こんちくわ。HIKOです

 

いや~不動産業界って未だに結構アナログな部分多いですよね。

FAXで資料のやり取りとか紙媒体で契約とか、印鑑押さないといけないとか。

 

それに金融機関で融資を受けて物件購入するとなると、これまた金融機関もアナログなんだ。

かろうじてEメールが使える金融機関があっても個人アドレスではなく支店のアドレスで上長が一度中身チェックするんだとか。

契約となれば大量の紙にサインと押印を求められうんざりする。

 

まあそんなことを愚痴っていてもしょうがないからそのルールの中で頑張るしかないわけで、今回はアナログなツール達をできるだけ便利に使いこなせるようにがんばってみたというお話。

 

賃貸業で規模を拡大することを念頭に法人を立ち上げた方の中には自宅の住所を本社として登記している方が多いかと思う。法人登記する際にどうせ自分一人の会社だし固定電話はいらない、携帯電話のみで十分と考える方が多い気がします。

実際会社設立に固定電話は無くても会社は作れます。

 

しかし、できたら固定電話は用意しNTTの電話帳には電話番号を乗せておくべきだと思う。

 

何故なら以前このようなことがったからだ

 

ケース1

ある朝、不動産会社から連絡があり、「○○の物件の前を通りかかったら、あなたのテナントに空室があるようだが、私の顧客がテナントを探している。貸してもらうことはできるか?」という問い合わせでした。

聞くところによると地場の不動産屋さんらしく、わざわざその物件の登記簿を取得し、連絡してきたとのことだ。

 

実はこのテナント、一見空室に見えるのだが実際は早朝に使用するという特殊な使い方だった為、日中はいつも誰もおらず空室に見えたのだ。そんな訳で入居者がおりお貸しすることができなかったのだが、もし空室だった場合とてもありがたい話だったことは間違いない。

 

ケース2

これも不動産会社からの電話だった。私の所有している戸建て物件の隣の土地をもらってくれないかという問い合わせだった。

私の所有するその物件は駐車場がギリギリ2台とめれたのだが、前面道路が狭く車の出し入れがしずらいという弱点があった。

この隣地がもらえるとなると非常に駐車しやすい環境になる。何故なら100坪はある平坦な成形地だからだ。

聞くところによると相続が発生したものの、相続人は遠方に居住しており、業者に草刈りを定期的に頼んでいたが管理が負担であること。そしてその土地が調整区域で建築ができない為売却も難しい為、もらって欲しいとのことだった。

 

最終的にはこの土地の地目が農地で、農地転用ができなかった為取得することができなかった。

 

ケース3

外国人の方から電話があった。自分が買った物件の登記簿を取得してみたら、所有者が私の会社になっていたというのだ。この時地面師事件にまきこまれていたのだが、詳しくは以前楽待ちで取材していただいたので、楽待のYoutubeを見ていただきたい

youtu.be/HUULnXyhQO8

 

どれも電話帳に電話番号を乗せていなかったらかかってこなかった電話だ。

電話番号が無いとなると、登記簿にある住所に直接行くか、手紙を書くしかない。

ケース1と2はチャンス掴める一歩手前だったし、ケース3は不測の事態に素早く対応が取れたわけだ。

 

既に自宅に固定電話があってこれから法人を作る場合は、光回線なら月額数百円で電話番号を追加できるので自宅用ナンバーと法人ナンバーを分けておくのがおススメだ。

私が正にこのパターンでコミュファ光の回線だが2024年現在月額110円で法人用ナンバーを取得している。

 

 

外出先で法人の固定電話にかかってきた電話を取る方法

固定電話にかかってきた電話を携帯に転送することができる。

コミュファ光だと月額550円で転送サービスに申し込める。かかってきた相手の番号もちゃんと携帯に表示される。

これで外出先でも固定電話にかかってきた電話を取り逃すことが無い。

 

因みに電話番号を電話帳に載せておくとたまに営業の電話がかかってきて煩わしいことがあるが、それを加味してもメリットの方が大きいと思う。

 

 

FAXを外出先で送受信する方法

金融機関はセキュリティ上の問題があるのでまだ分からんでもないが、不動産屋で今時メールが使えずFAXでのやり取りというのは正直「オイオイマジかよ」と思ってしまう。

だが、そういった昔から地場で営業してきたおじいちゃん不動産屋が意外といい情報を持っていることがある。だからFAXをないがしろにしてはいけない。

 

外出先でFAXといえばコンビニなのだが、そんな面倒なことをせずともネットでファックスの送受信ができるサービスがある。

送信相手は通常のFAXを送るのと同じようにFAX番号へ送信する。そうするとインターネット上にデータとして受信できるのだ。

FAXが届いたらEメールにお知らせが来るので気が付かないということもない。

 

基本料金と一枚当たりの送受信にかかる費用を払えばPCやスマホで受信したFAXを見れて、ファイルのデータからそのままデータの送信もできる。

Eメールの様にFAXを使えるのだ。

 

私の使っているサービスだと月額基本料金税込み1,078円で、受信は月に1000枚迄無料、送信は1送信2枚ごとに税込み11円だ。

 

これで出先でも物件資料をすぐスマホで確認でき、買い付けの送信もできる。

「家に帰ったらFAX確認して連絡しまーす」などという昭和のやり取りや用紙切れ、インク切れでイラっとすることもない。

 

 

これらのシステムを使うには多少のコストが毎月発生する。

特に事業開始初期においては少しでも固定費は下げたい。しかし、いい物件はスピード勝負になるし、トラブルが起こればいち早く対応した方がよい。

そう考えると十分メリットがあるのではないだろうか。

 

 

他にもこんなシステムを導入すると便利だというサービスがあれば是非コメント欄で共有していただきたい。

 

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