どうも!

 

億トレ大家です。

 

今回は、ボクが世界一嫌いな不動産屋が使用する、売り文句について語っていこうと思います。

 

※別途、正規の仲介手数料を頂きます

 

こういう表現を使って物件を売ろうとする、不動産屋を見かけることがありませんか?

 

特に、よく見かけるのは、不動産屋が配信しているメールマガジンです。

 

この手の文言を使う不動産屋は、1社や、2社、とか、そういうレベルではありません。

 

ボクの知る限り10社以上の不動産屋が、言い回しに差はあれど、この手の表現を選好して使っています。

 

 

なーにが、正規の仲介手数料じゃ!!

 

 

と思います。

 

※法律で定められている限界ギリギリ上限一杯の仲介手数料を頂きます!!

 

に、修正しろよ!!!!

 

という風に思います。

 

こういうミスリードを誘う表現を好んで使う、不動産屋は非常に多いです。

 

関連して、ボクの周りの友人たちのエピソードを語ります。

 

去年の年末に大学の同期たちと忘年会をしてきました。

 

30代の半ばの差し掛かり、ボクの大学の同期たちは、結婚して、子供を作り、居住用の不動産を買うようになっていました。

 

話題は、不動産に関連する方に移っていきます。

 

そこで、大学の同期の一人が、

 

大学の同期「不動産屋が取る仲介手数料は高すぎる!!」

 

という風に愚痴を零していました。

 

聞くところによれば、彼は、去年、新居を購入したばかりであり、不動産屋に仲介手数料を300万取られたことに納得のいっていない様子でした。

 

彼は、高収入ではありましたが、養っている家族もいるので、生活に余裕があるというわけではありません。

 

彼にとって300万円という額は、何年も真面目にコツコツと働いて、ようやく貯蓄ができる額なのでしょう。

 

そこで、ボクは、彼にアドバイスをしました。

 

ボク「ケースバイケースではあるけど、一般仲介で、囲い込みがされていない物件であれば、仲介手数料は30万くらいでもやってくれる業者はいるよ」

 

そこで返ってきた言葉は、ボクにとって印象的なものでした。

 

大学の同期「え!? 仲介手数料って法律で決められているんじゃないの!?」

 

なるほど。

 

彼が不動産屋に悪意を持って騙されていたのか、あるいは、ミスリード表現によって勘違いさせられたのかは、不明です。

 

ただ、『法律で決められているから』という認識を植え付けられて、30万円で済んだかもしれない取引で、300万円の手数料を取られたという事実に変わりありません。

 

それって詐欺と何が違うんだ!?

 

と思います。

 

ボクの周りだけで言っても、仲介手数料は法律で決まっているから、高額であっても必ず払わないといけない、みたいな、勘違いをさせられている人は、多く存在していました。

 

この問題の根幹は、以前にコラムで触れた通りです。

 

不動産取引の仲介手数料は高額で学がなくても誰でも一攫千金のチャンスがある → 不動産仲介の数が必要以上に膨れ上がる → 生き残りを賭けて価格以外の部分で競争が激化する → 業者間のモラルハザードが発生する

 

こういう流れになります。

 

諸悪の根源は、仲介手数料の報酬上限が高すぎることにあります。

 

130万円の壁を見直すよりも、仲介手数料の価格競争が起きるようにルールを改正する方が、多くの国民が豊かになるのにな、という風に思います!!

 

メリットはそれだけではありません。

 

迷惑メール、迷惑電話、迷惑ポスティング、迷惑営業、その他、もろもろの悪しき風潮が根絶することになるでしょう。

 

ただ、現実は甘くはありません。

 

モラルハザード企業の親玉みたいな不動産会社が東証一部に上場して、株価10倍に成長してしまったわけなので。

 

詐欺ギリギリのムーブを駆使しても利益に繋げる方が、不動産会社にとっては経済的に正しいですからね。株価が証明してしまっています。

 

ボクの願いは叶わない夢なのでしょう。

 

この業界、非常識な低モラル行為が常態化して、

 

慣れてしまった人間は、自分たちがおかしなことをやっている、という自覚すら持てなくなってしまうのです。

 

無駄なことかもしれませんが、ボクは、おかしなことにおかしいと言い続けていきたいと考えています。

 

@otakutoshika

 

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