前回の話では弁護士に依頼したところまでを書きました。
今回の話は、前所有者の家賃滞納を元に明渡し訴訟を起こした部分について書きます。
さっそく、前所有者と債権譲渡契約を交わし、
権藤へ債権譲渡を受けた旨の内容証明を発送しました。
債権譲渡の段階で何か文句を言ってくると構えていたのですが、
内容証明受け取り後、1ヶ月経っても何も言ってきません。
うーーーん、なんでだろ?、権藤ならイチャモンを付けてくると構えていたのに・・・
次の手として、
弁護士による、家賃滞納による契約解除(明渡し)訴訟を裁判所へ提出しました。
ココから長い長い泥沼裁判が始まるんです・・・・
裁判が始まるとさっそく被告側(権藤側)から答弁書が届き
1、すべて否認する
未払い賃料などない
2、前所有者・現所有者共に極悪非道人である
我々住民を追い出して転売で儲けようとしている
3、色々な世話?をしてきたのに報酬を貰っていない
勝手に隣近所の越境問題を解決してきたと主張
等々、言いたい放題です。
↑相手が提出してきた実際の答弁書で、何枚も恨み節が綴られています。
一部内容を紹介すると、
○2階の入居者が覚醒剤中毒者で包丁を振り回す事件があった。
慰謝料1日1000円×180日分=18万円
○水漏れ事故が入居40年の内100件以上
1件1万円×100件=100万円
○隣接する住民とのトラブル解決(通用口や植木の越境など)
問題の仲介など頼んでいないにも係わらず、勝手に文句を言い騒ぎ立てるだけ
それを自分が問題解決したと言う事で、成功報酬180万円
そして答弁書の最後には、それらの損害賠償として
合計2167万9千円を請求すると・・・
あははは・・・、
もう笑うしかありません。
まったくの言いがかり、まったく支離滅裂・・・
実際に法廷が開かれると、裁判官もこの答弁書の内容と、
被告の支離滅裂さに、このままでは裁判が進まないと判断し、
弁護士を付けるように説得していました。
(この時点で相手側に弁護士は付いていない)
何度か法廷が開かれるのですが、
そのたびにムチャクチャな主張をするばかりで全く審理が進みません。
裁判官も、
「このままの主張では貴方に不利な状況です。」
「ちゃんと貴方の主張をまとめてくれる弁護士をつけてください」
とアドバイスするほどです。
※通常であるなら片方の有利になるアドバイスはしないのですが、
とにかく法廷でしゃべるしゃべる・・・
裁判官も圧倒されるくらいしゃべりつくすらしいです・・・
実際、権藤も弁護士事務所を何件か回ったが、
どこの弁護士事務所にも断られたとのこと
そりゃーあんな主張をまともに取り合う弁護士はいません。
しかし、必殺技『法テラス』介入による訴訟救助を使用してきました。
訴訟救助とは収入が無い人にも公平に裁判を受けさせるために
一時的に国が弁護士費用を立て替える制度です。
裁判費用が実質掛からないことをいいことに
いきなり反訴されちゃいました。
訴訟救助で弁護士費用が相手方はかかりません。
この制度を利用して権藤はドンドン攻勢をかけてくるのでした・・・
まだまだ続く・・・
フェイスブックの「いいね!」も押してくださいね!
プロフィール画像を登録