◆賃貸併用住宅に住む人は多い!?

 「賃貸併用住宅を購入した知り合いはいますか?」と聞くと、意外と多いことに気が付きます。

 

 たとえば、この楽待でも動画で度々登場する不動産投資家の中島亮さんも、賃貸併用住宅を購入して不動産投資をスタートしました。(以前何度かお邪魔させて頂きましたが、すごいご自宅でした)

 

 また、日本の発明王と言われた(?)ドクター中松さんの賃貸併用住宅はとても有名です。たびたびTVでも紹介されている1億円の純金トイレのあの家です!

 

 東京都世田谷区にある「ドクター中松グリーンテラス」は、全部で28戸の大型賃貸併用住宅です。(今、3室空室があるようですよ)

 

 

 

 その他にも多くの資産家や不動産投資家が賃貸併用住宅を所有していますが、それは優れた投資法だからです。

 

 家賃収入で住宅ローン返済に充当ができれば、実質タダ or 逆にお金をもらいながらマイホームを手に入れられるということで、注目する人が多いんです。

 

 とはいえ、無条件に賃貸併用住宅の購入を勧めるわけではありません。なぜかというと・・・

 

※前回の記事

 #190 いきなり問題続出!?賃貸併用住宅、購入直後の奮闘記(1)

 #191 いきなり問題続出!?賃貸併用住宅、購入直後の奮闘記(2)

 #192 いきなり問題続出!?賃貸併用住宅、購入直後の奮闘記(3)

 #194 いきなり問題続出!?賃貸併用住宅、購入直後の奮闘記(4)

 #196 いきなり問題続出!?賃貸併用住宅、購入直後の奮闘記(5) 

 

◆最後の一部屋

 私も購入後にたびたび苦労がありました。購入直後にいきなり全室家賃滞納が発生したんです。。。汗

 

 101号室 → カフェ → シルバーアクセサリーショップと1軒1軒回り無事家賃を回収することに成功したのですが、最後の1部屋がとてもやっかいでした。

 

 まだ一度も入居者本人に会えていないんです。すぐ隣に住んでいる”はず”なのに。

 

 そこで、旧オーナーから引き継いだずっと昔に賃貸借契約を結んだ不動産会社に電話して、連絡先を聞くことにしたのです。

 

 10年以上前に契約手続きした不動産屋だったのですが・・・

 

 

◆不動産屋に電話をかける

 トゥルルルル・・・

 「はい、〇〇〇不動産です。」

 

 電話に出たのは女性でした。声から判断すると50歳ぐらいの方でしょうか!?もう長年勤めているような感じで、とても落ち着きのある声です。

 

な「あの~、住所〇〇〇の◯◯ビルの大家になった、ななころと申しますが、102号室の×××さんのことについてお聴きしたいのですが・・・」

 

 少し緊張しながらも、なるべく丁寧に話します。

 

女性「はい、どんなことでしょうか?」

 

 ちょっと疑っているような感じです。それも当然でしょう。

 

な「102号室の×××さんと連絡を取りたいのですが、以前の大家さんから引き継いだ契約内容が古くて、連絡先が変わっていらっしゃるようなんです。」

 

な「その契約書に記載された管理会社が御社だったので、もしご存じだったら教えて頂きたいのですが・・・」

 

 困っていることが伝わるように説明しました。すると、電話に出た女性の方は、

 

女性「ちょっと社長と相談しますので少々お待ちください」

 

 と言って保留音が流れました。明らかに102号室の人を知っているような感じです。

 

 1分ぐらい待たされたでしょうか、期待と不安が入り混じってとても長く感じました。ようやく確認が取れたのか、

 

女性「通常は個人情報なので教えることはできないのですが、お持ちの契約書の表紙をFAXでこちらに送ってくだされば、×××さんの電話番号を書いて返信しますよ。」

 

 と言ってくれたんです!昔ながらの不動産屋なのでしょう。いまだにFAXを利用しているようです。ちょっと面倒だなと思いながらも、 

 

な「分かりました!すぐにFAXで送付します!」

 

◆不思議な隣人はどんな人なのか?

 さらに、この女性はもっといろいろ知っているのではと思い聞くことにしたんです。

 

な「×××さんが一番最近そちらに来たのはいつですか?」

 

 すると意外な返答に驚いたんです。

 

女性「つい3か月前ぐらいに来ましたよ。契約の更新のために来店してもらいました。」

な「えっ、え〜!?そうなんですか??」

 

 管理を任せてるなんて話は売買契約時に一切聞いていません。

な「えっ!?御社が管理しているんですか??電話してくださいと案内を出しても電話はないですし、××さんとまったく会えないのですが、どんな方なのでしょうか?」

 

 入居しているのがどんな人なのか分かるかもしれません。矢継ぎ早に質問をしました。

 

女性「今はもう管理はしていないのですが、契約更新の手続きだけをやりました。××さんから更新前に電話をくれましたし、若い割にしっかりされている方だなと・・・。」

 だらしない方だったり、最悪は夜逃げしたりしているのではないかと思ったのですが、まったくの予想外の回答でした。きっちりされているようなんです。

 

 丁寧にお礼を言って電話を切ると、不動産会社に急いでFAXを送信しました。

 すると、1時間ぐらいして、携帯電話の番号が書かれたFAXが返ってきました。

 

 「よし、これで連絡が取れる!」と期待に胸を膨らました。即座にFAX用紙に書かれていた××さんの携帯に電話をかけたのです。

 

 しかし、ここからさらに予想外の展開が待っていたのです。。。

 

 

◆まさかの展開へ!?

 トゥルルルルル・・・

 

 呼び出し音が鳴ります。

 

 トゥルルルルル・・・

 

 電話に誰も出ません。30秒ぐらい鳴らし続けても留守番電話にもならなかったので、またかけることにして電話を切りました。

 

 翌朝10時ごろ、また電話をかけました。しかし誰も電話に出ません。。。

 

 次の日は、お昼と夜に電話をかけました。しかし誰も出ないのです。。。
 

 こうなるとわたしも意地になってきました。電話を毎日かけ続けたんです。意固地になっています(苦笑)。

 

◆ついに電話に出る!

 すると、電話をかけ続けて3日後のことです。夕方、日も暮れて街灯に灯りがつくころです。いつものようにリダイヤルから電話をかけました。

 

 どうせ出ないだろうなぁと思いながら、呼び出し音を聞いていると、、、

 

 「はい、もしもし」

 なんとっ!?電話から声が聞こえるではありませんかっ!? 

 

 不意を突かれたわたしは思わず携帯を落としてしまいそうになりながらも、急いで電話を耳に近づけました。

 

 しかし、何かがおかしいのです。

 

 「あれあれあれ???」

 

 電話の声になんだか違和感を感じたのです。

 

◆編集後記

 ドクター中松さんの発明といえば「フロッピーディスク」など多数ありますが、どうやら眉唾の発明品も多いようです。

 

 そんなドクター中松さん、86歳の時に前立腺がんに侵され、余命1年半と医師から宣告されたことを公表しました。(2014年6月)

 

 その会見の場で、今後残された時間を使って新しい「がん治療ロボット」の開発に取り組むことを宣言したんです。

 

 そして、2024年の今年、96歳になった今でも元気にされて、今年は都知事選にも出馬されていましたよね!?驚

 

 本当に「がん治療ロボット」を開発したのかもしれません!笑