おはようございます!地主の婿養子大家です。
金融情勢
前回書く予定でしたが、タイムリーにまた空の宅配ボックスが開かないという現象が起きて入居者から連絡があったので、どうしてもアマゾンに文句言いたくなって先に書いちゃいました。(今回がアマゾンだったかは不明。笑)
今日は、先日、地銀と信金両方の支店長とゆっくり面談する機会があったので、会話から感じた内容を共有したいと思います。
構成は、
1.地銀支店長との会話
2.信金支店長との会話
3.私の捉え方
以上で書いて参ります。
金融情勢に長けている投資家や、頻繁に情報収集している方にとっては目新しい情報ではないかも知れませんが、前線に人間の言葉には重みがあるので共有しようと思いました。それでは参ります。
1.地銀支店長との会話
この地銀は私のメインバンクですが、昨年の4月から日銀の実質的利上げ方針を感じ取っていたようで、
実際に日銀で発表される10か月くらい前から、
既存の取引での固定期間満了案件の利上げ交渉へのジャブ打ち
新規案件に対する融資の渋い条件提示
が始まっていました。
私の当初からの印象としては、
仮に日限が実際に利上げに舵を切るにしても、黒田さんの退任前後であろうと思っていたので、それに対してはあまりにも用意周到であることと、
提示してくる利上げ幅は、
実際に1度目の実質的利上げ幅の0.25%を超えてくるもので、私の予想では、日銀の利上げは1度ではなく複数回に分ける。少なくとももう一度近いうちに上がるのであろうと予測していました。
その結果、
今年の10月にまた実質的な利上げに繋がるであろう発表が日銀からされたのは記憶に新しいところです。
つまり、
この地銀は、
事前に正確な情報を得ているか(笑)物凄く嗅覚が鋭い
そんな印象を再認識した出来事でした。
そんな中、最近支店長とお会いした時に、彼は信金の貸出金利や条件、状況を気にしているように映りました。
過去、長く取引をして10人近くの支店長とお話をしてきましたが、彼らが面と向かって、信金の動向を聞いてきた記憶はあまりありません。多分、この手の記憶力は悪くない方だと思う(妻の頼まれごとは忘れてよく怒られるが)ので、実際に無かったのだろうと思います。
彼らは、メガや都市銀行の動向には敏感で、他の地銀ですらあまり意識していないくらい、立場が強いのだと認識していますが、そんな地銀が信金の動向を気にしていた。
彼の口からも担当者からも出ましたが、
既存の取引先の固定期間満了時における利上げにかなり苦戦している
感じでした。
彼らが上げたい先は、私のような立ち位置の相手が多いのだと思っています。最初から金利が2%を超える相手に3%になるような交渉はしておらず、多分、0%を下回る相手に1%を超える、実際は1.2%程度の交渉をしているのですが、相手も強い立場なので他にあてがいくらでもあり、
融資額の減少を意識
残高の減少を懸念
している風に見えたのでした。
実際に、去年から特に今年にかけて、私は3件程度物件を購入していますが、全て信金にお願いをしており、条件面で言っても、明らかに信金に優位性を感じるくらいでした。
この現象は、
日銀の指す利上げは、
長期金利を指しており、この地銀で10年もの国債を基準に貸し出する商品である、固定金利を絡めた商品では仕入れ金利の上昇リスクがある中、
依然として
短期金利連動型は上がる感じではない
ところから生じたものだと思っています。
2.信金支店長との会話
この2年弱、地銀に対して、優位性を感じていた信金。
実際に私も直近で5億円程度、こちらからの融資を引いた事になります。
彼らはこの10月まで、
不思議なくらい、
利上げ懸念に対するアンテナが低い
印象がありました。
故に、私は逆にそれを利用してというかそこにお世話になった感じでしたが、
ここにきて、
信金支店長からも恐らく初めて金利上昇についての言葉が出て来ました。
短期連動型の商品がメインの彼らにとっても、気にするべきトピックになってきたという事だと思っています。
今のところ、彼らの懸念点は、
既存の取引ではそんなに上げられない
特に、
住宅ローンではそんなに上げられない
という感じの嘆きの声でしたが、
だとすると、
向かう先は、新規案件への利上げ努力になる。
つまり、
この2年地銀で起きていた事が、ようやくこの信金でも起こり始める可能性が出てきたわけです。
そうはいっても、もともと基準金利自体が短期連動型を基準にしているので、
ここが上がる気配が出るまで
が信金の積極融資のチャンスとも言える。
3.私の捉え方
恐らく、両金融機関でも貸出先、条件の二極化が進むと読んでいます。
従って、
私の場合、
この地銀ではまだ利上げ意識は高いだろうし、信金では、まだ今は大丈夫。
しかし、
信金の意識に変化が芽生えたのには理由があるはずなので、
ここから年度末までの彼らの姿勢には注視して、来年度への購入、借入の私の方針を見る必要があると感じています。
参考になる話かどうか分かりませんが、彼らの言動からの考察コラムでした。汗
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。m(__)m
今月もなんとかかんとか勝手にジュニアさんが自分と私に課してくるノルマ達成です。笑
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