■前回までのあらすじ
確定申告書の作成のために税務署を訪れるも、なんと窓口に100人以上も並んでいた。その光景にヘタレ会社員(タカボンのパパ)は並ぶことを諦めてトボトボと帰宅する。
帰宅後、リビングでパソコンを立ち上げて「さあ納税すっぞ‼︎」と己を鼓舞してe-Taxにログインするも・・・入力の仕方がよく分からず、ヘタレ会社員また挫折。
そんなとき、妻から「やり方が分からなかったらYouTubeで調べてみたら?」とアドバイスを受けて、再びやる気スイッチをONにするのであった。
■平凡な会社員としては大きな納税プロジェクト
まずは「マイナポータルアプリ」をインストール。そうすることでパソコンとスマホ、マイナンバーカードのデータを共有して、入力した情報を保存しつつ確定申告書の作成を進めていく。
とにかく分からないところはYouTubeと五十嵐未帆さんの愛のお説教部屋でしばかれて…否、調べて入力していく。今回の確定申告書の作成における最重要課題は昨年売却した物件。
一昨年250万円で購入したのだが、購入からわずか3ヶ月足らずで500万円で売却した。そのため所有期間は長期譲渡所得に該当する5年には程遠く「短期譲渡所得」になるので、売却代金から購入代金や仲介手数料・登記の費用など不動産の取得に要した費用を差し引いた金額に所得税が30%・住民税が9%乗っかってくる。
ここで気をつけないといけないのは、建物の取得費から経過年数に応じて減価償却費を差し引かなければならない点。当然のことながら購入後にリフォームはしていないので、修繕費用は発生していない。
私がただの情弱であれば「250万円で買って500万円で売れたぜ〜!ウェーイ‼︎不動産投資楽勝〜‼︎」などと死ぬほど痛いコラムを投稿していたはず。
まがりなりにも5年近く実践大家コラムを読み、兼業大家を営んでいると、少しずつではあるが経験と知識がついていくものだ。
一昨年売却を決めた段階で、ザックリ計算しても100万円近く税金を納めなければならない事は分かっていた。そのために脱税以外の真っ当な方法で何かしら手を打つ必要があった。
次回、足掛け2年にも及んだヘタレ会社員としては大きな納税プロジェクトの全貌がいよいよ明らかになる・・・刮目せよっ‼︎
つづく
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