◆脱サラする人が増加

 「サラリーマンを卒業しました!」

 

 私の周りで不動産投資家仲間がまた一人、サラリーマンを卒業したとのメッセージがありました。

 

 もう何人サラリーマンをやめていったか分かりません。私の周りだけでも相当の数の人たちが、不動産投資で経済基盤を確立してサラリーマンをやめていっています。

 

 不動産投資の再現性の高さはすごいなと感じます。正しいやり方さえ学べば、多くの人が数年でサラリーマンを卒業できるぐらいの経済基盤を確立できるのですから。

 

 もちろんサラリーマンを卒業することが成功ではないですし、あえてサラリーマンを続けている人もいます。(その人はサラリーマンを続けながら家族を連れて日本全国キャンピングカーで回っていたりしますが笑)

 

 いずれにしても、不動産投資で経済基盤を確立して成功している人が増えているのは間違いありません!

 

◆日本得全体で富裕層が増加

 そして、それは不動産投資の世界に限った話しではないようです。

 

 日本全体で富裕層・超富裕層と呼ばれる純金融資産保有額が1億円以上(不動産を含まない)の人が、年々増加しているということが、野村総合研究所の調査で分かっています。

 

 「1億円以上を富裕層と呼ぶか」「ドルベースだとどうなんだ」「世界で見たらどうななんだ」といったさまざまな意見もあろうかと思います。

 

 それでも、保有資産額を増やしている人が、日本でこんなにも増えていることに驚きます!

 

=== 記事一部抜粋 ===

富裕層・超富裕層の世帯数は、2005年以降の最多に

 

 預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた「純金融資産保有額」を基に、総世帯を5つの階層に分類し、各々の世帯数と資産保有額を推計しました。

 

 結果は、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」、および同5億円以上の「超富裕層」を合わせると148.5万世帯で、内訳は、富裕層が139.5万世帯、超富裕層が9.0万世帯でした(図1)。

 

図1:純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数

出所)国税庁 「国税庁統計年報書」、総務省 「全国家計構造調査(旧全国消費実態調査)」、厚生労働省 「人口動態調査」、国立社会保障・人口問題研究所 「日本の世帯数の将来推計」、東証 「TOPIX」 および 「NRI生活者1万人アンケート調査」 、「NRI富裕層アンケート調査」等よりNRI推計

 

 2021年の富裕層・超富裕層の合計世帯数は、この推計を開始した2005年以降、最も多かった2019年の132.7万世帯からさらに15.8万世帯増加しました。富裕層・超富裕層の世帯数はいずれも、安倍政権の経済政策(「アベノミクス」)が始まった2013年以降、一貫して増加を続けています(表1)。

 

表1:純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数の推移
(2005年~2021年の推計結果)

 

(2023/03/01 株式会社野村総合研究所より)

 

=== ここまで ===

 

◆歴史上最も稼ぎやすい時

 ですから、過去の歴史上、もしかしたら今が最も富裕層になるチャンスがあるとも言えるのではないでしょうか。

 

 不動産投資は再現性が高い投資ですし、不動産投資をやっている人の多くが株等の他の投資でも稼いでいます。いくつも収入の柱を築いているのです。

 

 私も不動産投資以外にもいろいろと収入の柱を築く挑戦をしています。(失敗してしまったものもあるのですが苦笑)

 

 たとえば、少額ではありますが、お金ではなく貯まったポイントを投資していたら、3年ほどで100万円を超えそうな勢いで増えています。正直ここまで増えるとは思っていませんでした!?驚

 

 

 さらに、野村総合研究所の調査によると、「金融資産1~5億円の富裕層では、その約3分の1が事業オーナーである」ということが分かっています。

 

 「不動産投資+その他投資+事業」のハイブリット型は、今の時代において最強の稼ぎ方と言っても良いかもしもしれません。

 

◆富裕層を目指すために何から始める?

 それでは、これから富裕層を目指すために、何から始めたらいいでしょうか?

