こんちくわHIKOです。

 

あるとき私のオフィスの郵便受けにサービサー(債権回収業者)から支払い請求の用紙が届きました。

は?

借入金は毎月返してるぞ。新手の詐欺か?

ハガキをよく読んでみると、中部電力が電気料金の債権をサービサーに売却したようでした。

物件空室時にリフォームや内見案内の為に電気を通電させることありますよね。

内見案内の為だけだったりすると、月額請求が数百円だったりします。

そんな数百円の請求書を見落としたことがあるみたいなんですよね~

 

いやいや、中部電力さん。見落としてたのは申し訳ない。ワタクシの落度でございます。でも電話一本してくれたらすぐ払いますがな~わざわざサービサーに売却せんくても~。

確か300円位の金額だったかな。すぐコンビニに払いに行きました。

 

そんなことがあったので閃きました。

家賃滞納でとりっぱぐれた家賃債権てサービサーに売却できるんじゃないか?安い金額で買いたたかれたとしても少しでも回収ができるんじゃないかって。

 

そんな訳で調べてみましたよ。

 

まずサービサー(債権回収業者)をご存じない方の為にサービサーの説明からしますね。

バブルが崩壊した後、不良債権まみれになった金融機関。その債権処理の円滑化を目的に「債権管理回収業に関する特別措置法」通称サービサー法が施行されました。

それ迄は債権回収業務は法律で弁護士にしかできない業務とされていたのが、法務大臣から認められた民間企業でもできるようになったんです。

 

新ナニワ金融道では灰原と桑田がもぐりのサービサー会社をやるストーリーでしたね。※資本金が5億必要なこと、取締役に弁護士が1名以上必要なことが債権回収業者の正規の設立要件なのでもぐりだったんでしょうね。

 

サービサーは金融機関などから委託をうけたり、債権を買い取ったりして債権を回収します。

金融機関も債権回収に時間と手間を掛けたくないですからね。

それに不良債権を債権放棄(債務免除)すると税金(寄付金課税)が掛かってしまう恐れがあります。そこでサービサーに債権を売却することで不良債権を損金として計上して処理できる為、税金を負担する必要が無くなります。

 

この債権回収というサービスは金融機関だけでなく、今回の私のように電力会社やガス会社の債権にも適用されます。

 

一般的に債権の売却額は額面の3%程度のようです。

回収が困難な不良債権なんで100万円の債権でも3万円で買い叩かれるんでしょうね。サービサーは100万円すべて回収できなくても3万以上回収できれば利益が出るわけです。

 

それで本題の滞納家賃の債権売却ができるかですが、調べた結果できませんでした(笑)

サービサーが回収できる債権は結構細かく法律で決まっていて、家賃はそれに含まれていので、出来ないようでした。

 

残念。

そりゃできたらもう既にみんなやってるよね💦

まあ調べて少し頭が良くなったので良しとします。

 

不良債権作らないようにがんばろっ

※当コラムの執筆報酬は全国の児童養護施設や乳児院など、子供たちの為に全額使わせていただきます。