ワンコから一言:まぁ、結果オーライってことかな?
不動産投資を始めて、約8年の結果として、自身の資産形成がどう推移したのか、改めて、振り返ってみた。
3棟の引き渡し時期は、各々違うものの、売買契約としては、3件とも、2024年中に締結しており、売却そのものは、金額含め確定しており、3棟合わせた売却額は、約3.1億円となっている。
とはいえ、不動産投資を始めた当初の資産状況を振り返ってみると、、、振り返りたくないレベルで、とても恐ろしい状況になっていた。
恐ろしい状況の理由はシンプルで、リーマンまさゆきの資産一覧表において、不動産の資産価値を、いったん金融機関評価(パーティーで知り合った某地銀の担当者に、所有物件の銀行評価額を教えて欲しいと、お願いしたら、善意で計算して、教えてくれた)の資産価値に置き換えて管理していたからである。
具体的には、1.8億で購入した1棟目の不動産としての資産価値は、0.9億であり、1.1億で購入した2棟目の不動産としての資産価値は、70百万として、資産管理の一覧表の中では、管理をしていたため、不動産投資を始めた2年目の状態は、1.3億円の債務超過(純資産で、1.3億円のマイナス)という恐ろしい状態になっていたというもの。
改めて思うが、純資産の計算というのは難しい。
大家に対して、あなたの純資産はいくらですか?と質問したら、多くの大家さんは、答えに窮するんぢゃないかな。というのも、不動産の資産価値をいくらに設定するかによって、純資産の合計額は、大きくブレることになるからね。
ちなみに、あなたの純資産は、いくらですか?
ねっ、すぐに答えられないでしょ。
不動産の資産価値を、会計基準に合わせて、購入額=資産として計上して、減価償却分を毎年引き算して計算するのが、納税申告ベースのいわゆる正しい資産計算といえるのかもしれないが、それは、間違っている。
なぜなら、その場合、1.8億で購入した不動産の資産価値は、1.8億(マイナス減価償却分)となり、1.1億で購入した不動産の資産価値は、1.1億(マイナス減価償却分)となるからだ。
一般投資家が、資産価値1億円の物件を1億円で買えるなんてことは、ないからね💦
ぢゃあ、不動産の資産価値は、いくらと評価するのがよいかというと、結論としては、不動産鑑定会社に査定してもらうのが確実かと思うが、それも年々変化するので、長期保有における確実な資産価値とはいえない。
まぁ、銀行の担保評価(けっこう厳しめだからね、銀行の査定額は)を、いったん資産価値としておけば、いいだろうということで、リーマンまさゆきの管理基準にしていたのが、銀行の担保評価=資産価値というワケだ。
その計算上では、リーマンまさゆきは、不動産投資開始2年目にして、マイナス1.3億円という莫大な債務超過状態になっている。2棟ともフルローンで購入していたので、金融資産の目減りは、賃料収益と差し引いて1,000万円以下だったので、金融資産としては危機感がなかったのだが、不動産部分で、債務超過1億3千万というのは、ほんと、振り返りたくないレベルで恐ろしい買い方をしたもんだと思う💦
しかし、まぁ、不動産投資というのは、そういうものなので、初期投資時の瞬間的な(不動産部分の)債務超過にビビるようなマインドでは、不動産投資はやらないほうがよい。のだが、、、さすがに、厳しめの銀行評価とはいえ、不動産投資を始めて2年目で、(不動産評価が)1.3億円の債務超過というのは、やり過ぎだっかかも💦
その後の5年間の推移(金融資産)はというと、不動産賃貸収入で、増えたキャッシュを頭金として、次の不動産物件の取得に再投資してきた関係で、金融資産については、増えたり減ったり、不動産投資開始前の状態と比較すると、プラスマイナス25%内で、増減している。
かたや、不動産資産は、3棟目、4棟目、区分2戸を購入し、銀行評価基準の不動産の資産計上は増えていき、(1棟目・2棟目も含め)5年間で約2.6億円ほど増えた。
当然ながら、融資を使って購入しているので、残債も増えていくと思われるかもしれないが、年々元本返済が進む効果もあり(一部、繰上返済もした)、2年目の債務超過状態から、残債総額に対しプラスマイナス10%の範囲で、増えたり減ったりという5年間となった。
結果的に、金融資産と残債が大きく変化しない中、物件を購入した分、銀行評価で換算した不動産という固定資産が、爆増し、不動産部分で債務超過となった2年間を合わせて計7年間で2,6億円の資産増となった。
乱暴な計算ではあるが、7年間で、金融資産と残債総額が、増えたり減ったりで、変動がないとすれば、不動産評価の2.6億円増が純資産増ということになる。(起点が、マイナス1.3億だから、2.6億円増といっても、実質1.3億の純資産増という計算になる)
年間3千万強の純資産増というのは、元本返済分(いわゆるコンクリ貯金)のボリュームが大きいとはいえ、けっこう良い感じかと。
7年目の昨年の状態(売却前の状態)は、2年目の不動産部分の債務超過を取り返して、ちょうど、総資産-残債が、不動産投資前と同じぐらいの規模になっていた。
そして、3棟の売却(もちろん銀行評価額より、はるかに大きな金額で売却)である。売却によって、含み益であった元本返済分+αが、金融資産(キャッシュ)に変換されるので、シンプルに金融資産が増えて、不動産資産と残債が減ることになる。
金融資産と残債が変わっていないので、不動産が売却できなかったら、(純資産増だと喜んでいても)純資産増と同レベルの不動産資産が、不良在庫になる可能性もあったのだが、今回3件の売却が実現したことで、不確定な含み益が、現実のものとなった次第。
3物件を売却できた現在だから言えることであるが、本来、時間を味方に長期でゆっくり稼ぐモデルの不動産投資の世界で、リーマンまさゆきは、短期間でなかなか激しい、やんちゃな不動産投資をしていたなというのが素直な感想かな💦
(リーマンまさゆき以上に、やんちゃな不動産投資をしている大家仲間が何人もいるんだけど、そこにはツッコまないことにしようw)
プロフィール画像を登録