 

 私がかつて参考にした1冊の本には、経済自由人を目指すためにまず始めることとして、次のように書かれていました。

 

 「自分のなかにある”すべての常識”を見直す」

 

 「常識」とは、普通の人生を生きていくために必要な知識であって、幸せで豊かな自由な生活を送るためには、役に立たないことが多いからだと書かれていました。

 

 たしかに「常識」と「自由」は相反するところがあります。世間一般の人の常識に縛られていると、自由が制限されてしまうことも多いですよね。

 

 もっというと、常識に縛られない生き方ほど、自由を感じたりします。常識が邪魔になったりもします。

 

 私の周りにも常識から外れた人がいっぱいいますが、愉快でぶっ飛んでいる人が多いようです笑

 

 ですから、まずは自分の中で「常識」「当たり前」「普通」と思い込んでいることをすべてピックアップしてみて、見直すことから始めてみてはいかがでしょうか!?

 

◆常識を見直すのって難しい・・・

 ただ、これ、一人で見直そうと思うと難しいんです。常識に縛られている人ほど難しいんです。

 

 たとえば、良いか悪いかは別として、「時間は守るもの」という常識を持っている人に、時間は守るものなのかどうかを見直しするのって難しいですよね。

 

 また、「1日3食」が常識になっている人に、1日3食を見直すことって簡単じゃないんです。そもそも「1日3食」を見直す常識の1つとしてピックアップできないんです。

 

 しかも、あなたが「当然でしょ」とか「ルールはルール」とか、自分の常識を押し付けてくる人のそばにいればいるほど、あなた自身も常識に縛られてしまっている可能性があります。

 

 そのため、できるだけ自分の常識外の人が生息する環境に身を置くといいです。自分の常識や価値観とはまるで違う人と時間をともにするのです。

 

 天才と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチの書いた「ダ・ヴィンチノート」をご存知でしょうか?

 

 ダ・ヴィンチノートとは、ビル・ゲイツが直筆ノートを28億円で落札するほど価値の高いとされる叡智の詰まったノート。コピー版でも2000万円すると言われています。

 

 そのダ・ヴィンチノートには次のように書かれています。

 

 「ヨーロッパ人は、長い爪は恥ずかしいものと見なすが、インディアンにとっては、模様で飾った長い爪が紳士にふさわしい見だしなみである」

 

 ダ・ヴィンチノートには、イスパニア人、スキティア人、アラビア人、アッシリア人、エウボエア人、エジプト人、エチオピア人、、、と実に多くの人種が登場します。

 

 ダ・ヴィンチは、さまざまな人種と会って会話したり交流を持ち、いつも自分の常識と異なる人と出会うことで、新しい視座を手に入れていたことが伺えるのです。

 

 もし自分の常識を見直したいと思ったら、自分の常識や価値観と違う人に積極的に会うことから始めるのも良いかもしれません!

 

◆まとめ

 ということで、昔と比べて劇的に富裕層が増えており、富裕層の仲間入りを果たすために、何から始めると良いかについて解説しましたがいかがだったでしょうか?

 

 どこを目指すかは人によって様々かとは思いますが、少なくともお金のことは心配せずに「自由だ」と感じられるほどの経済基盤は確立したいものです。

 

 そのためにはまずは「常識を見直すこと」から始める。自分の常識を疑ってみることから始めてみましょう。

 

 そして、不動産投資が最適な手段の1つではありますが、一般的に常識とされる不動産投資手法に縛られてしまっている人を見かけます。

 

 目指すところに向かって着実に進んでいれば問題ありませんが、もし思うような利益を出せていないのであれば、不動産投資手法も常識に縛られていないか見直してみることもオススメします。

 

 このコラムの読者様からも「サラリーマン卒業しました!」というコメントが続々と届くことを祈っています!

 

◆編集後記

 先日、小学生の息子から「移動教室って参加しないとダメなの?」「みんな行きたくないって」と言われて、思わずハッとしてしまいました。

 

 私の中では「学校行事は当然参加するもの」という常識がこびりついていたことに気がついたからです。

 

 息子たちを見ていると、今の小学生はコロナで長期間学校に行かない時期もありましたし、簡単に休めます。学校は別に行っても行かなくても良いところという概念になっているようです。

 

 そのうち、数年後には「学校って何?」「義務教育って何?」となっているかもしれないなと思った次第です。