※ 少し、話をぼかしています
先日、ある物件の紹介をいただきました。
エリアも悪くない。
駅距離も、程よい感じ。
築年も、10年未満。
オリックスで、ほぼフルが出そう。
入居率も満室。
良い感じだったので、早速現地調査に行きました。
ヒアリングも行い、
家賃は妥当か、もう少しなら上げられるかも?
といった好感触も得ることができました。
それならば・・・と買い付けを入れたところ、
無事、一番手を確保。
売渡証明書も、戴くことができました。
が。
その書類と合わせて、
先月末に一部屋退去済です、との連絡も、
しれっと混じっていました。
いやいや。
退去の、ひと月前には分かっていたはずでしょ?
それを伏せて、満室ですと言い続け、
買い付けが通り、
融資も堅いとなった、その時に、
他の書類と抱き合わせるようにして、
混ぜ込んでくるのは、どういうこと?
念のため、
過去のレントロールを取り出してみても、
一切退去の話は書いていない。
一部屋空室だったところに、
お申込みが入り、満室になることは書いてある。
その点が、如何にもあざとい。
こうした後出しじゃんけんをされる売主とは、
信頼関係をもって取引することはできない。
そう思い、
買い付けを取り下げさせていただきました。
買い付け書には、
「後日、周知の事項と相違が発覚すれば、
取り下げも含めた見直しを行う」
旨の注意書きも入れてありましたので、
問題無しです。
もしこれが、最初からレントロールに
きちんと記載があったら…
恐らく、購入していたと思います。
賃貸業を営んでいれば、
入退去は日常です。
退去があれば、また募集をすればいい。
それだけのことですから。
ただ、その事実を伏せて販売しようとした。
その性根の卑しさが気に入りません。
売主は、
欠点をギリギリまで隠しておいて、
最後の最後に後出しすれば、
まあ仕方ないかと買ってもらえると思っていた
のかもしれませんが。
今回は、そうは問屋が卸さなかったと。
このことは、誰が悪いのでしょう?
・正直に言わなかった売主
・最新の入居状況の確認を怠った仲介
(仲介も知っていて隠した可能性もありますが💦)
いずれにせよ、
信頼関係を保てない相手と、数千万、数億の取引を
まとめる気には、とうていなれません。
取引を行うからには、気持ちよくまとめたいですからね。
頑張りましょう♪
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