◆急激に売り物件が増えている!

 ここ最近、不動産投資市況が大きく変わっているのを感じませんか!?

 

 特に売り物件情報が急激に増えている気がするんです。今までだったら売り物件情報が届いても、「パーッス」と一瞬でゴミ箱送りにすることが多かったのですが、最近違うんです。

 

 「おっ!?」と思う物件が増えてる気がするんです。特に、ここ最近の売り物件の傾向としては、

 

1.「値下げしました!」(1割引当たり前)

2.利回りが高い(15%、20%もごろごろ)

3.現況と満室の利回り差が大きい(半分以上空室!?)

 

 こんな特徴があるんです。こんなこと近年めっきり減っていましたよ。

 

 たとえば、こんな売り物件情報です。これ、全部今週届いた売り物件情報のほんの一部です。(他にも多数届いています)

 

<売り物件情報①>

<売り物件情報②>

<売り物件情報③>
<売り物件情報④>

◆売り物件情報増加の理由

 なぜここ最近このような売り物件が増えているのか、正確なところは掴めていませんが、推察するに以下のようなことが考えられます。

 

1.金利上昇の影響

 金利アップの案内が銀行から続々と届き出しています。

 

 今はまだ0.15%の上昇に過ぎませんし、直近の日銀の金融政策決定会合では、いったんは政策金利は据え置かれることになりました。

 

 しかし、たった0.15%の上昇でもインパクトは大きい。何棟も所有物件を抱えている人にはなおさらなのではないでしょうか。手放したくなる気持ちも分かります。

 

2.株価の下落

 ご存じの通り日経平均株価と首都圏の不動産価格は連動しています。株価が下がれば、少し遅れて不動産価格は下がります。

 

 株価は今は持ち直していますが、過去最大の下落を記録して潮目が変わろうとしています。今後、株価の下落を不安視して、今のうちに不動産を売却しようという動きが出ているのかもしれません。

 

3.空室が埋まらない

 上記の売り物件情報のように、現況と満室の利回り差の大きい売り物件が増加しています。

 

 安易に不動産投資に手を出してしまった人たちが、空室を埋められずに困っているところに、金利上昇や株価暴落なども影響して保持しきれなくなっているのではないかと推察しています。

 

 

◆最近購入報告が続々と届いている

 このように売り物件情報が急増していることを裏付けるように、私のもとには「ななころさん、無事決済終わりました!」というメッセージが立て続けに届いています。

 

 ここ2ヶ月で3件です。このチャンスを活かしてどんどん買っている人がいるんです。

 

 今回の報告もらった物件は、大手施工の築古アパート(現況利回り17.2%)。満室時は20%をはるかに越えるため、いかに満室に持っていくかが楽しみな物件です。

 

 もちろん以前よりも好条件の売り物件情報が増加しているからといって、手を出して良い物件と絶対に手を出してはいけない物件もあります。

 

 しかし、チャンスが広がっているのは間違いないと思っています。

 

 これから市況がどうなるかは神のみぞ知るではありますが、金利上昇していくことを考えれば、もっともっと売り物件情報は増えていきそうです。

 

 特に地方物件においては、15%20%の利回りの物件がごろごろ出ていますので、私はもう1棟2棟購入したいなと思っているところです。

 

 

 

◆チャンスを掴むには?

 しかし、このチャンスを掴むためには、チャンスを掴むための準備が欠かせないことは言うまでもありません。

 

 上記でもお伝えした通り、15%20%の高利回り物件が売りに出されているのですが、入居状況が極端に悪い物件が多いんです。「現況10%、満室時20%」みたいな低入居率物件です。

 

 そこで、私たちに必要なのは2つ。

1.入居需要の見極め

2.満室にするためのリーシング力

 

 手離しで満室になるような物件だったら売りに出さないでしょうから、必ず入居募集に苦戦している理由があります。

 

 「苦戦の理由は何なのか?」「がんばれば満室になるのか?」をこれまで以上に入念に調査しながら、物件を買い付けていく必要があると考えている次第です。

 

 このチャンスを活かしてお宝物件をゲットしましょうね!

 

 

◆編集後記

 昔テレビ番組でタケノコ掘り名人が、名言(?)を言ってたんです。

 

名人「熊っちゅうのは60キロくらいのスピードで走るんよ」

芸人「うわっ速いっすね。じゃあ走って逃げても無駄じゃないですか!」

名人「熊より速く走らんでも、一緒に逃げる友達より早く逃げればいい」

 

 TVを見ながら思わず笑ってしまいました。

 

 だから、私たちは不動産投資でも、市況が悪化するのを見越してライバルよりも一歩早く逃げればいい。

 

 ではなくて、我々は最初から熊のいないところで、じっくりタケノコを掘りましょうね!