あけおめ!2025年の不動産市況を占うよ!
あけましておめでとうございます。昨年もお世話になりました、今年もよろしくおねがいします!!!
ということで、新年なので、今年も2025年を予想した記録を残さねばなりません笑
2024年の1月1日は「賃貸も売買も基本2023年と大きくは変化ないかなと思っています。ただし、とくに売買において、埋めようがないレベルの二極化の進行が加速すると思っています。」と言っていたようです
■2025年の不動産市況
一言で言えば、
限られた人たちだけが売買するお金持ち市場に進んでいく
と思っています
もちろん、そうじゃないモノもたくさんありますが、少なくとも私が主戦場とする東京23区についてはそう思っています。及び、23区、とくに都心のマンション区分も同様に考えています
「お金持ち市場に進んでいく」事を前提に考える場合、高値市場とはいえ、「どんな不動産でも高く売れる」という所から、「お金持ち市場で重宝される物件については底堅い」という状況が加速するというふうな感覚です
要は「上がりますか?」 「下がりますか?」という論点よりは、マーケットの分断が顕著になり、2つ3つのマーケットが併存する世界が進むので、上がりやすいものと、上がりにくいものがより鮮明になる、という形です
■私の言う「お金持ち市場」とは
売買プレイヤーの属性は以下のイメージです
①「今から買うのは10棟目です」といったセミプロ投資家で、すでに賃貸業の実績が豊富で、過去の残債の減少やCFの積み上げにより、与信又は自己資金に多少なりとパワーが有るヒト
②富裕層、投資目的・相続目的。その他事業会社の運用チームなど
③外国人
高値(低利回り)を許容して売買できるプレイヤーってこういうヒトたちじゃないですかね?今の時点でも、東京23区の新築RC売出価格は、住宅地でも人気エリアだと4.0%も見る世界になってきています(都心商業地新築のテナントビルなら3.0%も珍しくなく)。都心区分はトップマンションは2.0%前後まできています。この辺の物件は、従来の我々の「フルローンや自己資金1-2割入れてCFが溜まっていくモデル」ではすでにないです。ただ、2024年も沢山売買されました、需要はあるわけです
しかしながら、
上記の①②③のいずれからも遠い不動産についてまで、低利回りでも売れるか?と言われると、買い手の想像がつきません
よって「相場が上がっているので利回り低いのは仕方ない」と片付けてしまってもいい物件は限られると考えています
もちろん、そんなのは昔からそうなのですが、その色彩がより顕著に進む、という感覚です
※あれなんか2024年1月1日と結局言っていること同じですね汗
■ともあれ全体的には上がるか否か?
2025年は全体的には「今以上に上がることも否定しない」ぐらいの感覚です。そして、「お金持ち市場での売買」は「まだ上がるかも」という感覚です
誰しもが言うように、土地も上がり、建築価格も上がる以上、新築供給は高くなり続け、つられて中古マーケットの相場も上がる、この流れは止まらないと思います。ただ、前述の通り、「どんな不動産も」ではありませんので「何でもいいので新築を作って最近高いからしょうがないよね?」ってやっても売れなくなっていくとは思うのです。そうすると、結局供給側も売れやすいもの(金持ち市場とのフィット感のいいもの)に集中するだけかと。例えばマンション区分は近年はそういう傾向が顕著ですね、各デベロッパーは(一般サラリーマンが簡単には買えない水準である)2億円以上のマンションの比率を増やしてきている印象があります。1棟でいえばとりあえずまずは立地選別でしょう
■東京23区以外について
私は23区以外買っていませんので、あくまで友人の投資家や不動産業者からの見聞きと、自分の23区との比較感で言う限りですが、結局23区の不動産が高くなっていくと、東京投資家のビックマネーの一部が地方都市に流れる事は必然だと思います。東京オンリーでやっている投資家は東京市場主義な方が多いと思うので、すが、とはいえCF全然出ない世界でどこまで戦えるか、でいえば、色々と折り合いをつけてエリアを広げるヒトは増えるはずです(背に腹は変えられないと思うヒトもいる)。まぁ何年も前から少なからずそういうところはあったと思うので、札幌しかり福岡しかりですが、東京投資家の注目はその都市の魅力ってだけじゃなくて「東京以外にどこかないかなぁ、、、」という心理もありますから
ので、結局の所は上がる力学は働く面はあると思います
ただ、これはあくまで東京投資家としての意見に過ぎませんが「東京投資家でも分かるような場所」の方が買われやすい、と考えています。例えば私は札幌なら札幌駅・大通駅・すすきの駅ぐらいしか「駅の名前すら知らない」ですし、福岡では「博多・中洲・天神」ぐらいしか知りませんし、見たこともありません、観光でいったことがあるだけなので(札幌と福岡のヒトごめんなさい!!!)。やっぱ東京への資金流入量は半端ないと思うので、東京へエネルギーさいてきた投資家が「手を出しやすいエリア」ってのは個人的には結構大事だと思います(要は値上がりしやすいだろうし、値下がりしにくいんじゃないかな?って)
■とりあえず
結局2025年も2024年1月1日に言ったのを似たことを言ってしまいました。まぁ一言で言えば「良い不動産買おうね!」笑だと思います。二極化ってそういうものなので、変な妥協で多少の利回りの良さを取りに行く事は命取りになる、というのが、より顕著に重要になっていくのではないかと思います
さて、2026年1月に振り返ったときどうなてっるかなー?
予想に反して「下落」は流石にないと思うんだけどね!!!
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