■物件探し

こんにちは! 埼玉サラリーマン大家です。

前々回のコラムは、『アパート1棟でも十分に人生が変わる!』という内容でした。一般庶民が50代から不動産投資を始めるケースを考えてみたわけですが、自己資金が1000万円未満だと何棟も買い進めるのは難しいところもあります。ただ、1棟だけでも手に入れて無借金に辿り着けば人生は大きく変わります。それだけでも十分に価値はあると思います。

 

そんな事例として下のような物件を例に出しました。

 

●購入したい物件のイメージ

価格:2000万円
家賃年収:200万円

表面利回り:10%
立地:埼玉県(国道16号線内側エリア)
駅徒歩:15分

構造:木造・築25年
    ※物件によっては築30年までは検討

 

 

すると、コメント欄で

埼玉の16号内側
平成11年築!(25年落ちなので)
駅徒歩15分!
で利回り10%なんで今時あるんすか?
再建築不可とか調整区域以外で

 

という意見が出ました。こういう感覚の方も多いのだということですね。私の中では、このくらいの物件だったら十分に見つけられると思ってイメージ事例にしたわけです。ただ、一般的に難しいと感じるのも分かります。最近は物件価格も上昇し続けていますし、買いづらい相場になっていますよね・・・。

『もう、こんなに儲かる物件が買える相場じゃない!』という声が出るのも分かると言えば分かります。

 

■もう遅い!?

コメント欄でも、『もう不動産投資をやるには遅い』とか、『良い物件が買える相場じゃない』とか、否定的な意見もチラホラ見られます。

 

じゃぁ、事例に出したような条件の物件は今の相場では買えないのでしょうか? その答えはNOです。普通に買えると思います。

今、この瞬間に事例の条件の物件を購入できるのか?と言われれば分かりません。普通にネット上に出続けている物件の条件を見ていけば、同スペックだと表面利回り8%とか、それ以下になるでしょう。ただ、それらの物件は投資家が安いと思わないから買われていない物件の集合体です。だから、私が事例に出した条件よりも悪くて当然です。良いと思った物件はすぐに売れるのでネット情報から落ちちゃいます。

 

前々回のコラムで事例に出した条件も、そこまで『メチャクチャ安い!』という条件でもない・・・つもりでした。それでも、こんな意見が出るくらいの相場だということなんですね。

 

 

私の物件探しをしてきた感覚だと、イメージ事例として出した条件の物件くらいであれば1年探したら(少なくても)何棟も見つかるレベル感です。実際に、このくらいの条件の物件が見つかったけど買わずにスルーしたことも何度もあります。

半年前に購入した物件は更に良い条件で買っています。そういう意味でも、今の相場でも普通に買える条件だと思います。本気で1年間、毎日何度も物件チェックをし続けて、良い条件のものがあったら問い合わせて、気になる物件の現地調査に行って、やってみれば間違いなく見つかる条件です。

ただ、それでも・・・そんなに頑張って見つけても10年前に購入した物件と比べるとかなり悪い条件になっているのが悲しいところなのですが。

それは仕方がないですね。

 

だとしても、まだ不動産投資は儲かります。たしかに、昔よりは格段に厳しくなりました。それでも、良いと思える物件を根気強く探し続けて、購入した物件を高稼働させる努力を続けて、10~15年経って『あっ!』と振り返ってみれば大きく儲かっていると思います。

努力も、時間も必要ですが、一般庶民が普通にしていたら築けない資産を築けるのが不動産投資の凄さです。たとえ1棟だけしか築けないとしても、それでも普通の感覚からしたら凄いことですから!

 

私は『もう遅い』とは全く思っていませんし、まだまだ儲かる水準の物件も探せば見つかると思います。物件探しは『宝探し』です。あきらめて探していない人は見つかる可能性も0です。でも、探し続けていると不思議なことに縁が寄ってくる気がします。あとは、それを信じてやるかどうかですね。(信じる信じないはあなた次第ですが)