こんちくわ。HIKOです。
以前もコラムに書いたように私は家業の飲食業を経てリラクゼーション業に転身し、不動産賃貸業も行っています。
会社員として働いたことが無く、サラリーマンに向かない体質で要するに孤高の存在な訳です(キリッ
ただの社会不適合者じゃねーかという異論は受け付けます。
自営業をしていると情報を自分で取りにいかねばなりません。
抱えている問題を解決するカギ、流行のサービス、これから来そうなビジネス、新しい機器など多岐にわたります。
今取りに行った情報が全く違う分野の情報で、すぐ役に立つ物でなくてもまず触れておくことが大切だと思っています。
そうやっていろんな分野に知識の点を打ちまくります。打ちまくっているとそれがつながって点から線に代わる時があります。
私が飲食店で働いていた時は、お洒落な個室のダイニングバーという業態が台頭し始めた頃で、デザイナーが設計したかっこいい店舗に、インカムを付けて白シャツに黒い前掛けをした金髪ピアスの若いスタッフが、創作料理という新しいジャンルの料理をこれまた奇抜な食器で提供し注目されていたころでした。
今となっては特に目新しさは無いですが当時はかなりセンセーショナルだったと記憶しています。
そんな経験を経て私はその後リラクゼーションサロンを起業するのですが、当時のサロンと言えば、貸店舗のワンフロアにベッドを並べ、簡易的にパーティションで仕切ってあるだけ、制服も定番の白衣だったり、言葉遣いなんて「は~い、じゃあこっち来てベッドに寝て」なんてのが当たり前の世界でした。
そこで私は店舗はデザイン性が高い設計にし、全て個室にし、待合をカフェのようなスペースにし、店内にこじゃれたジャズを流し、飲食で培ったサービスで接客しました。
当時そんなサロンは私の住むちくわの国には一軒もありませんでした。
サロンの売り上げが頭打ちになったときに導入し、業績を大幅に押し上げたのが、来店客に次回の予約を店頭で入れてもらうというものでした。
売り上げというのは、ざっくり言うと客数×客単価で決まります。
客数を増やすためには新規客の確保と、リピート率を上げる2パターンがあるのですが、まずリピート率を上げなくてはいけません。
なんせ新規客を獲得するのにはものすごく広告費がかかるのです。そして、ひっしこいて集めた新規客が初めの1回しか来てくれなかったら広告費の回収すらできません。
何度もリピートしてくれるから広告費を回収できるのです。
よく例えに出されるのが、栓をしていない風呂に水を溜めるにはものすごく蛇口から沢山水を出さなければいけない。逆に栓がしてあればチョロチョロの水でも時間をかけて確実に水が溜まるというものです。
ですから、まずはリピート率を高めてそれから新規客の集客に力を入れなければなりません。
そんな時、たまたま初めて行った美容院で、来店されたお客さんに次回の予約を聞いていたのです。今の髪のイメージですと○○ヶ月後に来店していただくとこの状態をキープできます。といった感じです。
ああ、これだ!と思いました。そしてすぐパクりました。「お体の状態をキープするために定期的なご来店をお勧めしております。次回の予約を入れておきましょうか」と。
サロン開業から5年後にはEC事業も立ち上げ、サプリを製造し楽天やAmazonで販売しました。これもリラクゼーション事業でたまたま行った美容・健康に関する展示会でサプリを自分で作れることを知ったからです。
そしてサイト運営を行う中で、インターネット広告の仕組みやサイトの仕組み、運営の仕方を学びました。
これは、現在もサロンのネット集客や、賃貸業の入居者募集のノウハウとして役に立っています。
今は、入居者募集した際に、何かオプションを販売して継続的な売り上げが作れないか考えています。
例えばウォータサーバーを置いてもらうとか、自らが保険代理店として入居者に借家人賠償保険にはいってもらうことはできないかといった具合です。
これは
売り上げ=客数×客単価
の式で言うところの客単価アップにつながります。
ですから、ウォーターサーバーを自分で家に置いてみたり、保険会社の知り合いに話を聞いたりして情報をインプットしています。
実際にこれらの情報が役に立つのが、いつになるか分からないですがね。
不動産業界にいるから不動産の情報収集をするのは当たり前ですが、異業種から学べることは多くあります。それをどうアレンジして賃貸業に活かすかで今後の事業に広がりが出てくるのだと思います。
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