こんちくわHIKOです。

 

専業大家の方々、自営業者の方々、小規模企業共済には加入していますか?小規模企業共済で節税できるのは広く知られていると思いますが、小規模企業共済をうまく使って投資するのはあまり知られていないのではないでしょうか。

 

まずは小規模企業共済ってなんだよ?ってところから説明しますね。

 

小規模企業共済は国の機関である中小機構が、小規模の経営者や役員、個人事業主などの為に作った退職金制度です。

※その為サラリーマンは加入できません。

 

私のような本業個人事業主ですと退職金も厚生年金もありませんからね。将来の為に積立てているわけです。

掛金は月額1,000円から70,000円の範囲で500円単位で設定できます。

ポイントはこの毎月の掛け金の全てが所得控除となる点です。

70,000円掛けてれば年間で840,000円の所得控除となります。大きいですよね。

共済金の請求は個人事業を廃業した場合や、死亡した場合の他に、老齢給付と言って65歳以上で180カ月以上掛金を払い込んでいる方が対象です。

 

任意ででの解約もできますが、20年以上掛けてないと解約手当金が掛金合計を下回ってしまします。

 

月額70,000円掛けていても、事業が苦しい時などは払いえないときもあるかもしれませんよね。でもそんなときは1,000円まで掛金を下げてしのいで、また業績が良くなったら掛金を上げればよい訳です。

1,000円すら払えない場合はそもそも廃業した方が良いかもしれません。

 

 

小規模企業共済の加入条件は業種によって異なりますが従業員数が5~20人以下でないと入ることができません。

かといって、加入後に事業を拡大して従業員数が増えても強制的に脱退させられることもありませんので、事業を始めたばかりでも最低掛金の1,000円で加入しておくとよいでしょう。

 

と、ここ迄が小規模企業共済の説明で、ここからが本題です。

小規模企業共済に加入している方でも意外と知らない方が多いですが、加入していると「共済契約者貸付」というのを受けることができます。要するにお金を借りれるんですね。

 

では、共済契約者貸付がどんな制度か見ていきましょう。

まず、この貸付制度には「一般貸付」「特別貸付」の二種類があります。

特別貸付は金利0.9%と低金利ですが、緊急時に受ける融資なだけあって、融資のハードルは高いです。災害や傷病、廃業準備や事業承継など特別な場合にのみ融資をうけることができます。

 

それに対して一般貸付は金利が1.5%でこれまで掛けてきた掛金の7から9割の金額を借り入れすることができます。

借入期間に関しては、金額によって最長期間が変わりますが、100万以下なら12ヶ月、150万~300万以下なら24カ月、といった具合になります。

え?借入期間短くね?と思いました?

大丈夫です。12ヶ月でもまた金利を払って1年延長できます。毎年手続きするのが面倒ではありますが実質借り続けることができるんですね。

つまり年利1.5%以上で運用できれば差額が利益になりますよね。

 

資金使途に関しても運転資金や、その他事業に関する資金、生活資金といった具合に結構何にでも使え、審査という審査もなく基本的に申し込みだけですぐに借りられます。

手続きは商工中金で行います。気を付けるのは借りている分の金額は共済解約時に差し引かれるということです。当然ですけどね。

 

いかがですか?節税しながら投資ができる小規模企業共済、お得でしょ?

加入は商工会議所や金融機関、農協、青色申告会などでできますので気になった方は問い合わせてみてください。

私も毎月70,000掛けてますよ~