皆さん、こんにちは!パテント大家ATSUSHIです。
本日はプロパンガスのお話です。プロパンガスを導入されている大家の皆さんにおいてはご存知の方も多いかと思いますが、2025年4月からプロパンガスに関する法改正が行われ、「三部料金制の徹底」が義務付けられました。
都市ガスとLPガスでは、LPガスはガス代が高いと言うことで、入居希望者が部屋を選定する上では、やや不利な面がありました。
しかしながらその一方で、大家にとっては設備面で色々なサービスを安く、場合によっては無償で受けることができ、都市ガスエリアでも、あえて物件をLPガスで建築するケースも多かったようです。
また、都市ガスの築古物件においても、LPガス会社の売り込みで好条件のサービスを提示され、都市ガスからLPガスにあえて変更した事例もよく見聞きしました。
ちなみに、私が保有している神奈川県内のとあるアパートに関しては、使われていない都市ガスのメーターが設置されております。こちらの物件も、前オーナーが都市ガスからあえてLPガスに切り替えたようです。
しかし、これまで、LPガスとは全く関係のない、大家がLPガス会社から受けているサービスに関する費用等が、消費者にとって不透明な形で、入居者さんの毎月のガス料金に上乗せされ、回収されているという現状がありました。
そこで、それを是正するため、2025年4月から、以下の措置が講じられることになりました。
1.基本料金、従量料金、設備料金からなる三部料金制( 設備費用の外出し表示)の徹底
2.電気エアコンやインターホン、Wi-Fi機器等、 LPガス消費と関係のない設備費用のLPガス料金への計上禁止
3.賃貸住宅向けLPガス料金においては、 ガス器具等の消費設備費用についても計上禁止
※上記1は新規契約・既存契約ともに適用。 2、3は新規契約のみ適用(既存契約は早期移行努力義務)。
このような状況の中、なんと!!!
つい先日、LPガス仕様の給湯器が壊れました。。。
今までであれば、故障時も管理会社通じて修理を依頼すれば、無償で修理、また交換が必要なら、無償で新品に交換されていました。
しかしながら、今回も今まで通りに対応を依頼しましたが、前述の法令化で・・・
有償ということになってしまいました。。。
これまで、プロパンガス会社とは極めて良好な関係で、とても良くしてくれていたので、今回ももしかして?!と淡い期待もあったのですが、法令化に則って、やはり無償での対応はしてくれなかったのでした。。。
なお、私の保有物件に関しては(私が管理を協力している父の物件は除く)、11部屋がプロパンガス会社から給湯器が提供されております。今後、それらすべてを大家負担で有償で更新していくとなると・・・これまで無償であった分、私のような小規模大家でも、ため息ものですね。。。
しかし、賃貸住宅経営は金融緩和以降も新築は増加し、受給バランスで供給過多のトレンドは変わっていません。これらの経費増も、家賃に即転嫁することもなかなか難しく、大家を取り巻く環境というのはやはり厳しいものがありますよね。。。
しかし、弱音は言ってられません!引き続き、大家業に邁進していきたいと思います!大家の皆さん、共に頑張りましょう!
以上、本日はプロパンガスの法改正と、法改正後に給湯器が壊れてしまったお話でした。本日も最後までまお読みいただき、ありがとうございます!
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