■純資産1億円
こんにちは! 埼玉サラリーマン大家です。
前回のコラムでは『純資産1億円に到達した時点』について振り返ってみました。不動産投資では(富裕層の定義である)金融資産1億円に到達しにくいので、代わりに純資産が1億円を超えるタイミングを思い出してみたのです。
すると、不動産投資を十数年やってきた2013年に純資産1億円になったことが分かりました。3000万円クラスの中古木造アパートをコツコツと増やしてきた結果、十数年もかかっての到達です。当時は、【4棟の投資規模・年間キャッシュフロー1000万円】でした。
庶民が頭金を貯めて、1棟ずつコツコツと増やしていくと資産が増えるにも時間がかかります。『純資産1億円を目指す!』と簡単に言っても、ある程度のリスクを取ったうえで運営を頑張り、十数年の時間がかかるのです。(私より、もっとレバレッジをかけた手法にすれば早いのかもしれませんが)
■お金がお金をよぶ!
ただ、ここから先は世界が違ってきます。純資産が1億円を超えるくらいになると余裕も出てくるのでしょう。そうなると、自分でもビックリするくらい投資スピードが加速しました。
2013年で純資産1億円に到達
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2017年に純資産2億円に到達
そこから、更に純資産が1億円増えるには4年くらいで到達できました。最初は十数年かかっていたのに、一気に資産の増加スピードが加速しています。2013年に少し勝負して(当時としては大きな規模の)1億円くらいの物件を購入したのも要因です。
ある程度の資産ができると、融資が通りやすくなるので物件も買いやすくなります。融資が通ると思われることで割安な物件が買える可能性も高くなります。現金に余裕があると、小ぶりな物件であれば現金買いも視野に入ってきます。いろいろな意味で、購入に関する『武器』が増えるので不動産投資に有利に働きます。
また、そもそも規模が大きくなってくるので毎年の利益が増えています。それが積み上がっていくので数年単位での資産の増え方は(投資初期とは)段違いになります。
こうなってみると、やっぱり投資というのは『お金がお金をよぶ』特性があるのだと実感します。どうしても、富裕層や地主さんに有利なゲームになっていますよね。庶民からスタートしている側としては不公平な気もしますが、それがゲームのルールだと飲み込んで頑張るしかありません。
庶民でも頑張って投資をやっていけば、どこかの時点でそれを実感できる転換点が来ます。それが純資産1億円くらいなのかもしれません。そこを過ぎるとビックリするくらい加速度的に効率が上がっていきます。それが投資の世界なのでしょう。
今の私の投資規模だと、年間の利益(税引前)で3千万円台となっています。このくらいになってくると、融資をひかなくても2~3千万円の物件なら年に1棟購入できます。そうなると再投資の効率も上がるので無駄が減ってきます。それに、(最悪は)物件を買わなくても満室運営ができれば4年くらいで純資産が1億円増えます。
このように、同じように純資産を1億円増やすと言っても・・・
投資初期とは大違いです。投資初期は頑張って貯めた数百万円を握りしめて、貸してくれる銀行を探して、何とか物件を購入して、余裕資金も少ない中でギリギリの運営をして、返済比率が高い中で破綻しないように頑張ります。そんなリスクを抱えた状態で十数年も頑張り続けた先に到達できた1億円です。
ただ、頑張って転換点まで辿り着いてしまえば世界が変わるのが『投資』です。『お金がお金をよぶ』ところまで辿り着いてしまえば難易度が下がるので、歯を食いしばってでも頑張っていくのだと思います。
何もしないと二極化が進む世界に飲み込まれてしまいそうなのが今の日本です。だからこそ、なんとか頑張って転換点を超える努力をしていくわけです。そして、庶民でもその道が残されているのが不動産投資なんだと思います。簡単だとは言いませんが、その道が残されているというだけでも恵まれているのかもしれませんね!
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