◆不動産投資成功の目的
何のために不動産投資で成功したいのかは人それぞれかと思いますが、やはり多いのが「サラリーマンをやめたい」という目的です。
今、ニュースでは兵庫県知事のパワハラ疑惑が問題になっていますが、理不尽極まりないことが平然と横行している組織が日本にはいっぱいあります。
私の一番の目的も理不尽な会社や上司からおさらばすることでしたし、私の周りでも不動産投資である程度経済基盤を確立したら、どんどんサラリーマンをやめていっています。
私自身も2012年9月にサラリーマンを卒業しました。子供が最も可愛い時期に、多くの時間を一緒に過ごすことができたことは本当にラッキーだっと思います。(今や毎日ように「パパ、きもい」と言われてショックを受けていますが笑)
一方で、サラリーマンをやめることに「不安」を感じる人も多いと思います。私自身もいざサラリーマンをやめる時になったら、不安しかありませんでした。
この期待と不安の入り混じった目的である脱サラ。サラリーマン卒業を実現すると、どんなことが待ち構えていると思いますか?
◆お金の支払いが増える
サラリーマンを卒業すると、まず焦るのが「支払いの多さ」です。
サラリーマン時代には会社から補助されていたり源泉徴収されていて、気が付きづらかった支払いが、次々と顕在化してくるからです。
1.健康保険料の支払い
会社を退職した場合、健康保険は社会保険を継続できますが(任意継続)、継続の期間は最大で2年間が限度です。2年を過ぎれば、国保か社保どちからに入らないといけません。
この支払いがばかにならないんです。不動産投資である程度成功すると見かけ上の所得はかなり高くなりますので、健康保険料は高くなりがちです。
サラリーマンをやめると余計なストレスが無くなるからなのか、病気する頻度が減り、病院に行く頻度も減ります。私はサラリーマンを卒業してからもう10年以上病院に行っていません。
それにも関わらず、高い健康保険料を支払うの、ほんと馬鹿らしく思うと思いますよ!
2.税金の支払い
次に驚くのが、税金の支払いの多さです。固都税は当然ながら支払わなければなりませんし、加えて住民税、所得税といった税金も、今度は自分で支払っていかなければなりません。
さらに、法人を設立した場合には、法人住民税、法人税、事業税といった税金も支払っていく必要があります。役員報酬を出していれば、社会保険料も負担する必要があります。
毎月何かしらの税金を支払っている感覚になりますよ。。。涙
3.生活費の支払い
会社から家賃補助や住宅購入費補助が出ている人も多いことかと思いますが、当然ながらすべて無くなります。
もし高い家賃の部屋に住んでいたり、多額の住宅ローンを組んでいる場合は、サラリーマン卒業後に住居費用が大きな負担になる可能性もあります。
また、電車定期や会社支給のスマホやPCなども無くなります。それぞれの支払いは微々たるものかもしれませんが、じわりじわりと効いてきます。
◆お金を使う場面が減る
このようにサラリーマンを辞めた途端、支払いの多さに気がついて、本当に回していけるのか最初は不安になったこともありました。
一方で、使うお金が劇的に減ります。
スーツ・ネクタイ・革靴・Yシャツ・クリーニング代といったサラリーマン必需品がなくなるからです。お昼代、カフェ代、間食代、飲み代といったものも減りました。
それに、住む場所もある程度自由が効くようになるので(子供の学校があると別ですが)、生活費の安くて便利なエリアに引っ越しすることもできます。都心から離れる人も多いです。
そうなると、人との付き合いも減りますので、そもそも都心に出る機会がめっきり減ります。お金を使う場面というのが減っていくんです。
その分、家族との旅行にお金を使ったり、自分の趣味にお金を使ったり、不動産投資の勉強にお金を使ったりできるようになります。
◆融資は受けられるのか?
それでは、肝心の不動産投資はどうなのでしょうか?
「サラリーマンをやめたいけど、まだ物件を増やしたいのでサラリーマンを続けている」という方もいらっしゃいます。
会社を退職して給与収入がなくなれば、所得が減って銀行からの融資が受けられなくなるのではないかと心配な方も多いでしょう。
サラリーマンを卒業しても銀行から融資を受けて物件を購入し続けることができるのでしょうか?
(次回につづく)
◆編集後記
サラリーマンを卒業したら理不尽な会社や上司からのストレスは無くなったけど、家庭でのストレスが増えたと私に訴えてくる人がいます。
家にいるとストレスとが溜まると、サラリーマンに舞い戻ってしまう人までいます。
私は脱サラ推進派ではありますが、「サラリーマン卒業したらバラ色の人生が待ってる」なんて言ってないですからね!笑
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