◆自己資金作りが難しい

 「自己資金がなかなか貯まらない・・・」

 

 物件を買いたいのに自己資金が貯まらなくて困っている人が多いのではないでしょうか!?

 

 以前と比べてフルローン・オーバローンで融資してくれる銀行はほとんどなくなりました。現在は最低でも1割、一般的には2割3割を求められるようになってきています。

 

 そうなってくると、5000万円の物件を買うとしたら自己資金だけで500万円〜1500万円の現金が必要です。さらに仲介手数料など諸経費がかかりますので、+200万円〜300万円が必要となってきます。

 

 さらに、購入直後に大規模な修繕やリフォームを行わないといけないとなると、1棟購入しただけで現金が一気に枯渇してしまいます。

 

 次の物件を買うための自己資金が貯まるまで、1年〜2年かかってしまう人もいます。一気に規模を拡大したいのに・・・。

 

 そんな自己資金作りに悩んでいる不動産投資家に朗報です!ちょっとした技能と勇気さえあれば、割と簡単に副業で稼げるチャンスが、今広がっているのをご存知でしょうか?

 

 (あっ、怪しい広告みたいな言い方になってしまいました笑)

 

 

◆外国人だらけ

 いきなり話は変わるのですが、先日の3連休、長男が京都奈良に2泊3日で修学旅行に行ってきたんです。

 

 先生達は毎年行ってますし慣れたもの。ある程度の混雑は予想していたそうなのですが、今年の混雑は予想を遥かに超えたものだったそうなんです。

 

 息子いわく「奈良公園に鹿と外国人だらけで、ヤバかったよ・・・」だったそうです。色々な予定が大幅に狂ってしまったそうです。

 

 みなさんも感じていらっしゃる通り、今訪日外国人の数がものすごいことになっていますよね!?

 

 1~10月累計の訪日外国人の数は1989万1100人。9月時点で昨年の累計を超えてしまっているんです。

 

 

(出典:日本政府観光局)

 

◆日本は観光大国なのか?

 それでは、これだけ外国人観光客が多いなと感じる日本ですが、世界の国々と比べて「観光大国」なのでしょうか?

 

 実は世界と比べると全然まだまだなんです。日本は観光大国どころか、観光後進国と言われているんです。

 

 「えっ、こんなに外国人がいっぱいいるのに!?」と思われるかもしれませんが、2023年の日本の訪日外国人数は2506万人で12位。1位のフランスのわずか1/4に過ぎないんです。

 

<外国人観光客数ランキング>

 1位 フランス 1億人

 2位 スペイン 8520万人

 3位 アメリカ 6650万人

 4位 イタリア 5720万人

 5位 トルコ 5520万人

 

 

 もっと言うと、インバウンド消費に限っては、世界では26位、アジアでも6位と、観光国として大きく出遅れているんです。

 

 せっかく多くの外国人観光客が日本を訪れてくれているのに、お金を落としてもらっていないのです。めちゃくちゃもったいない状況なんです。

 

 そのため政府としては、衰退している日本経済の立て直しのためにも、これから一層インバンドに力を入れていくことは間違いありません。もっともっと外国人観光客を呼び込もうとするでしょう。

 

 日本政府は訪日外国人にお金を落としてもらう施策を、今後も推進していくと考えられるのです。

 

(出典:国土交通省)

 

◆このチャンスを活かせないか?

 そこで、私たち不動産投資家はこの流れを、チャンスに変えることはできないでしょうか?自己資金作りに活かすことはできないでしょうか?

 

 真っ先に思い浮かぶのは「民泊」だと思います。日本のホテルは外国人宿泊者を取り込んでウハウハな状態ですから、民泊はこれから一層盛り上がっていくと思われます。

 

 APAホテルなんて、もはや出張とかで気軽に泊まれるホテルじゃなくなっちゃっていますからね。渋谷では1泊3万超えですよ!驚

 

 ですから、民泊を自ら運営したり、民泊運営者に部屋を高く貸すなんてこともできるかもしれません。私のように自宅の空き部屋を貸し出してもいいかもしれません。

 

 1ヶ月以上の長期滞在する外国人旅行者も多いですから、1泊1万円だったら1ヶ月で30万円の収入を得ることも可能になります。国際交流が好きな人であれば、うってつけです。

 

(No.201 アパホテル〈渋谷道玄坂上〉の予約状況)

 

 

◆民泊運営よりも手軽に稼げる方法

 ただ、民泊の運営だったり、自宅の受け入れは「ちょっと・・・」と抵抗感がある人も多いと思います。ちょっとハードルが高いですよね!?

 

 そこで、私がオススメするのが、訪日外国人を相手にちょっとした「体験」を提供する副業なんです。

 

 「えっ、ちょっとした体験を提供?どういうこと?」と思われるかもしれませんが、たとえば外国人に日本のローカルな居酒屋を案内するというのはどうでしょうか?

 

 外国人をローカルな居酒屋に案内して、一人あたり6000円を頂いて稼いでいる人が実際にいるんです!

 

 その他に、東京のアンダーグラウンドな文化を体験するガイドをして、一人あたり2万円を頂いていたり、なにか特殊技能をもっている人ならば、茶道を教えたり、カメラマンとして同行して稼いでいる人もいます。

 

 しかも、外国人を相手にガイドをして報酬を得る場合、これまでは「通訳案内士」という資格が必要だったのですが、改定されて現在は資格なしでも報酬を得られるようになってるんです。

 

 これだったら、サラリーマンが土日のお休みを利用してちょっとした副業代わりになります。5万円ぐらいでしたら割と簡単に稼げます。

 

 すごい人は年間2000万円以上稼いでいたりするんですよ!

 

 元手がいりませんし、リスクもありません。英語が話せなくてもさほど問題ありません。ちょっとした勇気さえあればできるんです!

 

(外国人に提供する体験メニューで溢れている)

 

◆まとめ

 ということで、訪日外国人の急増というチャンスを活かして、収入を得る方法についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

 

 SNSなどを見ていると外国人を毛嫌いしている日本人がいることも事実です。嫌いとはまではいかなくても、苦手だという人もいらっしゃると思います。

 

 外国人ホームステイを自宅に受け入れている私ではありますが、迷惑な外国人は大嫌いです。

 

 一方で、迷惑な外国人というのはごくごく一部で、日本を訪れるほとんどの外国人は日本をリスペクトしています。日本文化を尊重しています。日本人と触れ合いたいと思っています。

 

 ですから、もし抵抗が無い方は、このチャンスを活かして、新たな収入の柱を築いてみてはいかがでしょうか。

 

◆編集後記

 外国人っていうと「酒飲み」ってイメージありませんか!?

 

 これ、私にとって意外だったのが、アメリカ人やアジア人はアルコール飲まない人も多いですし、ヨーロッパ人ですら若者はアルコール飲まなかったりするんです。

 

 「ドイツ人ダケド、ワタシビールキライデス」なんて人も多いんですよね。もちろん飲む人は信じられないぐらい飲みますが笑