お疲れ様です。

先日、友人が卒サラしました。

彼は、収益不動産事業を本格的に始めたのは、
ここ4年程です。

最初は、自宅マンションを購入したものの、
転勤族故に引っ越すことになって、
やむなく賃貸に出したことがきっかけでした。

ただ、その一戸以外は特に手掛けず、
普通にサラリーマンとして過ごされていました。

ただ、やはりお家賃でローン返済を賄える
という構図の魅力を実感できていたこともあって、
一念発起して、一棟ものに取り組むことを決心しました。

当初は、RC一棟もの、ついでS造一棟ものを
連続して購入してこられてきましたが、
(最終的には、RC1棟(単身)、S造2棟(単身・ファミリー各1)
並行して、
お住まいのエリアで築古区分マンションも
現金で購入~リフォーム~賃貸付けを始められました。

そうした物件のCFの手残り率を見るに、
金額ではなく、率で考えた場合には、

 築古区分 > S造一棟 > RC一棟

という構図が見えてきました。

もちろん、一棟ものは、長い目線での資産の形成
という面では魅力的なスキームですが、
50歳を超えておられたご年齢もあって、

 ・そこまで大きなキャピタルポジションを
  目指しているわけではない

 ・築古区分再生をご自身でするうちに、
  DIYの魅力に目覚めた

という点から、
思い切って、ファミリーS造1棟を残して
2棟を売却。

そこで得られたキャピタル益でもって、
築古区分の購入路線に完全にシフトされました。

彼がお住まいになっているのは、
地方の中核都市です。

そのため、中古区分も、
そこそこの件数が出回っています。

中には、かなり割安な価格(ニ百万以下)で
買えるものもあります。

ちなみに、彼が購入された最安値区分は
なんと10万円です💦

彼は、業者でもなければ、
日々、ネットに張り付いて検索を繰り返して
いた訳でもありません。

サラリーマンとして、平日は頑張って
お仕事をされていました。

そんな彼が、なぜそうしたお宝ともいえる
物件情報をGETできたのか?

彼は、別に一緒に飲み歩いて、
奢りまくったりしたわけではありません。

むしろ、そうしたお付き合いは苦手で、
殆どされていないと思います。

彼がしたこと。
それは、彼自身が地元の仲介さんとの間で
信頼関係を築いてきたからに他なりません。

自分が探している物件のポイント

 ・エリア:地元の市内
 ・価格帯:500万くらいまで
 ・築年 :問わず
 ・広さ :50㎡以上
 ・コンディション:問わず
 ・購入方法:現金

をキチンとお伝えすることで、
相手の業者さんも提案しやすくなります。

また、ご提案戴いた物件については、
なるべく時間をおかずに購入可否の返事を
行っていました。

お断りの連絡を入れることを苦手とする方も
いらっしゃいますが、業者さんにとっては
断られてナンボです。

それよりも、
だんまりのままでいられる方が辛いです。

物件によっては、業者さんの先に、
更に別の業者さんがいらっしゃったりもします。

その場合、その業者さんに、状況をお伝え
しなければなりませんからね。

なので、
返事が無いまま、持ち切りにされることは
とても辛いのです。

ともあれ、

 ・ニーズの明確化
 ・レスポンシビリティ

という、当たり前なことをきちんとやる。
という彼のスタンスが、
信頼関係を育てることになったのです。

結果、彼は区分を11戸保有。
お家賃4万円としても、44万の月収をGETしています。
すべて現金なので、入居さえつけば、
あとは固都税と修繕積立金以外は不要です。
(管理費は、入居者支払いが基本)

そこに、1棟だけ残しているファミリー物件
(こちらは、融資を引いています)
のCFを足し込めば、お子さんも独立した今となっては、
十分な生活費に加え、貯金もできています。

■まとめ
賃貸不動産事業を始めると、

 ・家賃収入が〇億になった!
 ・保有戸数が〇百戸になった!
 ・借入金額が、〇億円を突破した!

等といった、
威勢のいい話が耳に入ってくるようになります。

それはそれとして、
自分が本当に手に入れたいものはなにか?
そのためには、どれくらいの事業規模が必要なのか?

そうしたことを、きちんと見返してみてくださいね。
そうすれば、今の市況でも、
できることが見えてくるかもしれません。

がんばりましょう!