ワンコから一言:本質の論点がズレているよね
さて、ズバッと結論から書いてみよう!
今回から、ワンコ画像を更新、近所の公園で嬉しそうに散歩しているワンコ画像にしてみた。そんなワンコから指摘されたように、CFは、あくまでも物件購入検討時の参考値であり、購入可否を判断するための絶対的な基準ではないので、そもそもCFが要か不要かという論点で、不動産投資の成功・失敗を語ること自体が、間違っているというのが、ワンコおよびリーマンまさゆきの感覚である。
回りくどい結論を書いてしまったが、わかりやすくリーマンまさゆきのスタンスを明確にしておくと、リーマンまさゆきは、CFが大好きであるw もっと明確に指摘すると、CFよりも大好きなのは、税引き後の利益であり、当期純利益である!
さて、話をCFに戻すと、そもそもCFを基準に不動産投資の良し悪しを判定しようという感覚がズレいてるといえる。というのも、(かつての辛辣な侍さんのいうw)クソ物件=高CF物件という決めつけが、そもそも如何なものか?という点がひとつと、低CF物件にもクソ物件が存在するという事実を無視しているという点。それが全てである。
盲目的に利回りだけを追求する利回り星人は、失敗確率が高くなるよという警鐘であれば、それそれで、意味ありな指摘になるのだろうが、CF率の低いクソ物件(賃貸需要の弱い新築物件)よりも、CF率の高いクソ物件(賃貸需要の弱い中古物件)の方が、失敗した時の傷が浅いんぢゃないかなと思ったりもする。
CFのボリュームで誘惑して、クソ物件を売りつけて、素人の投資家をカモっているのが許せんということなのかもしれないが、逆に言うと、わりと世間で問題視されている新築ワンルームマンション投資(すべてが悪というワケではないものの)は、CFの少なさを、個人の所得合算による節税効果だとか、生命保険代わりの投資だとか、少額のローン(手出し)で資産が手に入りますだとか、かなり、不動産投資初心者狙いの詐欺まがいの売り込みをしているケースも見受けられるワケで(同僚もハマってたよw)、CFの多寡に関わらず、カモに不動産を売りつけようとする業者は存在する。
ちなみに、投資用に新築ワンルームを購入している同僚には、高く売れる(利確できる)タイミングで、早めに売却したほうがいいと思うよ、とアドバイスしておいた。重要なのは、トータル収支であり、ローン完済後の物件価値次第かと。3,000万円の物件で、毎年数万円の手出しをして、35年後の融資完済時のトータル収支はどうなるのか?新築で3,000万円のワンルームが、築35年になっていくらで売れるのか、よくて2,000万円だとすると、トータル収支は、マイナスとなり、その額は、1,000万円+数万円の手出し×35年分ということになる。
数百万円の節税ができたとして、それって、投資として成立していない。
と、伝えた次第。ちなみに、同僚は、都心の駅近区分を購入しているということなので、もしかしたら、築35年でも、買値の3,000万円近く(場合によっては、それ以上)で売れるかもしれないが、それでも、CFマイナス分を取り返すのは難しいんぢゃねぇの?という感じで、伝えたよ。とはいうものの、(立ち話程度だったので)アドバイスの真意が伝わったかどうかは、なんともいえない💦
というワケで、CFを基準に不動産投資の成否について、うんぬんするのはナンセンスというのがリーマンまさゆきの指摘ながら、ぢゃあ、一番重要な基準って、なんなの?(CFの多寡ではなく、何が大事な基準となるのか)という話になる。
これもズバっと、リーマンまさゆきの独断と偏見で、結論を書いてしまうと、リーマンまさゆきのいきついた先の答えは、、、、
「土地の価値」である。
誤解なきように願いたいのは、「土地の価値」というのは、シンプルに土地の値段(いわゆる土地値)ということではない。もちろん、「土地の価値」は土地値に反映されるので、近しいものにはなるのだが、正確には、「土地の活用レベルの高さ」ということになる。
すなわち、最重要なのは、賃貸需要の大きな立地かどうかであり、駅距離や駅からの導線であり、接道条件(道路の種類や、角地かどうかや、整形地かどうか)であり、売却想定価格(これは、土地値という意味)ということになる。
新築か、中古か、というのは関係なく、投資成功の方程式である、
購入価格+諸経費<税引後の将来売価+税引後の累計CF
を満たせると想定シミュレーションできる物件かどうか、不動産投資の投資としての成否は、そこに収束するというのが、リーマンまさゆきの持論である。
いずれにしても、CFの多寡を、不動産投資の成否条件とすることには無理があり、税引後の累計CFを重視するリーマンまさゆきは、CF必要論者である。もちろん、購入価格と将来の売価の差分が小さい物件(往々にして、そんな物件のCF率は小さい)の方が、上記方程式を成立させやすいということは、その通りなので、CF不要論者の言いたいことは理解できるんだけどね。そんな物件(購入価格と売価の差分の小さい物件)で、なおかつ、CFを求める(CFを必要とする)のが、リーマンまさゆきのやり方ということで、次回のコラムでは、さらに具体的に、掘り下げて、CF計算もした上で、定量的に掘り下げてみようかと。
ー 続く ー
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