『24時間駆けつけOK!』的な鍵屋さんって、ありますよね。

実は僕、自宅の鍵をなくしてしまい、深夜に利用したことがありまして…

そのときのエピソードをご覧ください…。

 

 

 

本当は利用したくなかった

僕は過去に、こんなコラムを書いたことがあります。

『24時間対応の鍵屋を呼んで失敗した話』(2022.5.24投稿)

…これは、所有アパートの一室で鍵が回らないという事案が発生したときのエピソードです。興味のある方は、ぜひご覧ください。

で、僕にはこのときの苦い経験がありますので、本当は24時間対応の鍵屋は利用したくなかったんですよ…。

 

 

 

特急列車で鍵を落とす

昨年のある日、僕は特急列車で福岡へ行きました。

そして、JR博多駅の改札を出た直後、僕はあることに気付いてしまいました。

「自宅の鍵がない!」

…と。

このとき、特急列車内で落とした心当たりのあった僕は、博多駅の『お忘れ物承り所』に行き、「特急列車内で鍵を落としました。○号車の○○あたりで落としたので、車内に取りに戻っていいですか?」と尋ねました。

この特急列車は博多駅が終点のため、取りに戻れると思ったのですが、受付の人から「戻ることはできません。スタッフに探すよう連絡し、見つかり次第ご連絡いたします」と告げられてしまいました。

そして、受付用紙に名前や連絡先を記入し、僕は泣く泣くその場を去ったのです…。

 

 

 

連絡が来ない

しかし、待てども待てども、お忘れ物承り所からの連絡はありません

僕はこの日、夜遅く帰宅する予定だったので時間はたっぷりあったのですが、そもそもお忘れ物承り所の営業時間が18時までですので、それまでに見つける必要がありました。

それなのに、全く連絡の入る気配がありません。しびれを切らした僕は、18時前にお忘れ物承り所に電話をかけたのですが…

「まだ見つかっておりません」との回答だったのです…。

 

 

 

鍵が見つかることを諦めた

お忘れ物承り所の営業時間も、もう終わります。僕は、この時点で鍵が見つかることを諦め、渋々24時間対応の鍵屋へ連絡し、帰宅予定時刻である23:30に自宅前に来てもらうようアポを取ったのです。

24時間対応の鍵屋からは、料金について次のように説明を受けていました。

「ピッキングで開錠できる場合は約20,000円、ピッキングで開錠できない場合は約40,000円かかります。(共に深夜料金込み)」

…と。

 

 

 

破錠するしかない

予定通り、23:30に帰宅した僕は、先に到着していた鍵屋と会うことができました。

すると、鍵屋が開口一番…

「このタイプの鍵はピッキング不可なので、破錠して鍵交換するしか方法がありません。料金は、44,000円(税込)になります。」

…と言うではないですか!

いやいや、自宅の鍵はピッキングできるタイプのはずなので、僕は尋ねました。

「これ、ピッキングできると思うのですが…絶対に間違いないですか?」

…と。

「はい、絶対に間違いないです。」

…こう言い切るため、仕方なく破錠してもらい、鍵交換してもらいました。

所要時間は10分もかからなかったと思います。割とすぐに終わりました。

僕は44,000円(税込)を支払い、鍵屋は帰っていきました。

このとき、予定外の痛い出費に泣きそうになったことを、今でも鮮明に覚えています。

 

※自宅の鍵はこのタイプ※

 

 

別の鍵屋から教えてもらった

後日、僕が所有物件の鍵交換をお願いしている鍵屋にこのエピソードを話したところ、次のように教えてくれました。

「このタイプの鍵はピッキングできます。鍵の形状によって、ピッキング所要時間の目安が定められているのですが、この鍵は5分未満でできる、難易度の低いタイプのものですよ。」

…やはり、自宅の鍵はピッキング可のタイプでした。

しかも、ピッキング難易度の低いタイプのものらしいです。

では、なぜ僕は「ピッキング不可なので破錠するしかない」などと言われてしまったのでしょうか?

まあ、これは想像ですが、鍵屋からすると破錠して鍵交換するのは簡単な作業だと思うんですよ。しかも、それでピッキングより高い金額を請求できるわけですから、商売のために敢えてこのような対応をされたのだと思っています。

皆さまも、所有物件の鍵トラブルなどで鍵屋を呼ぶケースもあるかもしれませんが、24時間対応の鍵屋はその場限りの商売になることがほとんどのため、不必要な高額作業をする恐れがあることを理解しておいた方が良いように思います。

でも、何だかんだで1番悪いのは、鍵を落としてしまった僕なんですけどね…。この件は、勉強代だと思うことにしています。

 

 

実は、鍵を落とした翌日、JRのお忘れ物承り所より電話がかかってきました。

「昨日お客様が落とされたと思われる鍵が、本日車内にて見つかりました。」

…いやいや、もう遅いって!笑