こんにちは、ハピくまです。

 

先日コラムにしたリフォーム業者から少額訴訟をチラつかされて脅されている件についてですが、今のところ動きはありません。

 

過去コラム

2025.4.3  リフォーム業者から訴訟すると脅されている件

2025.4.6  内装業者『訴状を送るから住所教えろ』→実際に届いたものとは

 

連絡も一切なし。

相手も自分の主張がめちゃくちゃであることに気づいたのでしょうか。

このまま何も起きずに収束すればいいですが…

 

 

さて今回はこの脅しに対してどのように対応したかをより細かく説明していきたいと思います。

いつか皆さんの身に降りかかったときに慌てないような一助となればと思います。

 

 

私の対応ポイントは以下です。(とりあえず6個)

 

 

・相手に対しては『承知しました」「弁護士と相談します」のみで対応

訴えないでください、本当に訴状を送ったんですか?などと怖がるそぶりを見せたら相手の思うつぼです。

気にも留めていないように事務的に処理をするのが良いと思います。

弁護士さんにもそのように助言を頂きました。

 

また前も言いましたが、相手の発言に異議を唱えて感情を逆撫でることも避けるべきかと。相手がどういう手を使ってくるかわかりません。

 

 

・住まいるダイヤルで電話相談

住まいるダイヤルとは…

住宅の取得やリフォームに関するトラブルや不安を抱える消費者、事業者等に対して技術的問題や法律的問題まで幅広く相談に乗ってくれる窓口です。

(住宅だけでなく、私のようなアパート大家の相談にも乗ってくれました。)

 

相談の流れは

建築士との電話相談

→建築士・弁護士との専門家相談(要予約)

→(場合によっては)弁護士会による紛争解決手続き

という形。

 

私の事例で説明すると、まず建築士の方から今回のリフォームトラブルについて助言を頂けました。

 

具体的には相手方に工事費用の増減精算書を送るように指示し、追加請求の根拠をしっかり文書で求めては? とのこと。

恐らく今回の適当な業者は根拠を示せないだろうし、相手の主張が不当であることを証明する証拠になる。

また、相手にとっては面倒な要求となり、訴訟を抑止できる可能性がある。

ただ雑な形ででも出して来たら、それを持ってまた相談して欲しいと言われました。

 

この次は建築士と弁護士の3者で相談をしてもらえる個別相談に進みます。

相手との間に入って調停してくれるというわけではありませんが、このタッグはかなり強力な味方になるのではないかと思います。

 

ちなみに私はまだ増減精算書を送れと業者には言っていません。

 

今回の相手の場合は適当にでも増減精算書作ってくると思ったので、抑止力にもならないと考えたためです。

またこの時点で他に良さそうな弁護士さんに出会えていたため、個別相談に進む必要はないと考えたからです。

 

 

・火災保険の弁護士費用特約にて事故受付の相談

 

ふと、火災保険に弁護士費用を補償する特約があったことを思い出しました。(住宅修理トラブル弁護士費用特約:悪質な修理業者とのトラブルを解決するために弁護士に支払う費用を補償する特約)

 

弁護士さんに裁判を担当頂くところまでいかずとも、基本的に弁護士相談は30分5000円とかそれくらいの金額が設定されています。

 

相手へのLINEの返信などで裁判で不利になるような発言をしないように早めに弁護士さんのアドバイスを頂きたかったですが、訴訟されるかもわからない状態で、自腹で相談費用を払うのはなかなか迷うもの。

 

火災保険ではこのような相談費用も補償されるようです。

ですので火災保険の事故受付センターに電話し、トラブルの概要と弁護士費用が対象になるかを事前に確認を取りました。

※事前確認をせずに弁護士さんに依頼すると補償の対象にはならないので注意が必要です。

 

 

実際にまだこの特約を使うに至っていませんのでどの程度の費用が補償されるのかはわかりませんが、保険会社の紹介する弁護士さんを相場と考えて費用を補償するとのことでした。

(自身で弁護士さんを探してもいいですが、保険会社の弁護士さんの相場を超過する場合は自腹となる)

 

今回の私の事例も補償対象になるとのことで、具体的に訴訟に発展したら連絡ください とのことでした。

 

 

・リフォームなどの請負契約に関するトラブルに強い弁護士さんを探して電話相談

 

弁護士さんを見つけるのはなかなか難しいです。そもそも自分の居住エリアで探すべきなのか、トラブルがあった場所で探すべきなのかが分かりませんでした。

自宅近くの弁護士事務所に相談を申し込んでも請負契約上のトラブル(リフォームトラブル)に関しては専門ではないので他を当たって下さいと断られたりしました。

 

 

私の場合は以下のように相談先を見つけました。

この悪徳業者がやりっぱなしにした工事の続きを他の業者さんに依頼し、ついでにトラブルについて話しました。

すると懇意にしている弁護士がいるので紹介しますよと言ってくれました。

 

 

リフォーム業者は依頼主とのトラブルは少なからず経験するものなのか、弁護士さんとつながりもあるのでしょう。

 

リフォーム関係のトラブルで弁護士さんを探すならリフォーム業者に聞いてみるのが手っ取り早いかもしれません。

 

 

ちなみにこの弁護士さんが関与した事例では依頼主が業者の施工不良を訴えるパターンが多く、私のように業者側からくるパターンは少ないのだとか… 普通そうですよね。。

 

 

・裁判の仕組みを調べる

少額訴訟ってなんぞや、まずそこから普通の人は知りませんよね。

私もそこから調べました。通常訴訟との違いや少額訴訟を安易に相手にさせないための抑止力となる方法については過去のコラムで書いておりますのでそちらをご確認ください。

 

過去コラム

2025.4.6  内装業者『訴状を送るから住所教えろ』→実際に届いたものとは

 

 

・その他、証拠をまとめておく、他の業者のセカンドオピニオンを聞いておくなど

 

これは当たり前ですが、過去のLINEのやり取りなどをしっかり目を通しておきました。こちらが間違った証言をして不利にならないように。

 

また、本当に自分の主張が正しいものなのかを確認する意味で、他の業者さんに施工後の現場や写真を見せるなどして相談に乗ってもらいました。

 

 

またChatGPTにも客観的にトラブルの内容を伝え、どちらの主張が筋が通っているか聞いたりもしました。(ChatGPTも私の肩を持ってくれましたが…笑)

 

 

いかがでしたでしょうか。

なかなかあることではないですが、なかなかないからこそ、いざとなったときに適切な対処ができるように、その一助となれば幸いです。

 

 

私の事例については現在進行形であり、一体どうなるか私にもわからない状況です。何も起こらず終わってくれればいいのですが、、、

訴訟に発展したほうが読者の皆様には役に立つお話をお届けできると思いますが、私はそこまで身体を張りたくありません…笑