首都圏に住んでいると身近な観光地として何かと話題になる「箱根」。新宿から小田急線一本、1時間ちょっとで行ける日本有数の観光地だ。
コロナも日常になりつつある昨今、箱根にも人が戻ってきている。箱根町のサイトで公開している資料(入込観光客数)によると2022年の観光客数は2019年比で9割ほどに回復。最新データは載っていなかったが2024年はさらに観光客が増えていることだろう。
筆者テック大家さんは、そんな観光地「箱根」に賃貸マンションを所有している。
今回は、この物件でスマホ対応の赤外線カメラ、カッコよくいうと「サーモグラフィー」。これを活用する。
箱根の中古物件は寒い!?
箱根は標高が500mから600mくらい。関東の平野部からすると標高の高い地域で、夏は避暑地として別荘も多い土地柄である。
当然ながら冬は寒い。
もっとも、雪は降るのだが雪国のように冬の間じゅう積もったりはしない。雪国にお住まいの方からすると「何をいうか」という程度の寒さかもしれない。
だが、なにしろ関東平野部に棲む著者からすると箱根は寒いのだ。
所有する箱根の物件はもともと保養所として立てられたものだが、すでに筆者と同じくらいの年齢でかなり古い。それでもRC構造で駆体はちゃんとしていたので、これを中古で購入しフルリノベーションして1Kの賃貸マンションとして運用しているというわけだ。
観光地に賃貸物件所有。となると、オーナーも一室専有して利用しない手はない。ちょっとした別荘感覚である。してみたところ、冬は部屋の中にいるとなんだかが肌寒い。暖房はエアコンのみ。
どこからともなくすきま風がくるようだ。
なんとかならないものか…
原因を探求するためサーモグラフィーで可視化
そうだ、可視化しよう!
赤外線カメラ、サーモグラフィーを使って温度が低い部分がどこなのか映像でみてみればいいではないか。
DIY大家さんの強い味方、Amazonで調べてみると、スマホにくっつけるサーモグラフィーが4万円台で買えることを知る。
それが上の写真のような小さな機器。
FLIRというメーカの製品で、Android版とiPhone版がある。
うちは著者がAndroidユーザだが建築家の奥様はiPhoneユーザ。興味津々の奥様が使えるようにと今回はiPhone版を購入することにした。
こいつをUSBケーブル(Lightningケーブル)で接続して、実際の映像は専用のスマホアプリをインストールしてつかうという代物だ。
スマホで手軽なソリューションに感激!
4万円程度でサーモグラフィーが手軽に実現できる。操作画面はスマホなので動画も取れるし扱いも簡単。
映像化する際の設定で気に入ったのは、温度の範囲の設定だ。
最低温度と最高温度を手動で設定することもできるので特定の場所の絶対的な温度が色でわかる。一方、ある場所と別の場所の温度差が知りたいだけれあれば、この処理は自動化してくれる。自動で高低差を色分けするので、部屋の中の寒い部分が「いい感じ」で映像として確認できるのだ。
以下のスクリーンショットは、専用アプリでサーモグラフを表示している状態である。
テレビの検証番組などでよく観る映像だが、これが自分のスマホで手軽に利用できるとは、なんだか楽しい。
画像はリアルタイムに表示される。タイムラグは全く気にならない。確認したい方向にこの機器の「目」を向けれてやれば温度差が手に取るようにわかるというわけだ。
専門家になった気分だ(なんの?)。
ちょっと便利で感動!いい感じである。まったく便利な世の中になったものだ。
これを見て改善が必要なところを考えることにしよう。
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