どうも! 億トレ大家です!!

 

今回は不動産仲介に対する不満をぶちまける回になります。

 

ボクは現在、土地の情報をポータルサイトでチェックするのが日課になっております。

 

先日、そこで気になる土地の情報を見つけました。

 

 

【スペック】

 

立地 JR八王子駅 徒歩15分くらい

広さ 250㎡ くらい

値段 2000万円 くらい

 

八王子市のエリアは、取れる家賃が高くないので、新築アパートの建築に向くエリアだとは思っていません。

 

とはいえ、JR八王子駅は巨大なターミナル駅です。

 

JR八王子駅が徒歩圏内の土地で坪単価30万円を切っているのは、非常に魅力的で、上手く建築できれば利回りが取れそうです。

 

ボクは、さっそく、ポータルサイトから土地の情報を送ってもらうように依頼することにしました。

 

 

――1分後。電話がかかってきます。

 

 

この時点で、強烈に嫌な予感がします。

 

ボクの偏見も入りますが、資料を請求して、3分以内に電話を寄越してくる不動産仲介は、基本的に大ハズレです。

 

いや、もちろん、仕事が早いことは素晴らしいことです。

 

ただ、異様に早く電話をかけてくる仲介会社は、ゴリゴリ武闘派の営業部隊を抱えた客付け会社なことが多いのです。

 

たぶん、この会社は、元付けじゃないっぽいな、と思いながらも、電話を受けます。

 

仲介「八王子市の土地に問い合わせ頂き、ありがとうございます。ワタシ、武闘派不動産の〇〇と言います」

 

仲介「こちらの土地は非常に割安なので、問い合わせの殺到している大人気物件になります。 さっそくですが、現地の案内をしたいのですが、お客様の御都合は如何でしょうか?」

 

問い合わせの多い人気物件、という言葉を聞いて、ボクの心は少しだけ揺らぎます。

 

この土地はポータルサイトに掲載してから間もない物件でした。

 

この土地が本当に良い物件であれば、今日中に売れてしまう可能性も考えられます。

 

過去には判断が数分、遅くて買えなかった失敗も経験しています。

 

スピード勝負なら負けたくない気持ちがあります。

 

ボク「その前にメールアドレスに土地の測量図を送って欲しいです。気に入れば、今日にでも現地に行けます」

 

仲介「測量図はないですね。預かったばかりの物件なので」

 

ボク「では、せめて接道がどうなっているのかについてだけ教えてください。私道接道でしょうか? 公道接道でしょうか?」

 

仲介「…………」

 

接道、という言葉を聞いた途端、饒舌だった仲介さんの言葉数が急に少なくなります。

 

で、更に問い詰めていくと、この物件、

 

 

再建築不可の土地であることが分かりました。

 

 

いや、ふざけんなよ!!!!!!!!!!!

 

 

再建築不可の土地を建築不可であることを伏せたまま紹介して、現地に案内する行為を法律で禁止にして欲しいです。

 

 

罪状は時間泥棒です。

 

 

ボクの家から、JR八王子駅の現地に行くのには、片道2時間くらいはかかります。

 

危うくボクは、往復で4時間以上の時間を奪われてしまうところでした。

 

 

何故、こんな非生産的な行動をしているのか?

 

 

おそらく、仲介の狙いは、下記の通りです。

 

1.レインズで広告掲載可能な坪単価が割安な土地をポータルサイトに乗せる。建築不可であることは明かさないで反響数を稼ぐ。

 

2.値段に釣られて問い合わせた客を煽って現地に案内する

 

3.現地で、この土地は建築できないことを知らせる

 

4.ガッカリしている客に対して、近くに建築可能な土地もありますから案内しますよ! と営業をかける。

 

反吐が出るような醜悪なスキームです。

 

ボクが客なら3の時点でぶちぎれて、帰りますけどね!

 

後で分かったことですが、この仲介会社は、常習的に似たようなスキームを使用しているようでした。

 

こんなゴミみたいな営業手法に引っかかる客がいるのか!?

 

という疑問も湧くのですが、過去に成功例があるから、このスキームを使用しているのでしょう。

 

おそらく、100人の問い合わせがあったら、2人か、3人くらいは、このスキームで成約に結びつくのだと思います。

 

たとえ、9割の客を怒らせたとしても、1パーセントの人間が法定上限の仲介手数料を払ってくれたら問題がない。

 

そんな風に割り切って、仕事をしているように感じます。

 

この仲介は、再建築不可の土地を大人気物件と煽って、現地で営業をかけようとしてきたこと対して非常に悪質に感じました。

 

ですが、物件の致命的な問題を伏せて、反響数を稼ぐ、という行動自体は、この業界では、多くの業者がやっていることで、珍しいことではありません。

 

ボクが考えるに、この部分を掘り下げることで、不動産仲介業が抱える問題の本質を浮き彫りにすることができるのです。

 

次回予告。

 

 

不動産仲介の報酬が不当に高すぎる件について!

 

 

高すぎる報酬が、異常な業者間競争を生み出してしまう問題。

 

不動産業者の競争が消費者の利益と相反している問題について語ります。

 

 

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