みなさまこんにちは!

ストレージ大家のひらです。

今週火水(8/6,7)は東京の賃貸住宅フェアに行っていました。
火曜は仲間4人で夜会食と談話を楽しみ、水曜はフェア参加後仲間が私オフィスに来てくれて、オンラインセミナーをみんなで受講しながら手料理(私ではない)を堪能していました。残った手料理は要望されていた友人の家族の元へ持ち帰ってもらいました。

このカボチャは自家菜園無農薬で皮まで食べられます。美味しかったです。
オンラインセミナー(フェアとは無関係)もとても秀逸で。日中の賃貸住宅フェアのセミナーと1日良いセミナーを受講できました。
翌日の昨日はいろいろ作業が溜まってしまって。(汗)
なんと今日で今月2回目のコラムです。さすがにペース上げます。(汗)

さて。
毎年参加している賃貸住宅フェアですが。
以前はほとんどの大家さんが参加している感じでしたが。会社休んで参戦は当たり前。地方から遠征も当たり前。有名どころの大家さんがマイクを握りお祭り会場でした。そんな人達もとんと今は見ることもなくなり。
昔会った方々も年々数が減ってきて会場で会うこともなくなりました。
おそらく読者の方々も多くはもう参加していないか時間限定になっているのではないでしょうか。
まあそういう方はコラムももうお読みではない方に多いから、逆に今でも読んでいる数少ない時流でいなくならない大家さんたちの参加率は高いかもしれませんが。あの時代にたまたま1,2棟買えた人はもうアンテナ張って勉強すらしていないのが現れているのかもしれませんね。まあ会場では立っているのもしんどそうな高齢の大家さんもちらほら見かけましたが。

参加する大家の激減と、熱量の低下は、もろにフェアに参加しているブースの数や質にダイレクトに反映されていると思います。
私が不動産投資をはじめた頃と比べるともう様変わりです。
その要因は大きく2つ、そして最大は融資冬の時代でしょう。なにせ欲しくてもそもそも買えないのですから、これ以上の衰退要因なんてありません。
融資冬の時代の始まり、それは冬の時代になる半年以上前にわかったことなので、コラムに私もいち早くしましたが、あの頃から一気に減退していったように思います。

それはフェアの本流であるセミナー登壇者にも感じていて。
以前のような派手なメガ大家さん、個人投資家さんの登壇はメッキリ減って。椅子を奪うのに並んでダッシュ、なんてことはもうあまりなくなって。
企業色、スポンサー色が濃くなったような感じがします。
まあ本当に受けたかった某大家のセミナーなんか、意気込んで席取りに行きましたが、労せず良い席をとれて良かったですが。笑
その大家さんともセミナー前に仲間とご挨拶に行けて久しぶりにお目通りさせていただきました。とても良い方で真の実力者の一人です。私もだいぶお世話になりました。ちなみに楽待コラムニストです。仲間と3ショット写真も撮ってもらいました。

参加しているブースも尖ったところ、面白い提案をしているところ、リフォーム関係なんかも、年々衰退していっている感じがします。
各セミナーやブースなどでも言っていましたが、今は売りたい人は高値で出して売れなければそれでいいというスタンスで、うまく売り買いが成立するのは今や節税というお題目がある人だけになっているそうです。大手仲介がそういう状況だということです。
融資は横並びの世界です。
これらの衰退の引き金になった様々な個人投資家たちの失態はあったものの、ここにコントロールしていったのは国なので、ここまで衰退させてしまっていいのかな?と思ってしまいます。まあ多分国はそんなことわからずやっているのでしょうが。笑
木造は築22年でいつ壊れてもおかしくない、なんて言っているおバカな若手行員なんか、どうしよーーーーーもないですよね。学歴社会を勝ち残っておつむはいいはずなのに。そんなバカな教育がまかり通っているんです。みんなで政府に殴り込みにいこう!自民党なんてぶっつぶせ!と言っている方もいて面白かったです。
ちょっと地方の物件なんかにいくと、私の地元都会の金融機関なんか、地方は5年後にどうなっているかわからないので貸せないと平気でいいます。これって本当日本どうなるんですかね。そんなことやってて日本どうなるんですかね??流動性なくなって売りたくても売れなくなって買う人は現金ある人か外資だけですか??変な規制ばかりある日本が外資には好き勝手買わせてほんとどうなるんですかねにっぽん。
まあそこに大きな歪みが今も昔もあって絶対的な大家さんたちが台頭していっている構図も今も昔もできているのですが。だから今から本気で図抜けた大家になるなら地方に打って出ろ。私ならそうすると昨年からセミナーでは話をしています。

買いたいのに買えないからプレイヤーの数は減らずに大家業そのもの自体は年々衰退していっている。プレイヤー数だけ増えて融資はフルで出ないから値段だけは落ちない。できるのは昔やっていた人か高属性・現金のある人だけ。絵に描いた悪循環の中にいま大家業はいます。
大家業はリスクを負い何億という借金とその何割かを常に負債となる可能性を負っている大家と、その大家からその利益を使って繁栄したい周りの企業との構図で成り立っています。
大家業の衰退は融資だけではありません。
冒頭にあげた2つの要因のもう1つは、空前の人手不足、その人手不足の中でも最もひどい職人不足、それに伴う人件費の高騰、資材の高騰、インフラの高騰、保険の高騰、消費税のアップなどで、何から何まで私のはじめた10年前と比べて悪くなる一方です。よくなっているものなんて1つとしてあるんですかね??
大家が減退すればその周りの企業も減退していく話です。

それを鏡のように反映しているのが大家業界随一の年一イベント、賃貸住宅フェアのような気がしてなりません。
一昨年より昨年、昨年より今年。そして今年より来年。

10年前のサラリーマン投資家でも買えた時代が良かったのか。
今の大家業界が良いのか。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!