前回のつづき。

ロクに調べもせず(3点セット見ただけ)、なーんも考えず入札した土地。

開札の日を楽しみにまっていました。

 

そして開札当日。。。

 

 

?????

 

「オレ一人?」

 

無事競落です!!!

しかし、あんなに簡単な案件で入札者が自分一人って・・・

「ありえん!!」

僕は自らの競売経験からしてもそう思ったと同時に嫌な予感w

 

そうして常に嫌な予感はあたるもの。

競落して数日後。。。

 

一つの郵便が届きました。

 

やけに達筆な毛筆で!!

その時点で普通じゃ無い感じをかもしていた封筒をおそるおそる開けるとやはり達筆毛筆でこう書かれていました。

「私は○○××▽といいます。アナタが落札した土地を買い戻したいと思います。私は元の所有者です。〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜今回の件はあなたの決断にかかっています。あなたの決断によって物事の進む方向が決まります。あなたの自宅に伺いますので都合の良い日時を早急にご連絡ください」

 

まあ、普通の書き方ではないな。と思った僕はまず

「家に来んなよボケ!

と思ったことは言うまでもありません。

と、同時にこの書き手は脅したいんだろうけど何かの証拠になって不利にならない程度に文面を書いている感も感じましたし、嫌な予感と面倒くさくなる予感で満載でした。

 

まあ、じっとしていても始まらないので事を進める前に情報収集です。

 

そこで翌日に対象物件の土地に行きました。初めていきました。アホです。

そうです。通常は現地も行って、周囲の皆さんに情報収集するのが当然なんですが、生来生まれ持った「なんとかなるさ」の才能をふんだんに持ち合わせている僕の性格が

「現地にイク」

ということを許しませんでした。

 

そうしてナビとお話しながら現地にいきました。

そこで奇妙なものを目にしたのです。

 

3点セットの写真ではただの土地でした。

 

しかし、現地は「畑」が完成してました。元の持ち主(恐らくそういった系の法律に詳しい)が占有して事態を複雑化して有利に事を進める為にしたのでしょう。

 

しかもそれだけではありませんでした。

 

大根やらなにやらウマそうなお野菜さんに紛れて似つかわしくないものが植わってました。

 

包丁

です。

しかも「刃」が上の状態で。よく見ると土地の入り口に包丁がキレイに5本植わっており、「侵入してくんな!」感を演出していました。

 

「こいつ、包丁とお野菜の区別もつかないの、か!?・・・」

 

コイツはきっと相当の「アホ」に違いない・・・

そう考えた僕は「ご近所さん」ならいろいろ知っているに違いない!と考え、情報収集をすることにしました。ついでに、隣接しているご近所さんに土地を売れれば高値で買ってもらえるケースが多いので「一石二鳥」と思い、行動にうつしました。

つづく