■家賃が入ってくることに感謝

こんにちは! 埼玉サラリーマン大家です。

最近のコラムでは相続関連の内容となっています。義父が亡くなったことで、妻の実家を助けながら頑張って終わらせました。

妻の実家は都内の好立地で1棟マンションを所有しています。とは言っても、そんなに大きな規模のマンションでもないですし、ワンフロアは自分たちが住んでいるので家賃収入もそこまで大きくはありません。

 

東京の好立地だと、資産価値で言ったら大きな金額になるのですが生活がキラキラしているかというと・・・そうでもないです。義父が亡くなる前は障害年金が入っていたのもあって少し楽だったようですが、亡くなって年金が大きく減った今は生活もギリギリの状況です。

 

身内の話なので詳しくは書きませんが、妻の実家では障害を持った家族が2名います。(義父も寝たきりだったので、その頃は3名でした)

そういう意味でも結構たいへんです。

 

 

そもそも義理の祖母がマンションを建てた動機が

『将来、障害を持った家族を守りたい!』

というものだったようです。

 

当時は大きな借金を負うことに反対意見もあったようですが、私としては祖母の英断に感謝です。まだそこまで不動産投資がメジャーでもなかった時代によく決断したと思います。

 

 

二人の障害を抱えた家族を養いながら生活をしなければならなくなったわけですが、義母の年金は何万円かしかありません。こんな状態だと普通は詰んでますよね

それがギリギリとは言え、生活が成り立つのも1棟マンションを建てたことで家賃収入が入ってくるからです。不動産投資という『もうひとつの収入の柱』があるというのは本当に大きな助けとなります。

 

■運営できる人材

ただ、今回は私が運営を助けることができたのでなんとかなりました。義父が運営をしていたのですが、亡くなったことで分かる人がいなくなっています。周りを見渡しても、私以外に運営できる人はいなそうです。

 

もし、私が妻と結婚していなかったとしたら・・・

このマンションは相続がらみで安く叩き売られてしまったでしょう。そして、売ったお金は日々の生活費でどんどん目減りしていくことになります。義母の生きている間は大丈夫かもしれませんが、障害を抱えた家族の未来は不安のあるものになってしまったと思います。

 

ということで、この1棟マンションの運営は私がやることにしました。日々の管理、退去時の修繕、大規模修繕などの計画、税金や経理などもやると伝えています。そして、得られた収益で妻の実家が生活できるように助けると伝えました。

(むしろ、大規模修繕などで貯蓄が足りなければ助けてあげることになりそうな気もしますが)

 

安く叩き売るのではなく、(築30年台のマンションですが)末永く稼いでもらうことで資産を守って生活を続けることが可能です。それによって、大切な家族を守ることにもつながります。

 

こんな状況になってみて、妻と結婚したのも『縁』なんだな~と感じます。自分のスキルが役に立つ状況で良かったです。

 

 

今回のことで、不動産投資のありがたみを感じました。賃貸収入という別の収益を作っておくことで人生の安全度は上がります。何か不測の事態が起きたとしても生きていくことが可能になるのは安心です。この1棟マンションが無かったら、妻の実家は月に何万円かの年金だけで生活しないといけないわけですから厳しいです・・・。収益不動産に感謝ですね。

 

 

蛇足ですが・・・

不動産投資をやる人には、お金儲けをしたいタイプと、安全度を積み上げたいタイプの2種類いる気がします。(もちろん、私は後者です)

私は不安症なタイプなので、お金が無いことで発生する不幸を回避したくてコツコツと積み上げていくようなスタイルで不動産投資をしています。そうやって続けてくると、気づいたら安心感が大きくなって不幸なことも減ります。お金と資産が形成できれば、不幸の種がやってきても対処できることは増えていきます。それが不動産投資をやっていくメリットなのだと感じています。

 

『お金があっても幸せになれるわけじゃない!』というセリフはよく聞きますが、そうは言ってもお金も重要です。やっぱり、お金が無いと幸せからは遠のくことが多いでしょう。少なくても、お金が無いことで発生する不幸を回避することは可能になりますから。

(だから、やっぱり・・・これからの時代は一家に1棟(?)の収益物件は必要かもしれませんね。年金もあてにならない時代になるでしょうし。そのためにも少しはリスクを取って頑張っていかないとですね。)