北国の大家です。

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<タオルウォーマー>

ホテルや旅館などで見かけるタオルウォーマー、北海道の製造メーカーを訪問しました。

皆様のアパートに如何でしょうか?

 

自宅併設RCの建替えプロジェクトも最後の検討段階です。

今回は検討経緯の中間報告です。

<アジェンダ>

1.プランB(隣地購入)

2.ボリュームプラン

3.駐車場

4.駐輪場

5.消防設備

6.内階段

7.ロードヒーティング

8.建築費など

9.表面利回り

10.まとめ

所有地200坪のプランA、200坪+130坪の隣地購入(合計330坪)がプランBとして、二本立てで検討してきました。

プランAは隣地の外部駐車場を利用することで、ファミリータイプを増やして容積率を使い切るプランができました。

1.プランB(隣地購入)

プランBは隣地を取得するので、外部駐車場が利用できません。

プランBだと敷地が330坪と巨大(ファミレスも誘致できる)になりますが、北側に道路が無い事と、ファミリータイプ物件にしたいとの思いから、今回は容積率160%がファイナルプランになりました。

家賃にして容積を使い行ったときに比べて40万円(月額)以上のダウンです。

立地がこんな感じでファミリータイプ向けなので、容積率の追及はやめて、本プランを最終プランにする事としました。

・偏差値の高い小学校が徒歩1分

・北海道で一番人気のSC徒歩1分

 (来客用の駐車場としてSCの駐車場の利用が見込める)

・徒歩圏内に複数の商業施設あり

・クリニックが多数あり

・大型病院あり

・JR(6分)・地下鉄(10分)のダブルアクセス

 

ファミリータイプを重視したのは、こんな理由です。

・札幌にはファミリータイプの賃貸住宅が(戸建て価格の高騰などで)不足

・ファミリータイプの定着率が高い

・高家賃帯の物件で属性アップに期待する(オーナーズ住居も作るため、セキュリティー費用の側面あり)

 

最後の悪あがきで、1F道路側にテナントを1戸でも入れると10万円(月額)の家賃アップまでは期待できます。

駐車場は1台分として、他のお客様は、物件最寄りの広大な青空駐車場(SCの駐車場)を利用して貰う。

としても、容積未消化分の家賃が30万円(月額)残りますが。

という状況ですが、融資の目途も付いたし、私たち夫婦はこれで行くことにしました!

2.ボリュームプラン

ボリュームプランです。

全32戸(ファミリー24戸、シングル8戸)です。

ファミリータイプ率は、戸数75%、面積(賃料)84%です。

ギリギリまでファミリータイプを追求しました。

■ファミリータイプ(3人以上)

3LDK 13戸(80㎡、75㎡、60㎡)

2LDK 7戸(55㎡)

■ファミリータイプ(2人:カップル)

1LDK 4戸(40㎡)

■シングルタイプ(単身向け)

1DK  8戸(35㎡)

3.駐車場

赤い部分カーポートのように鉄骨の屋根を掛けます。

※別物件のイメージ図

5百万円では設置できない程度の見積もりでした。

青枠の1台だけは青空駐車場です。

無色の駐車場はピロティといって、躯体(RC)の屋根が付きます。

赤、青、無職ごとに駐車場の料金は変える予定です。

4.駐輪場

考ええたのは、駐輪場の不足と、放置自転車の撤去です。

放置自転車の撤去は、管理会社に頼むとそれなりに費用が掛かります。

屋内であることと、無料だと放置自転車が増える事から、駐輪場は有償にしようと考えています。

5.消防設備

2000㎡超のため屋内に消防設備が必要になります。

画像の緑枠の部分です。

消火栓とポンプ用に一定の貯水が必要になります。

5百万円では設置できない程度の見積もりでした。

6.内階段

2,000㎡超のためバルコニーを設置しても、避難階段が必要になるようで内階段を2カ所設置しました。

そもそも今回のボリュームプランの図には、バルコニーは描かれていませんが(汗)。

7.ロードヒーティング

赤枠の(屋根が掛かった駐車場)横の通路は、ロードヒーティングで雪を溶かします。

屋外設置用のボイラーイメージのイメージはこんな感じです。

※別物件のイメージ図

赤丸が都市ガスのボイラーです。

ジツは・・、2年前に灯油ボイラー2機を購入したばかりです。

灯油ボイラーを移設すればイニシャルコストは移設費だけです。

都市ガスのボイラーの方がランニングコストは抑えられるのと、灯油のホームタンクが不要です。

最終的な決定はしていませんが、都市ガスのボイラーの新規調達が良いかなと思い始めています。

8.建築費など

今までコラムで書いた見積額は、杭とガス配管・設備(給湯器、ヒーター)・外構が外出しでした。

これらの数字を確定させると、今回の壁式RCの建築費は企画料込みで、70万円(税込)/坪となりました。

一般的な価格よりは、10%程度安いはずです。

ラーメン構造のRCだと、120万円(税込)超です。

この価格は来年3月着工までの価格です。

来年4月からの着工分に関しては、省エネ基準のクリアが必須要件になります。

1割は値上がりすると考えた方がよさそうです。

9.表面利回り

プランB(330坪:隣地取得)の表面利回り 8.4%

プランA(所有地200坪) 9.5%

低い利回りを選ぶのは、投資家失格ですね・・。

10.まとめ

規模にして、3年前に購入した築浅RCの4~5倍、資産額もやっと2桁になる予定です。

首都圏の方には伝わらないと思いますが、熱烈にファミリータイプを希望した結果、低い利回りを選択することにしました。

地元の方からは、あの立地ならもっとファミリー率を上げられないの?って声もあります(汗)。

次回はプランのパースが出来たら掲載しようと思います。

パースの作成にはカネが掛かるので、融資の審査が終わったとになると思います。

今は2行で審査中です。

うち1行からは、クレジットライン以外は問題ないと回答を頂きました。

クレジットラインの話が出るのは、信金です(汗)。

3億円のクレジットラインの2倍の申請なので、理事長、専務理事の承認が必要らしく、審査部だけでは決まらないって事らしいです。

理事長、専務理事とは昨日もお会いしたのですが、懇親会だったので、仕事の話をブッコむのはやめました。

その他、融資には幾つかの課題が残っています・・。

多くの課題をクリアして、ここまで漕ぎ着けました。

全く楽ではありませんでした(涙)

融資の本審査を無事にパスすることを祈ってください!

 

今回のコラムは如何だったでしょうか?

私達夫婦はコラムを通じて初心者の方に、不動産投資に取り組む際の「情報」と「勇気」を届ける事をテーマとしています。

我々の実践行動が、少しでも皆様のお役に立つ事を願っています。

―以上です―