検討するのは、スタート地点が違うわけです。
もともと、よく言われる話として、
千三つ
と言われますが、それは、1000件の不動産の中で買ってよいのは3つくらい、それだけ良い物件を探して買う事の大変さを表していています。
最近では、体感的には
万三つ
みたいな感じに感じますが、
検討時点で、事故物件を安いからと検討に入れるのは、
この3つを最初から除外して不動産を探している行為
に見えます。(何度も言いますがわかって実践している人は除外しています)
凄く偉そうに聞こえてしまうと恐縮してしまいますが、
基本というのは実に大事だと思っていて、
私が、今回の敢えて買わないシリーズで上げた物件を実際に購入出来ているのは、むしろ、スタンスとしてこの敢えて買わないスタンスを大事にしているからこそだったりするわけです。
そこまで理解して、敢えて買うならばそれは、
あなた(私)だけの
不動産道
買えない時期が続くと、どうしても裏の道、安易な道へと思考が移ろい気味ですが、
そんな時だからこそ
基本に忠実に、
安全な買い方
で
安全な借り方
で
それでも儲かるであろう不動産投資を進めていくのはいかがでしょうか?
低利回り築47年RCをオーバーローンで購入して運営中一切CFの出ないであろう買い方をするドMな婿養子大家からの注意喚起でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。m(__)m
次回は、地銀の支店長、信金の支店長と話す機会があったので、珍しく金融情勢コラムを書こうと思います!!
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