◆昨日退去

 かれこれ10年以上ホームステイの受け入れをしてきて、何百人何百回とサヨナラを言ってきましたけど、いつも別れは寂しいものです。

 

 昨日の朝、1ヶ月間ホームステイしていたアメリカ人ゲストが部屋を出て行きました。慣れない日本語で一生懸命メッセージを置き手紙を残してくれた。

 

 帰国前日に温泉に連れていってあげたのですが、中2の息子と意気投合して2時間ぐらいお風呂に入っていました。すごく楽しかったようです。 

 

 手紙を読みながら「来てくれてありがとう」という気持ちでいっぱいになり、思わず目頭が熱くなりました。歳を取るとだめですね。

 

 

◆やり甲斐を感じる

 以前にもお伝えしましたが、私は10年以上前からホストファミリーをしていて、これまで40カ国200人以上の外国人を受け入れてきました。

 

 不動産投資だと1棟アパートを3000万円で買って毎月15万円のCFを得てみたいなイメージですが、入居者との接点はほとんどありません。入居者から感謝されることもほとんどありません。

 

 一方で、ホストファミリーは自宅のちょっとしたスペースさえあれば、外国人と交流を持ちながら毎月10万円〜20万円の収入があります。しかもすごく感謝されるんです。

 

 まったく性質の異なるものではありますが、直接感謝を感じられる分、やり甲斐を感じるのは不動産投資よりもホストファミリーの方です。(不動産投資も楽しいですし大好きです)

 

◆日本を再発見する!

 っで、毎日のように多種多様の外国人と交流していると、私にとって当たり前だった日本や日本語について、いつも新しい発見があるんです!

 

 たとえば、日本語には「助数詞(じょすうし)」ってありますよね。

 

 箸は「一膳」、お茶は「一杯」といったように、ものを数える単位のことです。英語で言うと「Counting」でしょうか。

 

 これが日本語を勉強する外国人にはとてもやっかいなようで、「これはなんと数えるの?」と聞かれることも度々あります。しかし、私は日本人でありながら、答えられない。。。(汗)

 

 お茶は湯のみに入っていれば「杯」で数えますが、飲む回数は「服」で数えます。煎茶は一煎、二煎と「煎」で数えますが、抹茶は一服、二服と「服」で数えます。外国人から尋ねられ、Google先生に聞いて先日知りました。

 

 2つまとめて数えるものもあります。箸は1セットで「膳」、靴や靴下は1セットで「足」ですよね。

 

 すると、すかさずフランス人の女の子から、「パンティストッキングはつながっていますが1足ですか?」「手袋はなんと数えるのでしょう?」

 

 どんどん鋭いツッコミがきます。その度に調べて、今まで知らずに過ごしてきた新しい日本を発見していくのです!

 

◆不動産投資も日々新しい発見

 不動産投資も同じです。幸いなことにもう15年以上たずさわってきていますので、大抵のことは分かるようになってきました。

 

 「こういう物件を買えば儲かるな!」「これは絶対に買っちゃいけない物件だな!」「この物件は買った後に苦労するだろうな・・・」といったことも分かるようになるもんです。

 

 ところが、不動産投資について全てを知り理解しているかというと、まったくそんなことはなくて、日々新しい発見だらけです。

 

 こうやって楽待コラムを書いたり、StandFM(スタエフ)で音声配信したり、X(Twitter)でつぶやいたりしていると、いろいろな質問やコメントを頂いたりします。都度新しい発見があるんです!

 

 たとえば、購入時に加入する「火災保険」。

 

 今では割と知られるようになりましたが、前オーナーの火災保険を引き継ぐことができるということを知った時は驚きました。

 

 代理店によっては引き継ぎできるのは相続や贈与の場合だけと言われる可能性もありますが、やり方次第では引き継ぐこともできます。

 

 前オーナーの火災保険を引き継ぐことができれば、年々高くなっている保険料もかなり割安で加入できます。今では5年が最長となった契約も10年20年と長期で加入できる可能性もあります。

 

 また、前オーナーの火災保険を引き継ぐことで、購入した物件の部屋の未請求の破損箇所の原状回復費用をまかなえた人もいます。

 

 

 このように不動産投資の世界は知っているか知らないかだけで大きく損得に差が出ますから日々情報収集と勉強していますが、いつも新しい発見があるなと感じている次第です!

 

◆編集後記

 2019年に出版された「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」は大ベストセラーになり話題を呼びましたよね。

 

 常識を疑うこと、誰もが当たり前だと考えてきたことを覆すことこそ学問の醍醐味だと教えてくれた本でした。

 

 

 我が家でも息子が5歳の時にパンの真ん中に指でほじほじして穴を開けながら、「空いた穴のパンはどこにいっちゃうの?」と問いかけてきました。

 

 なんと言う哲学的な問いでしょうか!?(笑)子育ても日々新しい発見です!