◆金利を下げる作戦
「住宅ローンの金利引き下げ交渉」について、シリーズでお届けしています。今回は第3回目。
#164 -0.75%ダウン成功!住宅ローン金利引下げの交渉方法(2)
自宅を購入した時の住宅ローンの金利は、1.475%と住宅ローンとしてはかなり高めの金利設定でした。賃貸併用住宅ということが、「リスクが高い」と銀行には見られたんだと思います。
そのため、「金利をどうやって下げるか?」が喫緊の課題だったんです。そして、金利1.4725%→0.725%と、「0.75%」の引き下げに成功しました!
そこで、住宅ローンの金利引下げに成功したポイントについてお伝えしていこうと思います。重要なポイントは3つあります。
前回のコラムでは、3つのうち最も重要なポイントをお伝えしました。それは、銀行が最も金利を引き下げてくれる可能性が高くなる「ライバル銀行」の存在です。
そこで、ライバル銀行を開拓をしておき、ライバル銀行からの借り換え提案アプローチを待って、金利引下げ交渉に臨む作戦「金利引下げ大作戦」(ネーミングセンス笑)を実行したんです!
◆ライバルB信金からの電話
金利交渉を有利に運ぶためにライバル銀行を開拓してから数年後・・・
B信金「ななころさん、今日はご提案があって電話しました。」
B信金「ななころさんのご自宅は居住面積1/2以上ありましたよね?」
ライバルB信金からの電話に、いきなり何の話だ!?と思いつつも、「はい、そうです(居住面積1/2以上あります)」と私は答えました。
B信金「ななころさんに良いご提案があるのですが、お時間いただけないでしょうか?」
こういう時は警戒心が働きます。不動産投資の世界にどっぷり浸かっていると、「良いご提案」はむしろ危険な話であることの方が多いですよね!?笑
本当に良い提案なのでしょうか・・・
◆B信金から提案の中身
数日後、B信金の担当者に直接会って詳しく話を聞きました。
B信金「ななころさんの住宅ローンの金利を引き下げることができるかもしれません。ご興味ないでしょうか?」
作戦通り「住宅ローン借り換え提案」をもらったんです。(キター!)
居住面積1/2以上あるかの確認は、賃貸併用住宅が住宅ローンの融資条件に該当するかの確認だったのです。
しかも、条件次第では金利が最大で「0.325%」まで下がると言うのです。すごくないですか!?ネット銀行並の金利の低さです。
0.325%だったら今の金利よりも大幅に下がることになります。返済額も大幅に減り、CFが増えます。
ことさら「ななころさんだけの特別な金利」という話し方に抵抗感を覚えましたが、たしかに悪くない提案でした。
また、B信金は一時期ほどではありませんが、今でも不動産投資に積極的に融資している銀行の1つです。以前はバンバンフルローンも出していました。
現在は原則頭金2割-3割が必要になっているとのことですが、自宅の空き担保を活用することで、フルローンに持っていくこともできるとのことでした。
当初はA信金の住宅ローンの金利を引き下げるためにB信金とお付き合いを始めましたが、もうB信金に借り換えてしまっても良いかなと思えるほどの提案でした。
◆借り換えた時のデメリット
ただ、ライバルB信金に借り換えた時のデメリットもあります。
「A信金とは今後一切取引できなくなる」ということです。
ただ、A信金は不動産投資に対してそこまで積極的ではないので、住宅ローン以外のお付き合いは今後も望めそうもありません。
A信金の融資対象エリアは狭く耐用年数にも厳しいですし、不動産投資以外で融資を受けることもほぼ無いと思います。
ぶっちゃけてしまうと、出禁になったとしても、そんなに痛くはないなとも思ったりもしました。
ただ、A信金には恩もあります。
当時、賃貸併用住宅ということで、貸してくれる銀行がなかなか見つからない中、真っ先に手を挙げてくれた銀行でした。
A信金が住宅ローンを貸してくれたおかげで、サラリーマンを心置きなく辞めることもできました。卒サラできたんです。
また、家から歩いて30秒のところにあり、便利でもあります。給食などの引き落とし口座にもなっていますし、変更手続きなど色々と面倒です。
借り換えで金利が下がると言っても、登記変更手続きなどの諸費用がかかるため、実際にはほとんど金銭的なメリットはそこまでありません。
う〜ん、迷います。。。
◆A信金に打ち明ける
そこで、とりあえず当初の作戦通りA信金に、「B信金から借り換え提案がきている」ということを打ち明けてみたんです。
A信金の反応を見ながら最終的に判断することにしたんです。A信金からこれ以上の金利引下げ提案があるとは思いませんでしたが、とりあえずA信金の話を聞いてみることにしたんです。
さっそく週明けにA信金の担当者に連絡をすると・・・
(つづく)
◆編集後記
サラリーマン時代、商品説明会イベントのブースで説明員をやっていると、ときどき綺麗な女性から声をかけられることがありました。
「モテ期が来たかな(ドキドキ)」などと最初は勘違いしてましたが、よくよく話を聞いてみると、ヘッドハンティングだったりして転職を提案されたりするんです。
一番最悪だったのは新築ワンルームの営業だった時です・・・涙
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