◆リターンが一番大きいのは?

 今日はちょっといつもと違った趣向のテーマです。

 

 「自己投資が最もリターンが大きい」

 

 多くの不動産投資成功者が口にする言葉です。不動産投資家だけでなく、偉大な成功者も自己投資の大切さをおっしゃられています。

 

 しかし、私は不動産投資当初は、そこまで自己投資していたわけではありません。どちかというと勉強熱心な方ではなかったと思います。

 

 毎朝の通勤電車の中ではマンガを読んだり寝たり。土日は昼まで寝ていたり、遊びに行ったりしていました。その日暮しをしていました。

 

 みなさんは自己投資していますか?

 

 

◆失敗を経験して焦る

 ところが、一棟目の購入で大失敗してしまってから激変しました。「このままじゃヤバい」と。そして、自己投資することを決意したんです。

 

 そこからは、サラリーマン時代毎年最大100万円を目安に自己投資しました。教材を買ったり、本を買ったり、セミナーに通ったり、通信講座を受講したり、、、

 

 メルマガをお読み頂いている方はご存知かもしれませんが、メルマガの最後には自分自身に言い聞かせるために、以下の文言を入れています。

 

 「自分に投資しなさい。私は40歳になるまで、1ドルたりとも貯金したことがない。財産は来るもので、作るものではない。」(ヘンリー・フォード)

 

 「財布のお金をすべて脳につぎこめ!脳がやがて財布をお金で満たしてくれるだろう」(ベンジャミン・フランクリン)

 

 もちろんお金だけでなく、自分の時間や労働も投資するようにしています。その結果、何倍ものリターンを得ることができたんです!

 

◆サラリーマン時代の自己投資法

 それでは、私が不動産投資に本気になってからサラリーマンを卒業するまでの5年間、どのように毎日を過ごしていたのか?

 

 私は2012年9月まで、都内で働くごく平凡なサラリーマンでした。

 

 当時は、東京都調布市というところに住んでおり、おおよそ1時間かけて飯田橋にある会社に通っていました。

 

【家 ↔ 電車(約30分)】

 家から最寄り駅まで自転車で片道15分。TSUTAYAで不動産投資やビジネスのDVDを借りてiPodに音声教材を入れて毎日聞いていました。

 

【電車往復(約120分)】

 行き帰りの通勤電車の中では、立って本を読んでいました。毎日約300ページの本を1冊、行き帰りの電車の中で読破していました。(1ページ24秒ペースなので、そんなに難しくありません。)

 

 年間の出勤日数を230日程度と考えると、1年間に200冊ぐらいの本を読んでいた計算になります。座ると眠くなってしまうので、たまたま目の前の席が空いても、座るのをグッとこらえていました。

 

 本は買ってしまうとどんどん溜まっていってしまうので、図書館で借りていました。東京都の図書館は、最寄りの図書館になくても都内のどこかの図書館にあれば、取り寄せができます。

 

 また、都内の図書館どこにもない場合は、リクエストを出すと、図書館が購入してくれる場合があります。私は毎週リクエストを出していたので、一時期は調布市の図書館に私のリクエストした不動産投資本だらけになりました(笑)

 

【駅 ↔ 会社(約20分)】

 会社の最寄り駅から会社までは、自分の席に着くまで、だいたい20分ほどの時間があります。その間も音声教材を聞いていました。

 

【お昼休憩(約60分)】

 会社でお昼を食べる時は、主にリラックス系の音楽をかけながら、会社近くの図書館に行き読書か資料を読んでいました。

 

 なるべく会社の人と一緒に食事はせず、時間は13時以降に一人で食べていました。お弁当を用意したり外出していました。

 ただ、お昼はすごく眠くなるので、15分程度昼寝してもいました。

 

【つまらない会議の時間(約60分~120分)】

 とにかく会議の多い会社でした。重要な会議もあるのですが、中には席に座り、寝ていなければいいみたいな会議も結構ありました笑

 

 会議中は本を見たり携帯を見たりすることもできないので、とにかくアウトプットの時間としました。ノートにビジネスアイディアを書き出したり、ブログやメルマガの執筆をしたりしていました。

 

 これって周りからは「すごい仕事熱心な奴だな!」と思われたりするので、おすすめです(笑)

 

【その他の時間】

 そして、その他スキマ時間も積極的に自己投資に当てるようにしていました。

 

・洗濯や食器洗いなどの家事をしている時間

・歯磨きやお風呂に入っている時間

・トイレに入っている時間

・夜寝る前のちょっとした時間

・妻とどこか出かける時の車の中(妻は呆れていました苦笑)

 

◆年間1000時間を自己投資

 平日月曜日から金曜日はこんな感じでしたから、お昼や会議時間は除いたとしても、年間合計で「650時間」ぐらいを自己投資に当てていたことになります。

 

 1日170分 ✕ 230日 = 39,100分 = 651時間

 

 さらに、土日の時間を加えると、年間「1000時間」ぐらい自己投資に費やしていたことになります。自分でも驚きなのですが、今考えると結構な時間になるのですね。

 

 「1万時間の法則」って聞いたことがあるでしょうか?

 

 どんなド素人でも1万時間修行したり勉強したりすると、誰でもその道のプロになれるほどの知識や技術を身につけることができるという法則です。

 

 ですから、年間1000時間を10年続ければ、私もいっぱしの不動産投資家になれるのではないかと考えたのです。

 

 10年以上経った今、1万時間の法則通りに、家賃収入だけでそれなりに生活ができるようになったんです!

 

◆まとめ

 ということで、私がサラリーマン時代に行っていた自己投資についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか? 

 

 今考えると、毎日忙しいサラリーマン時代でも、工夫しながら良く自己投資に時間を割いていたなと思います。人生で一番勉強したかもしれません笑

 

 ただ、辛かったかというとそんなことはありません。実に濃密で充実した日々でした。自己投資は結果も伴うのでやり甲斐もあるんです。

 

 往復の通勤電車だけでも毎日120分。会社のための時間にも関わらずその時間は無給です。時給2,000円で計算するとして、

 

 毎日4,000円

 1週間で20,000円

 1ヶ月で80,000円

 1年間で960,000円

 実に年間「96万円」以上も無給扱いになるわけです。

 

 それだったら、マンガ読んでたらもったいない!ゲームしたり、ネットサーフィンしていたらもったいない!寝ていたらもったいない!

 

 ですよね!!

 

◆編集後記

 できる限りの時間を自己投資に費やすと弊害もあります。

 

 会社では「付き合いの悪いヤツだ」と思われ、上司から睨まれて給与が下がることもありました。

 

 一方で、嫌いな上司に退職を伝えた時は気持ちよかったー!笑