こんにちは。

ベトナム大家です。

 

12時間かけて実務講習を受けてきました。

4500万円の戸建てを客に売る取引事例では

さらに500万円を用意させるべきだそうです。

登場人物の「新人」くんもドン引きですよ。

 

仲介手数料はもちろん満額の148万円を要求し

自動車や家電製品は懇意の店で買い換えさせ

キックバックを盗るように努めましょう。

 

また、実際に私がやられそうになったように

オプション全開の割高な火災保険を勧めれば

さらなるキックバックも望めるとのこと。

これぞまさに宅建士の実務!という内容でした。

 

免許センターのボッタクリ

こんなツイートを見かけました。


免許を更新しようとしたら、説明もなく

交通安全協会費の500円を上乗せされた。

あやうくボッタくられるところだった。


 

500円のボッタクリには敏感になるのに

数十万円の仲介手数料には納得してしまう

その心理を分析していきたいと思います。

①頻度

免許の更新は3~5年ごとに発生しますが

普通、不動産の購入は一生に1回程度です。

ボッタくられたことに気付いたところで

次からは値切ろうと思っても後の祭りです。

②パーセンテージ

免許更新費用が2500円なのに対して

安全協会費の500円は20%になります。

一方、2500万円の不動産を購入するのに

仲介手数料81万円は3.24%になります。

付帯費用のパーセンテージだけを見ると

少なく見えてしまうという錯覚があります。

③他の項目

免許は、更新費用と協会費の2つだけですが

不動産の購入には多数の項目があります。

・売買代金 ****万円
・収入印紙 ****万円
・登記費用 ****万円
・融資手数料 ****万円
・仲介手数料 ****万円
・火災保険料 ****万円
・固定資産税 ****万円・・・など

こんな感じで、超絶ボッタクリ仲介手数料が

他の費用に紛れてしまうという点があります。

④お金の出どころ

交通安全協会費は、自分の財布から直接

500円玉が出ていくところが目に見えます。

不動産の手数料は諸費用ローンを組むため

仲介手数料は420か月(35年)で分割され

少しずつ引き落とされて気付きません。

 

 

以上の4点により、仲介手数料ビジネスは

非常に優れたモデルであると判明しました。

特に④については、ラッセンの版画を売る

エウリアンも同じスキームを使っています。