こんにちは。

ベトナム大家です。

 

ある物件をレインズに載せてみました。

価格は仮に800万円としておきます。

 

宅建業者になった以上は、自ら売主として

楽待などで直接募集することもできるので

報酬は「買主からのみ」としてみました。

 

この結果が興味深い教訓になりました。

 

両手を追うものは片手も得ず

指値50万や100万の買付を断っていたら

そのうち満額の買付が入ったのですが

「お客様を説得して満額に漕ぎつけた」

「だから売主からも手数料が欲しい」

と言ってきます。

 

『私はまだ開業したばかりなんですが

 そういう慣習になってるんですか?』

と尋ねたところ、その中国人の仲介業者は

「じゃあ開業のご祝儀で手数料ください」

と言ってきました。

 

オマエ、ご祝儀の意味を間違ってないか?

と思いながら、しぶしぶ了承してみました。

手数料が30万として、実質770万の買付です。

 

その後、今度は日本人業者から買付があり

『こういう経緯で30万要求されたんですが

 売主業者も手数料を払うものなんですか?』

と聞いてみたら

「じゃあ、ウチは半分の15万いいですよ」

とのこと。

 

なんか、こいつらおかしくね?

私は5年保有で売却益200万かも知れませんが

こいつらは、他人の売買に首を突っ込むだけで

たった数日で60万とか45万とか得るわけですよ。

 

『こいつらには儲けさせたくないなぁ・・・』

と思っていたら、最後に別の買付が入り

「我々は買主から片手貰えれば十分です」

という話だったので、それでOKしました。

 

ホームラン狙いよりヒット狙い

たかだか重説を読むだけで30万貰えるなんて

私からすれば超絶に美味しい仕事ですが

不動産業界に長く居ると、それでも飽き足らず

片手+αを求めるようになるんでしょう。

 

今回、得られた教訓としてはこうなります。

レインズに載っている売り物件に対して

買主を見つけることができたとします。

 

「媒介」&「分かれ」となっているなら

そもそも片手しか貰えないので考慮不要です。

 

業者が自ら「売主」となっているものに対し

強欲に片手以上の手数料を追い求めていると

その業者にとって、より良い条件が現れたら

あっさり乗り換えられることになります。

 

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ベトナム不動産[仮名]では

コツコツ片手を積み上げていこうと思います。